2010スーパーマーケット・トレードショー開催、2/8-2/10!
今年も(社)日本セルフ・サービス協会主催、第44回、2010スーパーマーケット・トレードショーが2/8(月)から2/10(水)までの3日間、東京ビックサイト(東ホール全館)で開催されている。私も2/9(火)の午後、参加したが、今年は、昨年の入場者を初日は上回ったという。2/8初日の正式な入場者は24,528名(前回初日:23,612名)とのことである。昨年の3日間の数字であるが、2月11日(水):23,612名、2月12日(木):28,755名、2月13日(金):26,111名、3日間合計:78,478名であるので、今年は、この数字を上回るかもしれない。展示会の出展者数は、1,135社、2,252団体と、過去最高の数字だそうだ。
実行委員会も錚々たるメンバーであり、実行委員長 (株)アークス 横山 清 代表取締役社長、副委員長 (株)ジョイス 小苅米 淳一 代表取締役兼会長、副委員長 (株)いちやまマート 三科 雅嗣 代表取締役社長のもと、株)あおき、 (株)いかりスーパーマーケット 、(株)イトーヨーカ堂 、小田急商事(株) 、(株)紀ノ国屋、(株)九電工、(株)ぎゅーとら 、(株)クイーンズ伊勢丹、(株)京急ストア 、(株)京成ストア、 (株)京北スーパー、 (株)シェルガーデン 、(株)スズキヤ、 相鉄ローゼン(株)、(株)阪食、東日本旅客鉄道(株)、北辰商事(株)、 (株)マミーマート、(株)ライフコーポレーション 、(株)リウボウストアから代表が加わっており、まさに、(社)日本セルフ・サービス協会、正会員465社あげての、一大イベントである。
実は、今回、私とチェーンストアエイジの千田編集長との対談映像が密かに流れていたこともあり、その確認の意味も含め、スーパーマーケット・トレードショーに赴いた。ブースは、リブネット社であり、その壁にかかった液晶テレビに確かに、映像が流れていた。約30秒ぐらいの内容であるが、昨年来連載中のガムのマーチャンダイジングの記事の内容をもとにした対談である。
さて、今年の目玉はGS1であろうか。入口を入って右奥のセミナー会場の前にGS1データバーコーナーが確保されており、そこで、GS1についての解説を行っていた。また、2/9には、財団法人流通システム開発センター斎藤静一氏のセミナーもあった。タイトルは、「食の安心・安全を目指す新しいバーコード、国際標準バーコード(GS1データバー)の概要と利用法」である。残念ながら、このセミナーを聞くことはできなかったが、斎藤氏のインタビュー内容等が公開されているので、それによれば、GS1とは以下のようなバーコードであるという。
まず、GS1データバーは、今年1月から、まだ段階的であるが利用が可能になったという。しかも世界標準であり、現在使いなれたJANから、30年ぶりに登場した新たなバーコードであるという。アメリカではすでに、導入がはじまっているが、日本では2014年にオープン利用となる予定であるという。ポイントは何といっても小さいことだ。これにより、これまで、果物や野菜のバラに中々うまく貼れなかったJANのバーコードが、GS1になると、球面状に貼り安くなり、果物、野菜、そして、口紅サイズのものにも貼れるという。これで、タッチキーにたよっていたバラの商品のPI値の把握も格段と上昇することになろう。
そして、二つ目のポイントは、斎藤氏によれば、「現状のバーコードは13桁で構成されているのに対して、「GS1データバー」は、最大数字74桁または英字41文字までの情報を表示することができます。従来のメーカー名や商品の種別表示以外にも任意で情報を追加して表示できるため、・・」とのことで、格段に情報量が増すだけでなく、自由に情報量を加えることができるとのことだ。消費期限切れ情報を入れたり、CO2使用量を表記することも可能であるという。さらには、同じ商品に日付を変えて入れたり、タイムセール情報を入れたりもできるという。商品管理だけでなく、販促にも使い道が広がるということである。
会場全体の状況であるが、メイン会場は大型ブースはイシダ、日進工業、東芝テック、シーピー化成、岡村製作所、寺岡精工、富士電機リテイルシステムズ、福島工業等が壁面に大きくブースを構え、その中に小型ブースが配置されるというレイアウトである。特に、小型ブースでは、約半部が食品メーカー関係、約半分が機器、資材、情報サービス関係であり、また、海外出店者も数社あり、まさに、食品スーパーマーケットを支える各企業の熱意が伝わってくる活気があった。食品スーパーマーケット業界も一大産業となりつつあるといえよう。
このように、第44回、2010年スーパーマーケット・トレードショーが開催されたが、今年のテーマは「創、ニッポン」であり、クラシ、ワタシ、アス、チカラ、キモチを創ることであるという。今期は、デフレの中、極めて厳しい経営環境となった食品スーパーマーケット業界であるが、今回のテーマ、「創」を実現し、今回出店した食品スーパーマーケット業界を支える各企業の支援を得て、2010年を乗り切って欲しいと思う。
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