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June 12, 2011

食品スーパーマーケットで取り扱う商品の数!

    ここ最近、POSデータを分析する機会が多い。個別の食品スーパーマーケットのPOSデータはもちろん、RDS関連の各地域のPOSデータ、そして、ID-POSデータ等、様々なPOSデータを分析している。しかも、その量が半端ではなく、つい、最近も20万件を超えるPOSデータを分析した。当然、1日、2日では終わらず、何だかんだで1週間近くかかった。また、ID-POS分析になると、さすがに、パソコンでは歯がたたず、データウェアハウスがワンクッション入り、そこから、EXCELへ落とし、分析することになるが、それでも膨大なPOSデータの分析となる。

    結果、様々な成果が生まれつつあるが、興味深い事実が次々と発見される。その中で、特に、ここ最近関心をもっているものに、品揃えがある。POS分析は、通常カテゴリーを基本として分析してゆくことになるが、各カテゴリーは当然のことであるが単品で成り立っている。この単品をカテゴリーごとに見てゆくと、カテゴリーにより、商品の数が大きく違う。どのくらい違うかというと、少ないカテゴリーは数単品から数10単品で成り立っているが、多いカテゴリーになると、数千単品に及ぶものがある。もちろん、カテゴリーのくくり方によるところもあるが、それを差し引いても、こんなに商品の種類が豊富なのかと驚かされるカテゴリーが存在する。

    ちなみに、食品スーパーマーケットのPOS分析上のカテゴリーはどのくらい存在するかであるが、いわゆるJICFISコード分類では、食品(日配、一般食品、菓子、酒等)で約250、雑貨で約100、日用品で約150、化粧品で約70、医薬品で約70、合計650ぐらいとなる。食品スーパーマーケットでは通常、これに生鮮食品等が加わり、これらの膨大なカテゴリーを圧縮し、300カテゴリーぐらいで管理しているといえるが、それでも、かなりのカテゴリー分類である。

   そのカテゴリーの中で、今回、全国のPOSデータを分析する機会があったが、最も種類が多かったカテゴリーは約5,000単品のカテゴリーであり、しかも、この規模のカテゴリーがいくつか存在する。ここでの単品はSKU(Stock Keeping Unit)のことであり、同じアイテムの中でも大、中、小も分けて数えての合計である。また、本来、もっと、細分化した方が良いのではとも思うカテゴリーもあるが、JICFISコード分類では、意外に大雑把な分類もあり、それを入れての分類となる。

   さて、その5,000前後の単品をかかえるカテゴリーであるが、トップは、5,000強の半生菓子、ついで、同じく5,000強で僅差で漬物、そして、5,000弱の清酒である。この3つが食品スーパーマーケットの中で断トツに品揃えが多いカテゴリーである。ただし、これは全国のPOSデータであるので、地域性の強いカテゴリーほど、品揃えが各地でバラツキ、各地域では極端に多くはないが、全国で見ると品揃えが極端に増えるものもある。この3つは、いずれもその傾向が強いといえる。特に、漬物、清酒はその傾向が極端に強いといえ、各地での特産品、名品等があり、自然品揃えが全国的に見ると増える傾向が強いといえよう。また、半生菓子も、この中には、ケーキ、ドーナッツなどの洋の半生菓子から、まんじゅうなどの和の半生菓子も含まれており、特に、和の半生菓子は各地で独自に工夫があり、自然品揃えが増える傾向があるといえよう。ただ、これを加味しても、約5,000の品揃えはびっくりである。

    ついで、3,000前後の単品をかかえるカテゴリーであるが、果実酒(ワイン)、菓子パン、生麺・ゆで麺、和総菜、水産珍味、生菓子、米菓(せんべい)、キャンディ・キャラメルである。この中で、生菓子は、先の半生菓子と合わせると、8,000単品を優に超え、実質、これがトップといえよう。この生菓子にも洋、和が混在しており、特に、和ではだんごなどが入り、地域性が豊かなカテゴリーである、また、生麺・ゆで麺、和総菜、米菓(せんべい)も地域性が高いといえよう。一方、果実酒(ワイン)、菓子パン、キャンディ・キャラメルは比較的地域性よりも、品揃えが豊富なカテゴリーであるといえよう。

    そして、2,000前後の単品をかかえるカテゴリーまで見てみると、チョコレート、ビスケット・クッキー、焼菓子・油菓子、農産珍味、水産珍味、味噌、揚げ物、日本茶、焼酎(乙類)である。また、日用品ではボールペン、犬フード、調理器物、猫フード、化粧品ではフェイス用化粧品等である。ここまで来ると、食品以外のカテゴリーもいくつかあがってくるが、ボールペンはやや意外であるが、どこの文房具屋さんでも豊富な品揃えがあり、頷ける。

    このように、ここでは、実際のPOS分析から判明した約650のカテゴリーの中で単品の品揃えがSKUレベルで多いものをピックアップしてみたが、最大の品揃えは1カテゴリー約5,000単品が半生菓子、漬物、清酒であり、これが食品スーパーマーケットの全国的に見た場合のベスト3である。これについでは、3,000単品クラス、2,000単品クラスと続き、さらに、ここでは明示しなかったが1,000単品クラスになると、さらに、カテゴリーが増加する。POS分析は単品管理、絞り込みが基本のように思われるが、実は、この事例のような品揃えに注目し、その改善に活かすことも重要であり、特に、RDSデータ等を分析する際には、品揃えの改善に注目したPOS分析にトライして欲しい。

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June 12, 2011 in 経済・政治・国際 |

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