コンビニ、売上速報、2012年4月度!
2012年4月度
・一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会公表
ココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソン、10社
概況
・今月上旬は北日本にて、また中旬から下旬にかけては太平洋側にて寒気の影響を強く受け、気温の低い日が多かった。低温の影響を受けカウンター商材、ホット飲料が好調であった他、花見や行楽ニーズから米飯、調理パン、惣菜の需要が高まったため、全店・既存店ともに売上高はプラスで推移した。また昨年4月の震災によるたばこの供給不足の反動が、今月の非食品売上高プラス要因の1つとなった。
1.店舗売上高
・723,452百万円(+10.9%)、既存店 658,888百万円(+6.1%)
2.店舗数
・45,012店舗(+4.4%)
3.来店客数
・1,191,163千人(+6.0%)、既存店 1,097,258千人(+1.4%)
4.平均客単価
・607.3円(+4.6%)、既存店 600.5円(+4.6%)
5.商品構成比
・日配食品:33.6%(+9.8%)
・加工食品:27.2%(+4.1%)
・非食品:34.5%(+16.1%)
・サービス:4.7%(+26.3%)
参考:
非食品
・雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文房具、ブラシ、玩具、雑貨、たばこ、ペットフード、乾電池、テープ、CD、電球・蛍光灯、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、・・
(コンビニ好調要因の背景)
2011年度
・2010年10月のタバコ値上げの影響により、1年間を通じタバコの売上げが好調に推移、来店客数の増加に伴い、コンビニエンス業界全体の売上げを押し上げた結果となった。特に10月については、タバコを含む非食品の売上高前年同月比が+48.6%と大きく伸長した。その後も10月をピークに依然として好調を維持している。
・東日本大震災の影響を受け、3月のみ既存店来店客数がマイナスとなったものの、日用品やインスタント食品のまとめ買いが発生、またコンビニエンスストアに惣菜・生鮮食品等を買いに来る来店客が増加したことにより売上高はプラスを確保した。
facebook、PI研コメント
・コンビニ、絶好調です。特に、既存店の伸びが+6.1%と堅調であり、客数+1.4%、客単価+4.6%と、客単価の上昇が全体を押上げています。また、新規出店も+4.4%であり、堅調といえます。
・コンビニが好調な要因は、何といってもたばこであり、たばこを含む非食品が+16.1%と異常値となっています。これは、昨年の4月度のたばこが3/11の東日本大震災の影響を受け、供給不足があり、その反動が大きいといえます。ただ、日配食品も+9.8%ですので、コンビニの中核、ファストフード、デザート等が堅調なことに加え、生鮮食品関連等の強化も貢献していると思われます。
・たばこの貢献もありますが、非食品の構成比が34.5%となり、日配食品の33.6%、加工食品の27.2%を抜き、いまやコンビニの中核部門となりました。東日本大震災以降、コンビニの構造変化が置きつつあるようです。
・今後、コンビニは、ラインロビング、生鮮食品関連の強化、医薬品、そして、カフェ等が加わり、店舗面積も2割程度増加し、客単価アップが図られてゆくことになります。また、短期的には空前の新規出店、そして、中長期的には、海外戦略が本格化し、客数アップが図られますので、今後とも堅調な成長が続くものと予想されます。ローソン、ファミリーマート等の株への外人買いも異常であり、当面、日本の小売業の中でも注目の業種といえます。
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