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November 01, 2011

ID-POS分析、小売業向けセミナーin福岡、終了!

   10/28、ID-POS分析、小売業向けセミナーin福岡が無事終了した。10/21のin大阪についでのセミナーであり、次は、11/10のin東京を残すのみとなった。今回のセミナーは食品スーパーマーケットに加え、ドラックストアも対象となっており、in福岡では、ドラックストアも比較的多く参加していた。ちょうど、私の次の講師がドラックストア関係の方でもあり、ドラックストアのID-POS分析についても触れることができ、興味深く、私にとっても、今後、ID-POS分析を研究開発してゆく上で、様々な知見を得ることができた。特に、セミナー終了後、将来の九州のドラックストア業界を担う若き経営者の方との交流会にも参加することができ、ID-POS分析はまさに次世代の経営者が活用してゆくことになるであろうと確信した。

   以前、本ブログにおいてもドラックストアで、いま最も注目されている商品、ロキソニンについて取り上げたが、本セミナーでも、ドラックストア関係の方が講演でロキシニンについて取り上げていた。それによると、ロキシニンは、スイッチOTC、第1類の商品であり、薬剤師のみが販売可能な商品であり、今年、スイッチ、すなわち、処方箋薬から、OTC医薬品、第1類に移ったとのことである。OTC医薬品の第1類はもともと医者が処方していた薬を、薬剤師が販売できるように、まさにスイッチした医薬品であり、第2類、第3類の医薬品は登録販売者でも販売できるが、この第1類は薬剤師しか販売ができない医薬品である。

   このロキソニンが注目されているのは、短期間で第1類のNo.1リアップに次ぐ、No.2に躍り出たことである。これは以前のブログでも月刊マーチャンダイジングで公表されたCCLのABCL分析でも触れたが、今回のセミナーでは、このロキシニンを様々な角度からID-POS分析した結果が公表された。

   その結果、ロキソニンは他の既存の鎮痛剤とブランドスイッチが極めて少なく、鎮痛剤というカテゴリーの中では、独自に顧客を育成してゆく商品であるとのことである。したがって、鎮痛剤全体の売上げアップに貢献しているという。また、誰がロキソニンを購入しているかを見ると、他の第1類の医薬品が比較的高齢者が多いのに対し、ロキソニンは比較的若年者が多いとのことで対照的な顧客層を形成しているとのことである。結果、ロキソニンをしっかり販売してゆくことにより、ドラックストアの客層を若返らせる効果が高いとのことであり、ここ最近のID-POS分析により、ロキソニンの独自性が次々と明らかになってきているという。

   実際、ロキソニンは医療現場では普通に使われているとのことで、医師だけでなく、歯科医師も処方している医薬品であり、これがドラックストアの第1類にスイッチしたわけである。これまで病院、歯医者に行かなければ処方されなかったのが、普通にドラックストアで購入できるわけであるので、短期間でドラックストアの戦略商品になったこともうなずける話である。

   私自身はこれまでドラックストアのID-POS分析はほとんどトライする機会がなかったが、今回のセミナー、そして、この福岡では、若手ドラックストアの経営者の方とも交流を持つことができ、これを機会に、今後は、ドラックストアのID-POS分析を本格的に取り組んでみたいと思う。医食同源という言葉があるが、食品スーパーマーケットとドラックストアのID-POS分析を同時に実施することで、まさに、これが実証できるのではないかと思う。特に、OTC医薬品と食品との関係は今後の食品スーパーマーケットのあり方を変える可能性も秘めているといえ、ID-POS分析が必須の業態ではないかと思う。

   今回のID-POS分析、小売業向けセミナーは、期せずして、食品スーパーマーケットのID-POS分析とドラックストアのID-POS分析を取り上げており、さらに、今後、ID-POS分析の戦略カードとなる可能性の高いプリペイドポイントカード、そして、小売業がID-POS分析を実施する上で、なくてはならないクラウド化、WEB化のIT技術をもテーマとしており、in大阪、in福岡を終えて、ID-POS分析の最新動向を探るための一体感のあるセミナーとなったといえる。次のin東京11/11は、この一連のセミナーの〆となり、私にとっては、今年度、最後のID-POS分析セミナーとなるので、この2回の内容、そして、他のテーマも踏まえ、ID-POS分析の本質について講演できればと思う。

   来期もID-POS分析については、今期以上に力を入れ、様々なID-POS分析関連の企画を検討している。セミナーはもちろん、それ以上に、小売業、メーカー、卸がID-POS分析を実際に体験できる場が必要であるので、何らかの形で、協働実証の場を設けたいと思う。ID-POS分析の理念、理論、分析フォーマットはほぼ固まったといえるので、あとは、実践し、ノウハウを蓄積してゆく段階に入ったといえる。恐らく、ID-POS分析は、日本では、数年以内に食品スーパーマーケット業界、そして、ドラックストア業界の標準分析となってゆくものといえ、それを前提に各業界関係者も取り組んでゆくことが経営戦略上、重要な課題となろう。

   なお、今回のセミナーは、Twitter、フェイスブック、そして、このブログ、さらには、まぐまぐ有料プレミアムでの紙上セミナー等、ITを駆使して実施しており、リアルセミナーへ参加された方のフォローはもちろん、参加できなかった方もバーチャルでセミナーに参加できるので、ご利用いただければと思う。

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