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May 18, 2012

ヤマナカ、2012年3月期決算、厳しい!

・http://www.super-yamanaka.co.jp/ir/pdf/55a.pdf

P/L関連
・営業収益 1,023.68億円(-2.7%)、営業利益 3.06億円(-49.3%)、経常利益 6.38億円(-21.9%)、当期純利益 -18.60億円
・原価74.49%(昨年74.90%):-0.41、結果、売上総利益25.51%(昨年25.10%):0.41
・経費30.47%(昨年29.47%):1.00
・マーチャンダイジング力-4.96%(昨年-4.37%)
・その他営業収入5.28%(昨年4.99%):0.32
・営業利益0.32%(昨年0.62%)
・通期予想:営業収益1,007.00億円(-1.6%)、営業利益 9.50億円(210.4%)、経常利益 11.50億円(80.1%)、当期純利益 3.50億円

CF関連
・営業CF 13.26億円、投資CF 0.31億円、財務CF-25.31億円、期末残高49.83億円
・フリーCF 13.57億円
・有形固定資産の取得による支出-5.09億円(昨年-6.35億円)
・「財務活動によるキャッシュ・フロー」により支出した資金は、有利子負債の返済により、前連結会計年度末に比べ13億56百万円増加し、25億31百万円の支出となりました。

B/S関連
・自己資本比率29.2%(昨年31.9%)、有利子負債171.96億円(総資産比39.19%)
・現金及び預金51.44億円(総資産比11.72%)

ヤマナカのコメント
・当社グループの営業基盤である東海地区においては、競合他社からの出店攻勢や価格競争の激化など、当社グループを取り巻く収益環境は、ますます厳しさを増しております。
・当社グループは、「収益体質の強化」を基本方針に掲げ、「基本力を徹底して磨き上げる」、「グラッチェカードにより営業政策の構造転換を図る」、「オペレーション改革により生産性を向上する」を営業方針として、グループ各社との連携を図りつつ取り組んでまいりました。
・また、経営の効率化とデリカ部門の更なる充実・強化を図るため、平成23年9月21日付で当社連結子会社の株式会社健康デリカを吸収合併いたしました。
・店舗政策では、平成23年4月に平安店(名古屋市北区)、9月に磯山店(三重県鈴鹿市)をそれぞれエブリデー・ロー・プライスの「ザ・チャレンジハウス」に業態変更を行うとともに、店舗の活性化、商品構成の見直しを図るため、25店舗の陳列替を実施いたしました。一方で老朽化した曙店、西尾駅東店を閉鎖したことから、当年度末における店舗数は67店舗となりました。

(リストラ)
・しかしながら、当連結会計年度における経営成績は、積極的な改装・陳列替による既存店舗の活性化、ポイントカード「グラッチェカード」の導入による販売促進策の転換、生鮮加工センター「しおなぎ生鮮センター」の稼動による店舗オペレーション改革等に取り組んでまいりましたが、それぞれの取組課題に対する効果や進捗に遅れが生じたため、当期の既存店売上高は99.3%にとどまる一方で、人件費や販売費などの経費が高止まりした結果、当初の利益計画を大きく下回る状況が続き、期末配当についても見送らざるを得ない状況となりました。
・こうした状況を踏まえ当社は、早期に業績回復を図るためには経営の抜本的な改革が急務であると判断し、平成24年1月27日付で希望退職者募集を含む『経営刷新策』を策定し、“再生と成長”に向けた経営改革に着手いたしました。
・今後も東海地区を営業基盤とするローカルスーパーマーケットチェーンとして独自性を発揮し、継続・発展していくために、平成24年1月27日に公表いたしました『経営刷新策』を柱とする中期3ヵ年計画を策定し、“再生と成長”に向けた経営改革を確実に実行してまいります。

(来期)
・「収益体質の強化」に向けて、経費構造改革を着実に実行するとともに、店舗でのローコストオペレーションの確立や生鮮を含めたPB(プライベートブランド)商品の開発など、「営業強化策の基盤づくり」を重点テーマとして取り組んでまいります。

(ID-POS分析)
・販売政策では、これまでのチラシ主体の集客方法から、「グラッチェカード」を活用した販売促進策への転換を更に進めるとともに、販売データに基づく売場改善の取り組みを深耕してまいります。また、日本最大のレシピ投稿・検索サイト「クックパッド」と連携し、お客様の購入履歴に対応したレシピ提案など、特に若い世代のお客様に対する来店動機を高めるための新たな販売促進策にも積極的に取り組んでまいります。

ヤマナカ株価:
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8190

facebook、PI研コメント
・ヤマナカ、厳しい決算です。最大の経営課題は経費比率30.47%にあり、売上総利益が25.51%ですので、完全に逆ザヤ、結果、マーチャンダイジング力が大きく赤字となります。これを不動産収入、物流収入等でカバーし、営業利益を黒字にもっていっています。食品スーパーマーケットというよりも、GMSとほぼ同じ営業構造といえます。
・キャッシュフローも、有利子負債の削減を最優先にせざるをえず、新店への投資が厳しく、当面、成長戦略よりも、財務改善へキャッシュを配分せざるをえない状況といえます。今期、2店舗を業態転換しましたが、いずれもディスカウント業態であり、これまでの経営戦略の転換といえます。ただ、一方で、グラッチェカードをもとに、顧客サービスの充実を図っており、正反対の業態への挑戦もしており、今後、ヤマナカがどの方向に進むのか、経営戦略が見えにくい状況といえます。
・自己資本比率29.2%、負債へ約70%を依存しており、有利子負債も総資産対比約40%ですので、厳しい財務状況にあります。リストラもやむえない経営決断といえます。今後、ヤマナカがディスカウント路線を打ち出すのか、それとも顧客サービス重視の付加価値戦略を打ち出すのか、その経営決断に注目です。

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