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January 22, 2012

コンビニ、売上速報、2011年12月度、7.3%増!

   雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文房具、ブラシ、玩具、雑貨、たばこ、ペットフード、乾電池、テープ、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、人形、サングラス、履物、園芸用品、ゲームソフト、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、陶磁器・ガラス器、金物、紙製品、フィルム、切手、はがき、収入印紙、装身具等、これがコンビニの増収を支える非食品である。

   この中でも、何といっても、たばこの昨年10月以降の値上げによる増収効果が大きいといえるが、これ以外にも、東日本大震災以降、乾電池、電球、蛍光灯、燃料等の貢献も大きいといえる。さらに、雑貨の主力部門、雑誌、書籍、新聞等も雑貨を支える重点商品である。また、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンクも貢献度が高いといえよう。

   結果、この12月度の非食品の数字は全体の7.3%増を大きく上回り、11.9%増と2桁の伸びとなった。全体の売上構成比も35.2%となり、コンビニの主力部門、日配食品の33.0%を上回っており、いまや、コンビニの主力部門はたばこを中心に非食品がとってかわり、非食品がコンビニの成長を力強く支えているといえる。ちなみに、この12月度の日配食品は6.5%増(構成比33.0%)、加工食品1.7%増(構成比26.5%)、サービス9.1%増(構成比5.3%)である。

   さて、改めて、2011年12月度のコンビニの売上速報であるが、(社)日本フランチャイズチェーン協会が、正会員であるココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソンの10社、44,403店舗の数字をまとめたものである。ほぼ日本のコンビニ全体を網羅しているといえ、信頼性の高い数字である。その結果であるが、全体が7.3%(既存店4.1%)となり、好調な結果となった。

   ここ数ケ月の数字であるが、11月度10.4%(既存店7.5%)、10月度16.6%(既存店14.1%)、9月度-2.0%(既存店-4.0%)、8月度9.1%(既存店7.9%)7月度11.5%(既存店9.5%)という推移であり、9月度、10月度は、昨年がたばこの値上げ前の特需が発生し、その前後の影響であるが、それ以外は好調な売上げが続いている。(社)日本フランチャイズチェーン協会も、この結果について、「今月は北日本から西日本にかけて月の後半を中心に寒気の影響を強く受け気温が低く、中華まん、おでん等のカウンター商材が好調であったため、全店、既存店ともに売上高は3ヶ月連続プラスであった。また、たばこの売上げは依然として好調を維持している。」とコメントしており、寒さによる暖かい日配食品関連の商品、非食品のたばこの貢献が大きかったとのことである。

   では、その中身であるが、客数3.6%(既存店0.9%)であり、全体は客数が伸びているが、これは、店舗数が44,403店舗(2.4%)となったことが大きく、新規出店による客数増といえよう。これについては、今後、特に、来期は空前の新規出店ラッシュを各社計画しているとのことで、今後、店舗数が大きく増加する可能性もあり、客数は当面、高水準で推移するのではないかと思われる。

   一方、客単価の方であるが、3.5%(既存店3.3%)であり、既存店の客単価が安定して増加しているといえ、まさに、これが先に見たたばこを中心とする非食品の効果といえよう。ちなみに、実際のコンビニの客単価は637円(既存店630円)であり、平均単価を200円前後とすれば、PI値は300%強となり、1人3点前後の購入をされているといえる。こう見ると、食品スーパーマーケットのPI値は約1,000%前後、1人約10点であるので、いかに、コンビニのPI値が限定されているかがわかる。ちょうど、売上構成比を見ると、日配食品33.0%、加工食品26.5%、非食品35.2%であるので、それぞれ1人1品づつ購入されているイメージであるといえよう。

   さらに、客数であるが、全体の客数が12億1,094.1万人であるので、総店舗数44,403店舗で割り、これを営業日数31日で割ると、1日当たり879.72人となる。これも食品スーパーマーケットと比較すると、食品スーパーマーケットの平均的な客数は1日約2,000人であるので、半分以下といえる。したがって、売上高は1日当たり637円×879.72円であるので、56.03万円となる。食品スーパーマーケットは約400万円であるので、コンビニは約1/5である。こう見ると、コンビニと食品スーパーマーケットは、大分業態が違うといえ、同じ食品を対象としていながら、全く別の業態であるといえよう。

   このように、2011年12月度のコンビニの売上速報は7.3%増と、依然として好調さを維持している。特に、非食品の伸びが11.9%増と全体を大きく牽引しており、その中の主力商品、たばこの貢献が大きいといえよう。また、これに加え、雑貨関連の商品も東日本大震災以降存在感を増しており、さらに、ここへ来て、気温が下がり、コンビニの主力部門、日配食品のおでん、中華まん等の動きも良いとのことである。当面、この好調さは続くものといえ、今期、コンビニは空前の好決算となる可能性が高まったといえよう。今後、すでに、強気の新規出店戦略を打ち出す企業も多いが、この好調さを活かし、どのような経営戦略を打ち出すか、各社の動向に注目である。

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