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September 29, 2012

ハローズ、物流センター充実、1000億円視野に!

「ハローズ坂出低温センター」稼働のお知らせ:9/8
・http://www.halows.com/
・http://www.halows.com/img/sosikizu2011.pdf(組織図:物流部は商品本部付け)
・http://www.halows.com/file/sinchaku/234_0.pdf
・当社では、四国地域の物流拠点として「ハローズ坂出低温センター」を稼働することとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。これは、「四国クロスドック」の仮称で計画を進めていたものであります。
・稼働開始日:2012 年 10 月1日(月)
・開設の主旨: 中期計画1000億円計画達成に向け四国エリアにおける物流の効率化を図る。
・目 的:
  (1)店舗及び本部オペレーションの標準化と生産性改善
  (2)エリアMDの構築ならびに帰り便使用によるMDの支援
  (3)仕入原価の低減
・効 果:
  (1)荷受け作業の軽減(直納ベンダーの入荷車両の減少及び検品作業レス)
  (2)定時店着(センター便)による作業計画の効率化と生産性の向上
  (3)EOS、EDI 比率の向上による事務処理コスト削減
  (4)店舗及び本部オペレーションの標準化(広島・岡山店舗と同条件)
・その他:
・対象エリア: 四国店舗全店
・取扱商品: 乳製品、日配品、パン生菓子、野菜、果物、食品、お米、酒

「ハローズ早島物流センター」の竣工及び稼働について:2011,1月
・http://www.halows.com/file/sinchaku/191_0.pdf
・2008 年8月から岡山県都窪郡早島町に、新たな物流拠点として「ハローズ早島物流センター」の建設を進めておりましたが、2011 年 1 月 15 日に竣工し稼働を開始いたしました。また、同敷地内に、2010 年 10 月 18 日に広島県福山市から移転した本部事務所(本部棟)が業務を開始しており、今回の物流センター完成と併せまして、中・長期計画推進の体制づくりが大きく前進しました。
・早島物流センター、新本部は、当社の長期ビジョンとして掲げております「瀬戸内商勢圏 180 店舗・3000 億円構想」を実現するための、物流・情報・管理の拠点として非常に重要な役割を担っております。
・新センターは、広島県・岡山県内に分散していた 7 か所のうちの 6 か所のセンターを集約し、常温・低温の両温度帯の保管・物流機能にデリカセンター、青果センターを併設、物流面以外でも、チェッカートレーニングセンターと品質管理室を新たに設けております。
・ここ早島は、「中四国の物流拠点岡山」の中でも、東西・南北に延びる高速交通網が結合する「中四国のクロスポイント」であり、当社の出店計画エリアの中心とも重なる正に理想的な位置にあり、この地に拠点を構えることで長期ビジョンの実現に向けて力強く前進できるものと確信いたしております。

ハローズ早島物流センター計画に関する変更及び追加のお知らせ:
・http://www.halows.com/file/sinchaku/184_0.pdf
・建設資金の借入について
・「ハローズ早島物流センター」建設に関し、平成 21 年7月 23 日開示いたしました既借入金 30 億円に加え、今期中に新たに 30 億円を借入し、総額 60 億円といたします。

参考:スーパーマーケット年次統計調査 報告書:2012、1月
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2011/05/H23nenji-tokei.pdf
・日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会
・保有・業務委託しているセンター
・保有または業務委託しているセンター保有率は、全体平均で 70.4%となっている。 保有店舗数別に見ると1~3 店舗では 35.2%の保有にとどまっているが、26 店舗以上になると 96.8%が保有しており、この規模になるとセンターはスーパーマーケットにとって必要不可欠な設備となっている。
・保有するセンターの種類では、スルー型センターの保有率が最も高く、特に日配品と一般食品で 50%前後となっている。プロセスセンターは「その他の部門」を除き 10%から 20%台の保有率となっており、精肉>惣菜>水産>青果の順に保有率が高い。
・センターの保有率は保有店舗数が増加するとほぼ全て種類のセンター保有率が増加する傾向がある。

facebook、PI研コメント
・食品スーパーにとって、物流センターは不可欠な機能です。店舗数が増加するに従い、物流センターの重要性が増します。スーマーマーケット年次統計調査でも、26店舗以上では96.8%が何らかの物流センターを保有しているとのことで、さらに、規模が増すと、プロセスセンターの保有も増えてゆきます。財務上でも、P/Lに物流センターフィーが加算され、これが営業利益を支える収益となり、物流センターは、オペレーション面だけでなく、財務上においても、食品スーパーの重要な経営戦略のひとつとなります。
・ハローズですが、「ハローズ坂出低温センター」が四国、香川県で稼働し、これで、四国へ参入した全店舗への物流体制が整いました。四国はセブンイレブンも参入し、コンビニは先に物流センターをつくりますので、四国は物流センターの競争となっています。ハローズ以外にも大黒天物産、マックスバリュ西日本も同様な動きを示しており、四国は数年以内にコンビニ、食品スーパーの大激戦地区となる様相を呈してきました。ハローズは、すでに、中国、四国を視野に入れた大物流センター、「ハローズ早島物流センター」を稼働しており、ここに本部も移転、こう見ると、食品スーパー=物流センターといってもよく、店舗は物流センターの後にできることになり、これまでの食品スーパーの成長戦略が一新されることになるといえます。ちなみに、今後、中国へ日本の食品スーパーは参入することになりますが、当然、先に物流センターありきとなり、これまでの、日本での出店戦略とは全く違う展開になるといえます。

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