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October 11, 2010

家計調査データ、2010年8月度、最新!

   家計調査データ、最新、2010年8月度が10/1、総務省統計局から公表された。この8月度はまさに猛暑の影響がどう消費に影響を与えたか、また、この頃から徐々に意識されはじめた、たばこの数字がどう変化したかなど、気になる月である。特に猛暑は9月度も引き続き継続しているので、8月時点での動向が注目される。残念ながら家計調査データは集計結果が翌月の月末か、今回のように翌翌月の月初に公表されるので、現在10月に入ったが最新はこの8月度のデータである。

   さて、まずは、猛暑の影響であるが、総務省統計局では、家計調査データをトピックス的にテーマを決め、分析結果を新たに加えることがある。今月、8月度はまさに、そのトピックスとして、「猛暑により消費支出の増加に寄与したとみられる主な品目等」というレポートが加わっているので、これを参考に、猛暑の影響を見てみたい。
食料では、乾うどん・そば 9.8%(寄与度0.01% (冷麦,そうめんを含む)、梅干し34.9%(0.01%)、ゼリー16.4%(0.02%)、アイスクリーム・シャーベット21.5%(0.09%)、他の主食的調理食品9.8%(0.03%(冷やし中華,うどんセットを含む))、うなぎのかば焼き30.1%(0.03%)、飲料14.2%(0.21%)、ビール9.5%(0.05%)、発泡酒・ビール風アルコール飲料及び他の酒5.9%(0.02%)、飲酒代2.4%(0.01%)であったという。

   食料には外食も含まれるので、飲酒代も入っているが、飲料系統、アイスクリーム、梅干しと頷ける項目が多いといえる。結果、外食を除く食品は、2,037.32円(昨対98.6%)であり、これらが全体を押し上げるまでにはいかなかったといえよう。また、全体の消費支出も9,463.26円(100.8%)であり、あまり、個々の項目は別として、全体への影響は猛暑であったにも関わらず、消費には影響がなかったといえよう。

   参考に、食料以外の猛暑の影響を受けたと思われる項目であるが、電気代8.8円(寄与度0.28%)、電気冷蔵庫111.5%(0.24%)、エアコンディショナ13.8%(0.09%)、他の冷暖房用器具17.5 %(0.01%(扇風機を含む))、他の寝具類 18.6%(0.01%(タオルケットを含む))、タオル39.6%(0.02%)、ガソリン2.0%(0.04%)、浴用・洗顔石けん6.0%(0.01%(洗顔フォームを含む))、化粧クリーム5.8%(0.01%(日焼け止めを含む))、傘 23.7%(0.01%(日傘を含む))という結果である。食料を含めた合計の寄与度は1.20%であるので、その分の上昇はあったと思うが、それ以上に落ち込んだ項目があったということであり、やや厳しい消費であったといえよう。

   ちなみに、たばこであるが、32.71円(99.2%)であり、この8月時点ではまだ、たばこの駆け込み需要は発生していないといえよう。食品スーパーマーケットの実際のPOSデータを見ると、この頃から徐々にたばこの金額PI値が上昇しはじめ、9月度はとうとう全カテゴリーの中でNo.1となるなど、異常な状況であり、来月度のたばこの動向がポイントとなろう。

   では、食品について、さらに、8月度の消費の実態を見てみたい。まずは、大分類であるが、伸びたものは、飲料165.35円(111.2%)、酒類132.13円(102.9%)、調理食品283.94円(101.7%)、乳卵類108.84円(100.7%)、果物127.90円(100.3%)という結果であり、飲料、酒がNo.1、No.2であり、明らかに猛暑の影響といえよう。ついで、伸び悩んだものであるが、菓子類243.45円(98.6%)、油脂・調味料103.35円(96.4%)、野菜・海藻262.81円(97.8%)、肉類201.13円(94.9%)、穀類203.74円(93.3%)、魚介類204.65円(92.5%)という結果である。こう見ると、生鮮食品は果物以外は全滅であり、猛暑は水分、塩分関連以外生鮮食品を含め、厳しい消費環境であったといえよう。

   ついで、気になった項目を見てみたい。まず、穀類がほぼ全滅であり、特に、主力の米68.19円(87.4%)、食パン21.42円(93.0%)、他のパン 51.16円(96.1%)が厳しい状況であった。また、野菜が全般的に厳しい消費状況であり、ほうれんそう2.55円(78.2%)、はくさい1.29円(88.9%)、じゃがいも4.68円(81.9%)、さといも1.65円(89.5%)、だいこん3.58円(82.2%)、ごぼう2.10円(91.5%)、たまねぎ6.65円(90.4%)、れんこん1.58円(94.2%)という状況であり、野菜の入荷不足からの相場高の問題も大きかったといえよう。油脂・調味料も伸びたのは酢4.00円(115.9%)、ジャム3.29円(105.2%)、しょう油6.00円(101.6%)の3項目のみであり、これ以外は、食用油9.42円(90.4%)、マーガリン2.10円(85.5%)、食塩1.55 円(94.1%)、みそ5.32円(85.9%)、砂糖3.10円(89.7%)等軒並み厳しい数字である。

   また、伸びた分類の中でも、飲料では緑茶8.03円(87.7%)、紅茶1.52円(81.0%)、コーヒー9.58円(89.5%)、ココア・ココア飲料0.52 円(84.2%)、酒でも清酒13.48円(94.6%)、焼ちゅう17.42円(95.7%)、ワイン4.74円(93.6%)などは消費額が落ちており、すべてが良かったわけではなかった。

   このように2010年8月度の家計調査データの消費額は猛暑のプラス効果が期待された月であったが、結果はこれまで見たように、大きく伸びた項目もあったが、全体を押し上げるまでには至っておらず、食品は昨対98.6%と意外に厳しい数字となったといえよう。そして、問題は次の9月度、猛暑が引き続き継続した月であるが、8月度と比べどのような変化が見られるか気になるところである。

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October 11, 2010 in 経済・政治・国際 |

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