スーパーアークスエクスプレス、日経MJ3/7で特集!
いちご1パック295円(栃木産他国内産)、めばちまぐろ赤身(解凍)3サク795円、伊藤園おーいお茶緑茶、アサヒ烏龍茶6本入1ケース780円、1本135円、マルちゃん、赤いきつね、緑のたぬき、激めんワンタン、やききそば弁当12個入1ケース880円、1個80円、北海道産長いも2Lサイズ1本195円、原産国ロシアなんばんえび(解凍)500g、1パック595円、アサヒ三ツ矢サイダー350ml、24缶入1ケース1,000円、1缶50円、ハウスこくまろカレー190g、95円、北海道産たまねぎ2kg1ネット、280円、北海道産豚挽肉100g当り59円、マルカワ木綿豆腐、絹ごし豆腐300g、35円、ショッパーズプライスごはん3個パック200g×3、155円、フィリピン産バナナ、100g当り10円、メキシコ産牛バラカルビ味付焼肉用(冷凍)100g当り85円、丸大食品お徳用ウインナー800g、550円、タカノフーズおかめ納豆極小粒カップ3+1、30g×4、79円、クレシア、スコッティーフラワー、ティッシュペーパー160W×5個、175円、・・。
これは、スーパーアークスエクスプレスのみでの企画商品であり、3/6(日)、9時から12時までの朝のタイムサービス品である。人数制限、数量限定等の商品もあるが、これまでのスーパーアークスよりもさらに、価格訴求を目指したアークスの最新ディスカウント業態、スーパーアークスエクスレスの価格戦略の一旦といえる。このちらしの冒頭に、「安さ一直線!!、強烈サンデー」と銘打っているように、安さ一直線がスーパーアークスエクスレスの基本コンセプトである。スーパーアークス自信も十分に価格訴求がなされたディスカウント業態といえるが、それを下回るどころか、一直線に価格訴求をかけるという、ディスカントの2乗のような新業態といえ、ここまでするかという、価格に徹底的にこだわったディスカウントストアといえよう。
この店舗は昨年暮れ、12/16にオープンしたばかりの店舗であり、札幌市への大規模小売店舗立地法の届出によれば、店舗面積は2,103平米(637坪)であり、駐車場104台、駐輪場50台である。当所開店時刻は9:00であったが、7:00に変更、閉店時間も8:30であったが、9:45に変更しており、長時間営業の体制をめざし、強力なディスカウトで広域商圏を狙うだけでなく、近隣の早朝、夜間の来店頻度にも焦点を当てた、客数を最大限に増やす戦略といえよう。
日経MJの3/6の記事では、「通常のスーパーが集客のため一時的に打ち出す特売価格を長期間続ける。広域から集客することで薄利多売の実現を目指す。軌道に乗れば、道内の価格競争に拍車がかかりそうだ。」とのことであるが、このちらしを見る限り、一時的に打ち出す特別価格も迫力がある価格であり、十分、近隣の競合店にはインパクトがあるといえよう。この長期間の特売価格、いわゆるEDLP政策は、このちらしには掲載されていないが、日経MJの記事によれば、アタックプライスとして、すでに、約300品目を設定しているという。
このアタックプライス300品目は全体の取扱品目の4%に相当し、売上構成比では10%を超すというので、記事にもあるが主力商品、すなわち、かなりPI値が意識されて商品選定されているといえよう。記事の中でも、「アタックプライスの設定に当たっては、分野ごとの購買頻度が高い定番商品に絞りこんでいる。」とのことである。このアタックプライスで、特に好評なのが、青果のアタックプライスであるという。ホウレンソウ1束95円、キャベツ1玉95円と競合スーパーの半値以下であるという。ちなみに、食品スーパーマーケットで最もPI値が高い商品群は青果であるので、ここで、アタックプライスが打ち出せれば、顧客の支持を獲得することができるものと思われる。
それにしても、恐らく、北海道は日本の中でも極めて価格競争が激しい商圏になったのではないかと思われる。アークス自信がディスカウント業態、スーパーアークスのさらにディスカウントのスーパーアークスエクスプレスを開発せざるを得ないほど、厳しい価格競争の段階に入ったといえ、まさに、いまはあまり聞かれなくなった言葉であるが、カットスローコンペティーション(相手の喉を掻っ切るほど、激しい価格競争)の段階に入ったといえよう。しかも、トップシェアをとっているアークスが自ら、この競争をしけているといえ、勝負をかけたともいえる気迫のこもったアークス渾身の一手ともいえる。
このように、北海道でのトップシェアアークスが一段と価格訴求に踏み込み、「安さ一直線!!」を掲げたことにより、北海道全体が安さ一直線に突き進む様相を呈し始めたといえ、今後、かなり早い段階で、これまでかろうじて三つ巴が均衡していた状況が一気にはじける可能性が出てきたといえよう。アークスがこの新業態の2号店をいつ出店するか、さらに、既存のスーパーアークスがこれまでの価格ラインを引き下げるのかが、そのポイントとなろう。今後、北海道の食品スーパーマーケット業界が大きく動く可能性が高いといえ、競合各社の動向に注目である。
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