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December 05, 2011

RDS-POS、協働MD研究委員会、経過速報!

   12/1、(財)流通システム開発センター主催、RDS(全国地域POSデータ)を活用した小売業側のマーチャンダイジング研究委員会の第2回目が終了した。この委員会は、今期は私が委員長をさせていただき、RDS-POSデータを最新のMD評価表に落とし、実際に食品スーパーマーケットでどのようにRDS-POSデータを実践的に活用できるかを見極めることが課題となる。そして、来期はその研究成果を活かし、現在RDSに参加している約400店舗の食品スーパーマーケットにWEBを通じて、無償で最新のMD評価表を提供し、日々のマーチャンダイジング、特に、現場の方の営業活動に役立てていたくことを目的としている。ちなみに、RDSへの食品スーパーマーケットの入会は無料であり、全国、企業規模に関係なく、1店舗から参加可能であり、現時点でもPOSデータをRDSに送信すれば、その地域のPOSデータと自店のPOSデータとの比較が、WEBで可能である。現時点でも、最新のMD評価表ではないが、客数PI値、金額PI値、PI値、平均単価で比較可能である。

   今回の協働MD研究委員会の正式委員は、RDSに加盟している食品スーパーマーケットを中心に構成されており、東北から1社、首都圏から1社、近畿から1社の3社の食品スーパーマーケットが中核となり、これにIT、システム開発、コンサルティング会社などが加わっている。また、オブザーバーとして、RDSを支えているIT企業、RDSのデータをメーカーに販売している企業、そして、食品スーパーマーケットの業界誌も参加しており、総勢約20名となる。来春には、今回の委員会での研究成果を報告書に取りまとめる予定である。その後、まずは、現在の約400店舗の食品スーパーマーケットの方に最新のMD評価表をWEBでお使いいただき、随時、新たな参加企業を募ってゆく予定である。

   前回、第1回目の研究委員会は10/5に開催されたが、この時は、初回ということでもあり、食品スーパーマーケットがRDS-POSデータをどう最新のMD評価表を通じて活用するか、また、どのようなカテゴリーから協働MD研究をはじめるか、今後、どのように現場での活用を行ってゆくかなどであり、具体的な協働MD研究にまでは踏み込めなかった。

   これに対して、今回、第2回目は前回決定した研究課題カテゴリーに、実際のRDS-POSデータをもとに各委員の食品スーパーマーケットが取り組んでいただき、さらに、その売場写真も研究課題に加えたので、直近のRDS-POSデータと迫力満点のアップでの各カテゴリーの売場のカラー写真が連動した、まさに、協働マーチャンダイジングの研究会となり、現場の生々しいやりとりが交わされ、臨場感のある研究委員会となった。各委員の食品スーパーマーケットはRDS-POSを通じて、自店と地域とのPOSデータを比較検討するだけでなく、この研究委員会で、東北地区、首都圏、近畿地区のRDS-POSデータをも比較検討し、さらに、各地区の店舗の売場写真もお互いに比較しあい、加えて、参加メンバー間の議論がなされ、2重、3重、4重のRDS-POSデータの活用につながったといえる。

   あとは、これを各食品スーパーマーケットが、現場に持ち帰り、現場でRDS-POSデータを実践活用できるかが、今回の協働MD研究委員会の目的であり、次回までの課題といえる。RDS-POSデータは食品スーパーマーケットとしては、本部が活用することはもちろんであるが、それ以上に、1店舗1店舗の現場担当者が活用することが、さらに重要なポイントであり、今回は、そこに照準を合わせている。

   さて、研究課題カテゴリーであるが、菓子パン、ヨーグルト、カップ麺、スナック、豆腐、牛乳、加工肉であり、これに、参考カテゴリーとして、生鮮食品から、その他農産、そして、つゆ、焼酎(乙類)が加わり、このカテゴリーの自店のPOSデータとRDS-POSデータを最新のMD評価表で、客数PI値、金額PI値、PI値、平均単価、そして、SKU数で比較し、合わせて、実際の売場の写真と連動しながら、議論してゆくという流れが、今回、できあがったといえる。次回は、今期、最後となるが、今回の2回目、全参加メンバーで議論した内容を踏まえ、委員である東北、首都圏、近畿の食品スーパーマーケットがどこまで現場に落とし込み、結果、その数字がどのように変化したかを、RDS-POSデータと改善後の売場写真で検証する予定である。

   今回、研究委員会を通じて、改めて感じたことであるが、現場のマーチャンダイジングの理解を深めるには、数字だけの検証ではなく、写真、すなわち、イメージを連動させることが、いかに重要かがわかった。しかも、映像は小さくてはだめであり、カラーで可能な限り、大きく、鮮明なものが良いといえる。今回も、写真はパワーポイント1枚に写真1枚としており、これとRDS-POSデータを同時に見ることによって、各委員、オブザーバーの方からも様々な意見がもらえ、食品スーパーマーケットの各委員もすぐに改善できる課題、中長期的に改善すべき課題が鮮明になったのではないかと思う。

   このように、第2回目のサプライチェーン、協働MD研究委員会が無事終了し、残すところ、あと1回となったが、何とか、最新のMD評価表も食品スーパーマーケットの現場で実践的な活用が可能であるようであり、これに迫力のある売場写真が加わることにより、より、現場での実践活用が進んでゆくのではないかと思う。また、参加しているIT企業では、今後、このシステム開発を本格的に進め、いずれ、RDS加盟約400店舗でのWEBでの閲覧が可能なような仕組みを作ってゆくことになろうが、これまで、最新のMD評価表がうまく動き、実際、東北、首都圏、近畿の食品スーパーマーケットの各委員が活用できはじめているので、この点も乗り切れるのではないかと思う。次回の委員会は3月の予定であるが、食品スーパーマーケットの各委員が、RDS-POSデータを現場にしっかり落とし込み、数字が改善していることを期待したい。

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