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August 27, 2010

食品スーパーマーケット売上速報、7月度、101.0%!

   社団法人 日本セルフ・サービス協会から8/25、3団体合同 スーパーマーケット統計調査が公表された。この調査はオール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、社団法人 日本セルフ・サービス協会の食品スーパーマーケット業界3団体が合同で加盟企業への調査を実施、集計したものであり、現在、最も、信頼できる食品スーパーマーケット業界の売上速報である。この7月度は、実績速報回答企業数が264社となり、その内訳は、北海道・東北エリア 45社、関東エリア 67社、東海・北陸エリア 63社、関西エリア 36社、中国・四国エリア 37社、九州・沖縄エリア 16社であり、ほぼ全国に渡る。

   さて、その結果であるが、総売上高7,737.65億円(101.0%)となり、猛暑の影響もあったかと思うが、堅調な結果となった。今回の結果に関しては、8/25、オール日本スーパーマーケット協会で記者会見が行われ、社団法人 日本セルフ・サービス協会がTwitter中継し、記者会見の写真も速報されるなど、公表体制にも工夫が凝らされた。その記事のいくつかを紹介すると、「総売上高は、今月も前年クリア。猛暑の影響で、売上伸ばす。統計にはないが、個別報告では客数は微増。一品単価は下落傾向続く。景況感は一気に上向きに。」、「青果…相場高。スイカなど売れる。ナシ、桃などは苦戦。水産…鰻、鰹は好調、大衆魚が苦戦。惣菜…涼味が好調。」、「サミット…7月は100.2%。首都圏は売場面積が増えており、オーバーストア。」、「サミット…飲料は8月112%、増税前でタバコが伸びている。秋冬が売れてくれないと…。魚の相場が安定してくれないと売りにくい。」とのことで、臨場感あふれる公表となった。

   全体は101.0%であるが、さらに、部門別にこの猛暑の影響を強く受けたこの7月度の結果を見てみたい。まずは、生鮮3品から見てみると、青果942.89億円(売上構成比12.2%)、103.5%と好調であった。Twitterのコメントにもあったように相場高の影響もあったかと思うが、スイカなどが良く売れたようである。また、青果の売上高942.89億円は年間換算では1兆円を優に超える。したがって、食品スーパーマーケット業界全体では年間2兆円は超えていると予測でき、これは八百屋の約1兆円、直売所の約1兆円を優に超え、食品スーパーマーケットが青果ビジネスでは完全に主導権を確保しているといえる数字である。

   ついで、水産698.74億円(売上構成比9.0%)、98.9%とやや苦戦した。畜産726.06億円(売上構成比9.4%)、99.6%となり、生鮮3品では青果の1人勝ちとなった。そして、惣菜696.34億円(売上構成比9.0%)、103.5%となり、この7月度は青果と並び、伸び率No.1となった。また、売上構成比も水産、畜産とほぼ並び、惣菜が食品スーパーマーケットにとっては大きな柱となったといえよう。そして、一般食品・その他3,520.91億円(売上構成比45.5%)、101.8%、非食品合計1,152.69億円(売上構成比14.9%)、99.0%であった。非食品が意外に大きいといえ、この中には雑貨だけでなく、テナント等も入っていると思われる。また、一般食品・その他のその他に日配、菓子が入っていると思われ、ここも45.5%と大きな構成比となっている。

   こう見ると生鮮2品、水産、畜産が猛暑の中、苦戦したといえ、青果、惣菜が良く伸びた部門であったといえよう。一般食品・その他がもう少し伸びても良かったかと思うが、やや伸び悩んだといえる。ちなみに、エリア別で見ると、北海道・東北エリア101.9%、関東エリア 100.2%、東海・北陸エリア 101.3%、関西エリア 100.8、中国・四国エリア 101.9%、九州・沖縄エリア101.5%という状況であり、都心部がやや苦戦した結果となっているのが、この7月度の特徴といえる。また、今回の集計店舗数6,978店舗の平均的な店舗面積は510.87坪、平均売上高は1.10億円であるので、単純年間換算では13.2億円となる。

   なお、本調査では、景況感指数(DI:Diffusion Index)を同時に集計している。DIは50以上なら景気の現状や見通しが改善したとみる企業が多く、50以下なら厳しい見方が多いという指標である。その7月度の結果であるが、「売上に対する現状判断DIは、「増加」が「減少」を上回り55.0となり、前月と比べて7.6ポイント上昇した。見通しDIは、5.8ポイント上昇し、52.9となった。」、「収益率に対する現状判断DIは、「改善」が「悪化」を上回り51.3となり、前月と比べて5.8ポイント上昇した。見通しDIは、4.3ポイント上昇し、51.6となった。」とのことである。売上DI、利益率DIともに回復している。特に、グラフでこれまでの4ケ月間の推移を見ると、一目瞭然であり、7月に入り、大きな変化が見られる。

   このように、これで4ケ月目となった食品スーパーマーケット業界の3団体の売上速報であるが、現状の食品スーパーマーケットの実態を表す信頼できる統計になったといえ、食品スーパーマーケットにとっては実情を正確に把握するための貴重なデータといえよう。この7月度は猛暑の影響が色濃く出ており、青果、惣菜がその恩恵を受けたと思われる数字がでているが、この猛暑は8月度も続いており、次の結果もほぼ同様な堅調な数字が予想されよう。食品スーパーマーケット業界にとっては猛暑はやや追い風となったようである。

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