ヤオコー、2012年3月期、本決算、増収増益!
http://contents.xj-storage.jp/contents/82790/T/PDF-GENERAL/140120120430021242.pdf
http://contents.xj-storage.jp/contents/82790/T/PDF-GENERAL/20120509945619.pdf
P/L関連:
・営業収益2,373.71億円(7.4%)、営業利益 107.79億円(12.2%)、経常利益 105.71億円(12.2%)、当期純利益 53.88億円(4.7%)
・原価71.19%(昨年71.06%):0.13、結果、売上総利益28.81%(昨年28.94%):-0.13
・経費28.49%(昨年28.85%):-0.36
・マーチャンダイジング力0.32%(昨年0.09%)
・その他営業収入4.43%(昨年4.45%):-0.02
・営業利益4.75%(昨年4.54%)
・通期予想:営業収益2,480.00億円(4.5%)、営業利益 110.00億円(2.0%)、経常利益 107.50億円(1.7%)、当期純利益 60.00億円(11.4%)
CF関連:
・営業CF 99.81億円、投資CF-103.00億円、財務CF-6.54億円、期末残高47.57億円
・フリーCF -3.19億円
・有形固定資産の取得による支出-106.66億円(昨年-109.53億円)
投資活動の結果、使用した資金は、10,300百万円(同1,505百万円増)となりました。これは主に、新規店舗の開設等に伴う建物及び店舗用地の取得によるものです。
B/S関連:
・自己資本比率44.7%(昨年44.2%)、有利子負債193.84億円(総資産比19.42%)
・現金及び預金48.17億円(総資産比4.82%)
ヤオコーのコメント:
・当社グループは、スーパーマーケット事業におきまして、第6次中期経営計画(以下「第6次中計」という。)の最終年度として、第6次中計の基本経営戦略であります『豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケットの充実』の実現と第2の創業・第2のステージに向けて各種施策を実施いたしました。
・特に販売面では、1月からFSP(フリークエントショッパーズプログラム)を導入し、新たにヤオコーカードの発行を開始するなど販促を強化いたしました。
・また店舗につきましても、新店8店舗の開設、既存店5店舗の改装を実施するなど営業の強化を図りました。一方、コスト削減についても電力抑制対策による電気代の削減など引き続き徹底して取組んでまいりました。
第6次中期経営計画:
・第6次中計の基本方針に基づいて、以下の2点を重点テーマに掲げて取組んでおります。 ①『価格コンシャスの徹底とミールソリューションの強化』 ②『人材教育・育成と生産性の向上』
・生鮮部門において、今朝水揚げ生かつお、今朝採り野菜など鮮度の良い商品の開発、産直漁港・市場の開拓を行なうとともに、物流の見直しにより鮮度の良い状態での販売・売り切りを図るなど鮮度の強化に努めました。
・グロッサリー部門では、プライベートブランド商品(以下「PB商品」という。)や輸入商品を中心に商品開発・開拓を強化するとともに、EDLP(常時低価格販売)の導入・拡大を図り、定番商品の価格対応を強めると同時に、低価格商品からセミアップグレード商品までのラインアップの充実を進めました。
・デリカ部門(㈱三味)につきましては、主力商品の磨き込みなど商品・MDのレベルアップに加え、食材原価の上昇に対して値入の改善などに取組みました。
・販促面では、1月からヤオコーカード新規入会キャンペーンを開始し、川越地区を振り出しに、3月までに順次各地区で展開し、当初計画を上回る会員数を獲得いたしました。今後、会員データを活用して、来期以降魅力ある売場づくりやサービスを展開することにより、ロイヤルカスタマーなどお客さまのニーズにきめ細かく対応してまいります。
・オペレーション面では、店舗作業の標準化の推進、自動発注システムやLSP(作業割当システム)の導入など生産性向上に取組みました。
・経費削減につきましては、これまで行なってきた備品消耗品等の経費の削減努力に加え、電力使用量の削減・節電について全社的に取組みを強化いたしました。同時に、来期以降に向けてLED導入など店舗照明設備の省エネ化や節水関係の新規投資などを積極的に行ないました。
店舗、新規出店戦略:
・店舗につきましては、昨年4月に市川田尻店(千葉県市川市)、大宮盆栽町店(埼玉県さいたま市)、7月に船橋三山店(千葉県船橋市)、9月に立川若葉町店(東京都立川市)、市川中国分店(千葉県市川市)、10月に若葉駅西口店(埼玉県鶴ヶ島市)、今年2月に稲毛海岸店(千葉県千葉市)、3月に川越的場店(埼玉県川越市)の8店舗を開設いたしました。また、既存店5店舗について改装を行ないました。特に川越的場店につきましては、生鮮強化をテーマにして、MDの大幅刷新を図りました。
・平成16年に開店したワカバウォーク店以来の、自社開発の大型旗艦店として、1年前からプロジェクトチームを組成して、ミールソリューションの充実に加え価格コンシャスの強化をテーマに、新たな商品開発・売場づくりに取組んでまいりました。その結果、開店以来計画を上回るペースで順調に売上を伸ばしております。この成果を今後の新店開発・既存店改装等に活かしてまいります。
・平成24年3月末現在の店舗数は、埼玉県72店舗、千葉県17店舗、群馬県12店舗、茨城県7店舗、栃木県5店舗、東京都4店舗、神奈川県1店舗の計118店舗となりました。
ヤオコー株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8279.t
関連記事:日本経済新聞5/9:
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819596E2EBE2E79D8DE2EBE2E7E0E2E3E09686E1E2E2E2;at=ALL
facebook、PI研コメント:
・ヤオコー、連結では20期連続で増益、個別では23期連続の増収増益を達成です。特に営業利益は2桁増と好調な決算です。その要因は、原価は上昇しましたが、それを上回る経費削減効果が大きかったといえます。
・それにしても、営業活動によるキャッシュフローすべて、約100億円を投資に配分しており、積極的な成長戦略を目指しているといえます。
・来期はヤオコーカードが本格展開します。ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略がどう現状のマーチャンダイジングを変革するか、注目です。
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