東日本編、食品スーパーマーケット新店情報!
12/1、経済産業省から、大規模小売店舗立地法にもとづく、2009年10月末現在の小売業の大規模店舗の新規出店予定の状況が公表された。この法律は、店舗面積が1,000平米(約300坪)以上の小売店舗を大規模小売店舗と政令で定義しているため、それ以上の小売店舗を新設する場合には各自治体へ届け出が必要となる。そこで、この中から、食品スーパーマーケットのみを抽出し、10月末時点の日本全国の今後の食品スーパーマーケットの新店予定を見てみたい。なお、この10月末時点で届け出された大規模小売店舗は265件であり、その内、食品スーパーマーケットが101件である。そこで、今回は東日本と西日本の2回に分けて取り上げてみたい。まずは、東日本編47件すべての食品スーパーマーケットの出店予定を見てみる。
北から見てみると、北海道では、コープさっぽろ恵み野店791坪(2010/3/15)、コープさっぽろ岩見沢店971坪(2010/4/11)、ダイイチ(2010/6/16:帯広)と3店舗がオープン予定である。いずれも来年春から夏にかけてのオープン予定である。ダイイチはホームセンターホーマックとともに、ショッピングンセンターでのオープンとなる。東北では、ヤマザワ塩釜中の島店1,218坪(2010/2/2)、ヤマザワ富の中店756坪(2010/1/2)、よねや角館店503坪(2009/12/23)、ヨークベニマル、メガステージ田村1,815坪(2010/1/23)、ヨークベニマル(仮称)泉・野村パーク1,335坪(2010/6/2)の5店舗である。売場面積は総売場面積であるので、自社の食品スーパーマーケット以外にも、衣料、専門店、テナント等が入るため、かなり、食品スーパーマーケットとしては、大きな面積となっている。こう見ると、東北では、来年も、前半は、ヤマザワ2店舗とヨークベニマル2店舗のオープンが予定されており、積極的に両食品スーパーマーケットが出店をしてゆくものと思われる。
次に、関東を見てみたい。経済産業省では関東に東海、信越も入るため、全部で25店舗となる。都道府県別に見ると、東京都では、(仮称)オーケー多摩南大沢店586坪(2009/12/17)、スーパーアルプス、(仮称)コピオ羽村店1,634坪(2010/2/13)、コープとうきょう485坪(2010/2/18)、ヤオコー青梅今寺店872坪(2010/2/20)、(仮称)ライフ・葛飾奥戸店1,512坪(2010/3/1)、(仮称)サミットストア三鷹台店549坪(2010/5/9)、(仮称)ライフ神田和泉町店569坪(2010/6/1)と7店舗である。オーケーのみ年内オープン予定であるが、それ以外の6店舗は来年前半の予定である。東京都にはかなりの食品スーパーマーケットがあるが、意外に来年前半までの新規出店は少ないといえよう。
ついで、東京都以外の関東を見てみると、埼玉県では、ヤオコー所沢美原店572坪(2010/1/30)、ヤオコー草加原町店806坪(2010/5/31)、マミーマート川口市芝店528坪(2010/6/2)、スーパーアルプス飯能美杉台店678坪(2010/6/30)、オーケー浦和原山店691坪(2010/3/1)、の5店舗である。地元ヤオコーが積極的な新規出店といえよう。神奈川県では、三和899坪(2009/12/15:港北区)、東急ストア4,008坪(2010/4/1:戸塚区)、東急ストア493坪(2010/1/28:都筑区)の3店舗、千葉県ではサンベルクス530坪(2010/3/31)、ベイシアいすみ大原店1,586坪(2010/6/2)の2店舗であり、茨城県では、とりせん大沢店558坪(2010/1/30)、カスミ瓜連店1,027坪(2010/3/31)、セイミヤモールかすみがうら955坪(2010/5/4)、ヨークベニマル水戸浜田店609坪(2010/6/29)の4店舗である。そして、栃木県ではたいらや、アクロスプラザ足利900坪(2010/2/16)、群馬県では、ヤオコー桐生境野店808坪(2010/3/1)のそれぞれ1店舗づつである。首都圏は東京都7店舗、埼玉県5店舗、神奈川県3店舗、千葉県2店舗、茨城県4店舗、群馬県1店舗、栃木県1店舗の合計23店舗となる。
そして、首都圏以外の関東管轄地区であるが、長野県がいちやまマート諏訪店685坪(2010/4/12)、(仮称)バロー上田秋和店533坪(2010/5/17)の2店舗、新潟県が原信2,138坪(2010/3/4:アクロスプラザ長岡A街区)、原信近江店632坪(2010/2/9)、ウオロク966坪(2010/2/1)の3店舗、静岡県がバロー静波店530坪(2009/12/21)、バロー大坪店446坪(2009/12/10)、マックスバリュ東海静岡曲金店685坪(2010/3/10)の3店舗である。
最後に、中部地区であるが、バロー岩倉店416坪(2009/12/21)、(仮称)バロー東海名和店870坪(2011/4/21)、(仮称)フィールやなべ店555坪(2010/5/10)、(仮称)フィール春日井南店900坪(2010/5/30)、マックスバリュ中部3,890坪(2010/2/1)、バロー相木店2,864(2010/6/8)、バロー堀越店868坪(2010/3/8)、ヤマナカ則武店497坪(2010/4/1)と8店舗である。バローが積極的な出店であり、関東管轄区域で7店舗と、東日本では最多店舗数である。
このように、2009年10月現在、1,000平米以上の今後の食品スーパーマーケットの東日本の出店状況であるが、北海道・東北8県、首都圏23件、東海・信越・中部16件の合計47件となる。10月現在であるので、来年前半までの状況であり、後半はまだ今後、続々と届けが出されるものといえ、年間では、この2倍近い出店となるのではないかと予想される。また、今回の東日本編では、全47件の内、23県が首都圏、約50%となり、東京都、埼玉県、茨城県が多いのが特徴である。今後、ここに取り上げた食品スーパーマーケットが今年後半から来年前半にかけて順次オープンしてくるものといえ、各食品スーパーマーケットがどのような新店をオープンするか注目である。
食品スーパーマーケットのための決算分析、財務3表連環法Vol.4、詳細はこちら!
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