コンビニ最新動向、今後の戦略、その2!
ローソン
http://www.lawson.co.jp/company/ir/library/pdf/tanshin/tanshin_h24_rentan.pdf
ローソン(2012年2月期決算から)
・営業総収入:478,957百万円(昨年441,277:108.53%)
・チェーン全店売上高:1,825,809百万円(昨年1,682,812:108.49%)
・営業利益:61,769百万円(昨年55,540:111.21%)
・純資産比率:40.39%(総資産531,453百万円)
・平成24年2月29日現在の総店舗数: 10,310店舗
・ローソン:9,038、ナチュラルローソン :100、ローソンストア100 :1172
出店につきましては、ROIの考え方に基づいた、当社グループ独自の出店基準を厳守し、収益性を重視した店舗開発に努めました。フォーマット戦略につきましては、「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」のフォーマットを活用し、そのマチ(地域)のお客さまのニーズに合った出店及び改装を推進いたしました。
・ヘルスケア強化型店舗の取り組みにつきましては、株式会社マツモトキヨシホールディングスとの業務提携に基づく人材交流により登録販売者の育成ができたこともあり、一般用医薬品取り扱い店舗数は平成24年2月29日現在、41店舗となりました。
・平成22年8月から出店している調剤薬局チェーンのクオール株式会社の調剤薬局と「ナチュラルローソン」を融合させた「調剤薬局併設型ローソン」は平成24年2月29日現在、7店舗となりました。
・連結子会社の株式会社九九プラスが運営している生鮮コンビニエンスストア「ローソンストア100」は、平成24年2月29日現在1,172店舗となりました。
・「従来型ローソン」の生鮮食品や日配食品を強化した「生鮮強化型ローソン」については、主婦や高齢者のお客さまに向けた客層拡大を図る戦略を推進し、平成24年2月29日現在3,913店舗となりました。これらの店舗の一部では、当社が出資した全国4ヵ所の農園「ローソンファーム」で生産した野菜を販売しております。
・平成22年3月から参画した共通ポイントプログラム「Ponta(ポンタ)」で得られたお客まの購買データを活用し、後記のお客さまのニーズに沿った商品を開発いたしました。また、原材料調達の専門セクションによる良質な食材の一括仕入など、原材料調達プロセスにおいて付加価値を向上させ、価格に比して魅力の高い商品の提供に努めました。
・共通ポイントプログラム「Ponta」の会員数は、当社会員と他の参画企業会員を合わせて、3,912万人(登録会員ベース、平成24年2月29日現在)に達しました。会員数の拡大促進策に加えて、「Ponta」会員に対する魅力的なポイント付与などの販売施策を行った結果、「Ponta」会員の売上比率も向上しました。
・主力の米飯カテゴリーにつきましては、これまでコンビニエンスストアをあまり利用されなかった女性のお客さまの嗜好を取り入れ、味・食感に加えて、彩りにもこだわったチルドタイプの弁当「ろーそん亭」を販売いたしました。これらの効果もあり、女性客を中心に弁当需要の拡大に成功しました。
・カウンターファストフードにつきましては、コロッケやメンチカツなどの惣菜が好調だったほか、「からあげクン」やフライドチキンの新商品投入が奏効しました。
・惣菜、加工食品及び日用雑貨など、生活必需品を中心としたプライベートブランド「ローソンセレクト」につきましては、10月に大きくリニューアルし商品アイテム数を拡充するとともに、販売促進も強化した結果、売上は好調に推移しました。
・デザートにつきましては、「プレミアムロールケーキ」シリーズをはじめとするオリジナルデザート「Uchi Café SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の商品が牽引し、売上は前年実績を上回りました。
・中国での事業につきましては、9月にこれまで持分法適用関連会社であった上海華聯羅森有限公司への出資比率を85%に引き上げ、同社を連結子会社といたしました。また、今までの出店地域である上海市、重慶市に加えて、11月から大連市での出店を開始しました。上海華聯羅森有限公司が運営しております「ローソン」は平成24年2月29日現在314店舗となりました。
・当社の100%出資子会社である重慶羅森便利店有限公司が運営しております「ローソン」は平成24年2月29日現在38店舗となりました。
・当社の95%出資子会社である大連羅森便利店有限公司が運営しております「ローソン」は平成24年2月29日現在3店舗となりました。
・中国以外の海外事業につきましては、5月に中国を除く海外事業を営む会社を統括する連結子会社としてLAWSON ASIA PACIFIC HOLDINGS PTE.LTD.(以下、LAP社)をシンガポールに設立いたしました。
facebook、PI研コメント
・ローソン、国内1万店舗突破です。セブン・イレブンについでコンビニ2社目です。今後、国内は一段落、コンビニの主戦場は海外、アジアへと移ってゆくことになります。ローソン、中国はまだまだ店舗数は少ないですが、体制づくりが着々と進んでいます。また、LAP社がシンガポールに設立され、ここが拠点となり、中国以外のアジア市場の開拓がはじまります。
・ローソンの強みは何といっても生鮮、また、マツキヨとも組んだことにおり、薬も強化されます。生鮮がらみでは惣菜にも力を入れており、カウンターファストフード、からあげクン、大人気です。したがって、既存の店舗は手狭、今後、ラインロビングによる店舗の規模拡大が課題となります。コンビニも新たな展開に入るといえます。
・ローソン、Ponta(ポンタ)、ID-POS分析が本格的にはじまりました。特に、商品開発への活用が主なテーマとなっています。この点では、食品スーパーマーケットよりも一歩先をゆくID-POS分析の活用が見られます。ただ、食品スーパーマーケットも生鮮食品の新規商品開発にはID-POS分析の活用が可能であり、この点では、コンビニに大いに学ぶ必要があります。
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