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August 11, 2010

西友、赤羽店、7/15リフレッシュオープンを見る!

   ここ最近、全国的規模で怒涛の改装に取り組んでいる西友が本社所在地にある基幹店舗、赤羽店(東京都)の店舗改装を実施し、この7/15にリフレッシュオープンした。赤羽駅から徒歩7、8分ぐらいの立地にあり、駅から歩いてゆくと、「Walmart」という白い大きい看板が1階に掲げられている。その横に赤に白地の「SEIYU、24時間営業」という看板が掲げられており、まるでWalmartの店舗かと見間違えてしまう入口である。それもそのはず、この入口は正面ではなく裏側であり、正面入口は反対側、しかも、Walmartの白い大きい看板の下の入口は、「ウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社」の入口であるからである。ここがウォルマートの日本の中枢、拠点であり、そこに、100%子会社の合同会社西友があり、西友本店があるからである。

   ちなみに、合同会社西友の業務執行社員も、代表社員もウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社である。現在、合同会社西友の最高経営責任者(CEO)の 野田亨氏は職務執行者であり、株式会社とは全く違い、すべての意思決定は法人のウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社が行う。これが合同会社の特徴であり、このような意思決定の仕組みを西友は選択し、合同会社という形態をとったといえる。これまでの西友は、当初は株式会社として事業を行っていたが、2009年4月に上場を廃止し、その後、ウォルマート・ストアーズ・インクの完全子会社となり、2010年2月に資本金1億円で合同会社となり、その後、2010年3月に、2010年2月に設立したウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社の100%子会社となり、現在に至っている。

   したがって、まだ、合同会社となって日は浅く、この5月にも、組織再編をしており、現在、ウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社と合同会社西友とはほぼ一体となった経営体制となっているといえる。たとえば、野田亨氏は、ウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社の最高経営責任者(CEO)であり、合同会社西友の最高経営責任者(CEO)でもある。同様に、スティーブ・デイカス氏はウォルマート・ジャパン・ホールディングス合同会社の執行役員EVP、最高執行責任者(COO)であり、合同会社西友の執行役員EVP、最高執行責任者(COO)であり、サム・ダン氏、青木岳彦氏、田村真由美氏も同様に、双方の役職を兼務しており、双方はほぼ一体となった経営体制であるといえる。

   さて、そのお膝元の本店、赤羽店が7/15にリフレッシュオープンしたが、オープン後約1ケ月後の先日、この店舗をじっくり見る機会があった。赤羽駅側から入ったので、「Walmart」という白い大きい看板をくぐるような雰囲気であり、西友に入るとより、ウォルマートに入るような錯覚を起こした。そして、入ってびっくり、いきなり、セルフレジ約10台とぶつかり、そこからパン売場、洋日配売場が展開されていた。少し進むと惣菜売場になり、まさに、ここがファストショッピングゾーンとなっていた。赤羽駅側からの入口ということもあり、すぐ食べられる商品とすぐ清算できるセルフレジを組み合わせたショッピングゾーンを意識的に作ったものといえよう。それにしても、これだけセルフレジを展開しているのは食品スーパーマーケットでは珍しく、しかも、かなりの方が使っており、びっくりである。

   実は、西友、赤羽店は2層となっており、ここが1階であり、もう1層が地下となっている。この1階では、惣菜、乳製品、パン、冷凍食品、酒、飲料、菓子、ギフト、雑誌を主に扱っており、生鮮食品はすべて地下1階での扱いである。その地下1階であるが、花、農産、水産、畜産などの生鮮食料品、豆腐、麺類などの和日配食品、調味料、インスタント麺などのグロサリー、くすり、化粧品、日用品、ベビー用品、ペットフード、キッチン用品、洗濯・清掃用品、自転車、文具、園芸用品、インナーウェアなどである。

   東京では売場面積が十分にとれず、2層となる食品スーパーマーケットが多く、何をどのように配置するかが極めて難しいが、西友、赤羽店はうまく2層を使い分けており、加工度の高いものは1階、セルフレジの近くに配置し、素材等加工度の低いものを集中的に地下に配置するというレイアウトをとり、これをエスカレータで結ぶという苦労の跡が見える店舗である。また、あらゆる商品が本当に安い。さらに、地下に降りて、びっくりしたのは、青果の平台がすべて多段式平台であり、日本の多くの食品スーパーマーケットが単純な平台が多いのに比べ、品揃え面、訴求面、そして作業面を考慮した合理的な作りとなっていたことである。今後、坪効率を引きあげるためにも、経費を下げるためにも、日本の食品スーパーマーケットとしても検討すべき合理的な平台であるといえよう。

   このように、西友、赤羽店がリフレッシュオープンで西友の最新店舗に生まれ変わった。ここはウォルマートの日本の拠点、そして、西友の本社でもあり、力のこもった、西友、そして、ウォルマートの強い意志、思いが感じられる店舗となったといえよう。ここ最近、西友の数字が上いていると聞くが、この店舗を見る限り、納得のできる売場であるといえ、今後の西友、そして、ウォルマートの日本での次の一手に注目である。

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August 11, 2010 in 経済・政治・国際 |

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