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October 04, 2009

食品スーパーマーケット、株価速報、10/2、厳しい情勢!

   日経平均が10/2、急落、前日比-246.77円安(-2.47%)、9,731.87円となる厳しい株価となった。日経平均はここ数日10,000円前後で推移していたが、10/2、とうとう10,000円を大きく割り込み、7/22以来の2ケ月ぶりの安値となった。 この流れを受けて、食品スーパーマーケット業界の10/2の株価であるが、騰落率が-2.0%以上下がった企業を見ると、バロー756円(-5.50%)、マルキョウ500円(-4.76%)、CFSコーポレーション564円(-3.75%)、九九プラス96,600円(-3.30%)、原信ナルスH1,008円(-3.07%)、マルヤ102円(-2.85%)、ベルク829円(-2.35%)、オークワ974円(-2.30%)、大黒天物産1,999円(-2.24%)、ハローズ686円(-2.00%)である。

   逆に、この10/2に2.0%以上、上昇した食品スーパーマーケットの株価であるが、マミーマート1,260円(+2.85%)、1社であり、1.0%以上も平和堂1,239円(+1.55%)、1社のみである。さらに、0.0%以上を見ると、関西スーパー807円(+0.49%)、イズミヤ488円(+0.41%)、エコス606円(+0.16%)、天満屋ストア770円(0.00%)、アオキスーパー895円(0.00%)、マックスバリュ北海道1,570円(0.00%)である。10/2、上昇したのは、全部で8社であり、これ以外の食品スーパーマーケットはすべて、この10/2、株価を下げており、厳しい株価であったことがわかる。ちなみに、東証1部では値下がり銘柄1,508社に対し、値上がりは131社、横ばい45社であるといい、食品スーパーマーケットだけでなく、全体も10/2は極めて厳しい株価であった。

   では、株価が急落した10/2を含め、ここ最近厳しい状況が続いている株価であるが、このような中でも、株価が上昇トレンドである食品スーパーマーケットを25日移動平均をもとに見てみたい。No.1はアークランドサカモトである。10/2現在1,159円(-0.08%)であるが、25日移動平均は8.11%であり、小売業上場企業約350社の中でも5位と、トップクラスの伸び率である。特に、9/18に公表されたアークランドサカモトの中間決算が、減収とはなったが、2桁の増益となり、これを投資家が好感したためであると思われる。実際、チャートを見ても、9/18以降株価は上昇しており、それまでは1,050円前後でもみ合っていた株価が、一気に上昇をはじめ、9/28には年初来最高値となる1,167円をつけた。アークランドサカモトは通期も同様に減収が見込まれるものの、大幅な増益となる予想であり、今後も注目の株価といえよう。

   No.2は大黒天物産であり、10/2現在1,999円(-2.24%)であるが、25日移動平均は6.72%と高い。チャートを見ても、9月以降株価は急上昇しており、10/1には2,090円と、年初来最高値をつけており、26週移動平均も18.14%と長期的にも株価は上昇トレンドである。ここ最近の開示資料はないが、2009年5月度の決算は過去最高の増収増益であり、来期、2010年5月期も増収増益の好決算予想であり、小売業界が厳しい経営状況にある中、投資家からの期待が集まっているものと思われる。

   No.3はヤオコーであり、10/2は3,220円(-1.22%)であるが、25日移動平均は4.71%と高く、チャートもきれいに右上がりの株価となっており、特に、9月以降は、その角度が急で、ここへ来て、売買高も増えている。7/30に公表した2010年3月期の第1四半期決算は減収とはなったが、堅調な増益となり、厳しい消費環境の中でも利益を確保しており、高収益への投資家からの期待が高いものと思われる。

   以上がベスト3であり、極めて高い25日移動平均である。そして、No.4以下であるが、ここからは、25日移動平均が1.0%を切っており、これまでのベスト3と比べると株価の上昇トレンドは低くなる。No.4はOlympicであり、10/2現在604円(-1.30%)であり、25日移動平均は0.83%である。Olympic は26週の長期トレンドが-0.65%と、マイナスであり、チャートを見ると、ここ最近は株価が上昇しているが、それ以前は大きく下げており、以前の水準にやっともどった状況といえよう。No.5はユニバースであり、10/2現在、1,495円(-0.59%)であり、25日移動平均は0.33%である。ただ、ユニバースは26週移動平均が20.46%と、極めて高く、約1ケ月以上1,500円前後で株価は推移しているが、長期的にはきれいに右上がりのトレンドであり、投資家が小売業では最も注目している株価のひとつといえよう。

   ついで、No.6はハローズであり、10/2現在686円(-2.00%)、25日移動平均は0.29%、No.7は丸久であり、10/2現在926円(-1.06%)、25日移動平均は0.10%、No.8はCFSコーポレーションであり、10/2現在、564円(-3.75%)、25日移動平均は0.00%である。そして、No.9がイオン九州であり、10/2現在1,260円(-0.15%)、25日移動平均は0.00%である。以下、25日移動平均が-となり、この9社が、プラスとなった食品スーパーマーケットである。

   このように、10/2の株価はほぼ全面安となり、日経平均も9,800円を切る厳しい株価となり、ほぼ全面安の状況となった。また、この10/2だけでなく、ここへ来て、この数週間、株価も厳しい状況となっているが、そのような中でも、ここに上げた8社は比較的堅調な株価である。特に、No.1のアークランドサカモト、大黒天物産そして、ヤオコーは上昇トレンドが強く、食品スーパーマーケット業界の中では注目の株価といえよう。また、それ以外の25日移動平均がプラスとなった食品スーパーマーケット6社も、ばらつきはあるが、株価の動きは比較的堅調な動きといえよう。今後、中間決算が続々と公表される予定であるが、その結果が株価にどのような影響を与えるか注目である。

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