POS/RDS分析セミナー開催、10/8(金)!
すでに、ブログ、食品スーパーマーケット最新情報の左上に告知しているが、10/8(2010)にPOS/RDS分析セミナーを開催することになった。主催は財団法人 流通システム開発センター、協力は株式会社 マーチャンダイジング・オン(RDSのデータベースサービス企業)であり、私がメイン講師となるセミナーである。今回はじめてfree&freeのセミナーを開催する。セミナー受講料は無料(free)、小売業の方はRDSに参加いただければRDSの地域POSデータが無料(free)となるセミナーである。RDSには1店舗から無料で参加可能であるので、この際、free&freeを満喫して欲しい。
また、前回のブログで菓子パンの無料診断を取り上げたが、RDSデータをこれを機会に是非、体験してみて欲しい。すでに、クライアント数社で検証済であるので、自店のPOS分析では味わえないコクと深みを感じることができ、自店の菓子パンのマーチャンダイジングの課題が鮮明に浮かび上がるのではないかと思う。菓子パンは食品スーパーマーケットの全カテゴリーの中でも金額PI値が最高峰の商品であり、意外に、マーチャンダイジングの研究が遅れている分野である。したがって、改善効果も大きく、100店舗クラスのチェーンストアになれば、菓子パンだけで、年間1億円の改善も可能であり、全体への波及効果は高い。また、菓子パンは食品スーパーマーケットのマーチャンダイジングを学ぶ上でも、最適な商品のひとつであり、私自身が今回は丁寧に診断レポートをつくり、アドバイスするので、ご検討いただければと思う。
今回のPOS/RDS分析セミナーでは菓子パンも、もちろん取り上げるが、RDSのすべてのカテゴリーを対象とした内容になる予定である。食品スーパーマーケットでは、生鮮食品を含め、約300のカテゴリーがあるが、RDSはJANコードが主体であるので、この内約200ぐらいのカテゴリーが対象となる。一部JANコードの生鮮食品をはじめ、加工肉、冷惣菜、日配、食品、酒、菓子、・・等である。これらのまず全体像を示し、実際に食品スーパーマーケットの事例と比較し、どのカテゴリーに強みがあり、どのカテゴリーに課題があるのかを明らかにする。RDSデータは地区別にも集計されているので、自店と地区とのPOSデータでの比較ができ、より、実践的な内容となっている。
そして、この200のカテゴリーから、自店の最も強いカテゴリーを20、逆に最も課題のあるワーストカテゴリーを10、自動選定し、そこから、活性化の第1ステップに取り組めるような分析がなされている。基本、PI値理論にもとづきMD評価表形式でフォーマットが作られているので、金額PI値=PI値×平均単価、そして、RDSデータ特有の客数PI値が算出されており、自店のPOSデータとRDSデータとが比較検討できるフォーマットである。
特に、ベスト20、ワースト10のカテゴリーに関しては、最優先で単品管理に取り組めるように、全く同じフォーマット形式でSKUまで落とし込み、すぐにアクション可能なように設計されている。自店の取り扱い商品は金額PI値順、自店が取り扱っていない商品は客数PI値順に商品が並び、自店のPOSデータとRDSのPOSデータが単品ごとに金額PI値、PI値、平均単価で比較できるので、一目で強み、弱み、問題点が把握できると思う。今回の無料診断の菓子パンで見ると、約1,000SKUが縦に並び、壮観なMD評価表となる。
今回、これらすべての基本帳票、応用帳票の各種MD評価表も新たに、(株)マーチャンダイジング・オンと開発済であり、クライアントでも検証済である。したがって、現状のRDS参加企業はもちろん、今後、参加するRDS企業も今回のセミナーで公表するすべてのフォーマットが無料で活用可能となり、さらに、限られた時間であるが、今回のセミナーで公開するPOS分析の活用ノウハウも、このMD評価表があれば、十分に活かすことができるものと思う。さらに、今回は、POSデータを店舗改装に活かすノウハウも時間の許す範囲で公開する予定であり、盛りだくさんの内容となる。
セミナー終了後も菓子パンの無料診断は続ける予定であり、今回のMD評価表も要望をお聞きし、改善してゆく予定である。さらに、今回のフォーマットを活用した分析事例、実践活用事例等も可能な限り公開してゆく予定であり、このセミナーを機に自店のPOSデータにRDSデータを組み込み、自店の活性化を強力に進めていただければと思う。
POSデータは自店のデータだけを活用する時代から、今回も、見方を変えればクラウドを活用したPOSデータ分析であり、食品スーパーマーケットにとっては、新たなIT活用の時代に入ったといえよう。特に、今回は1店舗からRDSには参加が可能であり、すでに、数10店舗、数100店舗を展開し、情報システム、POS分析体制も整っている食品スーパーマーケットも1店舗から活用可能であるが、むしろ数店舗クラスの食品スーパーマーケットに活用していただきたいところである。自店のPOSデータだけではわからない品揃えはもちろん、単品ごとの売上アップの可能性(機会ロス)、発注の目安、地域の平均単価にもとづく値頃感、そして、最も重要な重点商品の選定、カット導入商品の決定、新商品の動向などをMD評価表からつかむことができ、今回のセミナーは、今後の自店の活性化に必ず役立つものと思う。
セミナー開催!(POS-RDS分析セミナー10/8、無料)
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