« 日経MJで第三のビールを特集、節約志向に乗る! | Main | ヤマザワ、2009年3月期決算、増収減益、厳しい決算! »

May 18, 2009

Chain Store Age、5/15号、ガムのPI値分析記事を投稿!

   チェーンストアエイジ、5/15、最新号にガムのPOSデータ、PI値分析を投稿した。前回、4/15号ではそのさわりのコラムを投稿したが、その続編である。POSデータはTOPNAVI-NET提供の約400店舗の1年間の膨大なデータである。1年間のデータを分析するのはかなりボリュームがあり、まとめるのにひと苦労した。客数(レシート枚数)も延べ、約2億6千万人であり、これだけの客数でのPI値分析は初めてである。述べ1億人までは経験があるが、2億人以上は私にとっても未知の世界であり、それなりの結果がでるのか不安だったが、これまでの数ケ月ぐらいの分析よりも、より安定したPI値分析の結果となったと思う。

   今回は、特に、ガムのベストバランスというキーワードがテーマである。述べ客数が約2億6千万人ということでもあり、まさに、現状の日本の消費者のガムの消費実態を表しているといえ、ここから得られるPI値分析結果は、ガムのマーチャンダイジングを考える上において基盤となる結果を導けたのではないかと思う。ちなみに、ここでいうベストバラスとは、重点商品と品揃えのバランスに加え、新商品と定番商品のバランスのことである。今回の投稿記事の最後に、そのベストバランスのイメージ図を数値を加えて示しているので、これをもとに、現状のガム売場との比較をすると、今後のマーチャンダイジングの改善に即つながると思うので、ぜひ、実践に活用して欲しいところである。

   今回は、さらに続編が続く予定であり、実際のガム売場のチェーン店での分析をする試みである。現在、そのチェーン店を投稿記事の中にもあるが、募集しており、私が自ら、PI値分析をさせていただくので、ぜひ、興味のあるチェーンのバイヤー、店長の方は検討してみていただければと思う。もちろん、ベースは、今回の結論、ガムのベストバランスと比較し、その違いを明確にし、さらに、数値改善ができるマーチャンダイジングの仮説を導き、実際に検証してみる予定である。

   そのため図1の恒例の重点商品を導くPI値分析の一覧表をより、詳しく解説しているので、参考にして欲しい。今回は特に、新商品とのベストバランスということもあり、各ランクごとの新商品の内訳を明示しているので、新商品と各ランクの中での位置づけ、そして、全体の中での位置づけがよく理解できると思う。

   結論からいうと、ガムの重点商品は約500品強の中でわずか27品であり、その売上構成比(金額PI総店)は39.7%、約40%であるということである。しかも、この中に10品新商品が入っており、新商品を重点商品の中でどう位置づけるか、そのバランスが極めて重要であるいうことである。さらに、残り、約60%は品揃え商品であり、しかもその品揃えは膨大な数があり、その膨大な品揃えから、新商品を含めて、限られた売場スペースの中でどこまで品揃えするかがポイントとなる。そして、その入れ替えをどのくらい、どのようなタイミングで実施するかが、もうひとつのポイントであり、その最適バランスを追求することが、まさに、ガムのマーチャンダイジングそのものであるということである。

   今回の投稿記事の中に、ABCランクの重点商品全品を図2で掲げているので、参考にしていただければと思う。この重点商品のリストと現状の売場を照らし合わせるだけで、簡単なガムの診断もできるので、即、実践に活かして欲しいと思う。いくつか注意点であるが、本文の中でも触れているが、Aランクが客数PI値、金額PI扱店最高の商品であり、見事に、ボトルガムのオンパレードである。ガムは金額PI値で見る限り、完全にボトルガムの市場となったといえよう。

   ちなみに、5/15の日経MJに、「やわらかガム若者つかむ、ロッテ、「フィッツ」5割増産」という見出しの記事が掲載された。そのフィッツが同じ、日経MJの新製品週間ランキングに載っているが、金額PI値は121円であり、発売当日が、200円強であった。今回の図2の重点商品の数字と比べると、200円はトップクラスであり、121円はやや重点商品を下回る数字であるが、新商品としては勢いのある数字であり、今後、増産がはじまり、金額PI値200円前後で落ち着けば、Aランクに入ることが予想される現状といえよう。

   そして、図3では、冒頭にも述べたが、今回のPI値分析結果を踏まえて、ガムのベストバランスのイメージ図を掲げてあるので、現状のガムのマーチャンダイジングをこれをもとに、自社のデータと照らし合わせて比べてみて欲しい。素直にPI値分析のデータを解釈すると、このようなイメージに自然落ち着くのではないかと思う。

   このように、今回のチェーンストアエイジのPOSデータのPI値分析はガムの過去1年間を取り上げてみたが、膨大な新商品が毎月毎月登場するガム市場であるが、新商品に目を奪われると、顧客が安定的にリピート購買している重点商品の管理がおろそかになり、結果、ガムの売上を落としかねないことになる。マーチャンダイジングはバランスが命であり、再度、今回のガムのPI値分析結果をもとに、自社のマーチャンダイジングの最適バランスを導き出し、数字改善につなげてもらえればと思う。

有料版プレミアム、決算と新MD特集!今週の内容!   お申し込みはこちら!
週間!食品スーパーマーケット最新情報、まぐまぐ  資料集
Mixi(ミクシィ)に食品スーパーマーケット最新情報のコミュニティを創設!

May 18, 2009 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Chain Store Age、5/15号、ガムのPI値分析記事を投稿!:

Comments

Post a comment