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January 01, 2010

MD力、今年は、さらに、掘り下げます!

   昨年8/17にはじめて「MD力って何だ!」をQ&A形式でリリースしてから、たくさんの方からお申込みをいただきました。その後、第2弾、「出店余力って何だ!」も、リリースし、多くの方からお申込みをいただいています。改めて感謝申し上げます。今年は、さらに、CF(キャッシュフロー)についても、「経営者心理って何だ!」と題して、有料版となりますが、近々にリリースの予定です。これで、食品スーパーマーケットのための財務3表連環表、P/L、B/S、CFすべての基本解説書が揃うことになります。

   財務3表連環表は、食品スーパーマーケット決算公開企業約50社の2009年度決算をもとに、P/L、B/S、CFを、食品スーパーマーケットの経営にとって、最重要課題であるMD力(マーチャンダイジング)、出店余力、経営者心理の観点から主要指標をそれぞれの連環度合いを考慮しながら、一覧表にまとめたものです。現在、改定を重ねVol.4となっており、より見やすく、使いやすく、そして、Excelですので、加工しやすく工夫を重ねています。今期決算は、食品スーパーマーケット業界は1月から始まりますが、ほぼすべてが出揃うのは6月前後となりますので、2010年度版のリリースは2010年6月前後を予定しています。2009年度版との比較も含め、内容の充実をはかりたいと思います。

   さて、今回、「MD力って何だ!」をリリースしてから、様々なご意見を頂戴しました。その中で特に強く感じたことは、MD(マーチャンダイジング)への関心の高さです。今回解説したMD力は、食品スーパーマーケットのP/Lから導くことができる商品売買を通じて得られる利益のことを指しています。実は利益には様々な利益があり、P/Lにも営業利益、経常利益、当期純利益があります。また、食品スーパーマーケットでは、粗利のことを利益と呼ぶ場合もあります。したがって、利益が何を指すかを明確に定義しないと混乱が生じることになり、特に食品スーパーマーケットでは、MDが経営の根幹であることから、MDから得られる利益をどう定義するかが重要な課題となっています。

   そこで、今回、P/Lから導くことができるMDから得られる利益として、通常のP/Lでは算出されていない新たな計算式を導入し、MD力を新たに定義し、改めて食品スーパーマーケット、決算公開企業約50社のMD力を浮き彫りにしたのが、財務3表連環表といえます。詳しい内容は、計算式、解説は、無料版ですので、「MD力って何だ!」をお読みいただくとして、ここでは、MD力によって、何が明確になるかを考えてみたいと思います。

   MD力はごく単純化すれば、粗利(売上総利益)-経費のことです。ここには不動産収入、物流収入等は入っていません。したがって、営業利益とMD力は、その点で利益の中身が違います。より、商品売買から得られる利益を正確に反映しているといえます。ここから、食品スーパーマーケットのMD戦略は4つのタイプに分かれます。ひとつは、経費最小、粗利最小というディスカウントタイプです。2つ目は経費最小、粗利最大という、高収益タイプです。3つ目は経費最大、粗利最大という、付加価値タイプです。そして、4つ目は経費最大、粗利最小というGMSタイプです。MD力から見ると、すべての食品スーパーマーケットはこの4つのどれかに分類されます。食品スーパーマーケットのMDが、この4つのタイプになることを明らかにしたのが、MD力の真骨頂ともいえます。

   ここまでが、昨年1年間の財務3表連環分析、MD力編の成果でした。無料解説版をお読みいただいた方は、ここまではご理解いただけたと思います。そして、新たな興味(疑問?)も同時に感じられたのではないかと思います。それは、この4つのタイプと食品スーパーマーケットの商品との関係です。なぜ、食品スーパーマーケットのMD(マーチャンダイジング)はこの4つに分類され、その商品政策、MDの結果ではなく、中身はどうなっているのかということです。

   そこで、今年は、この点について、深く掘り下げてみたいと思います。すなわち、MD力を高めるマーチャンダイジングとは何かについてです。マーチャンダイジングは食品スーパーマーケットの根幹の経営戦略ですが、食品スーパーマーケットの経営をトータルで見た場合、どの商品をどのように強化すれば、MD力を高めることができるかです。また、その戦略商品はどのようなカテゴリーで、その商品構成はどのように展開すれば良いか、さらには、最新のPI値の研究成果、ID-POSから見た場合、どのような商品戦略、顧客対応が考えられるかなどです。

   今年は、この食品スーパーマーケット最新情報のブログの中身をさらに充実させるだけでなく、ここに上げたような新たな課題、特に、MD力を掘り下げ、マーチャンダイジングの中身を商品1品1品、顧客1人1人にまで掘り下げてみたいと思います。本ブログ以外にも、様々な形で、情報発信をしてゆきたいと思います。

  改めて、あけましておめでとうございます。今年も、食品スーパーマーケット最新情報をよろしくお願いします。


食品スーパーマーケットのための決算分析、財務3表連環法Vol.4、詳細はこちら!
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January 1, 2010 in 経済・政治・国際 |

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