« イオン、朝7時開店、その効果は? | Main | カルビー、北米へ本格参入! »

September 22, 2012

イオン、生鮮の物流センターへシフト!

日経新聞9/21:http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46352790Q2A920C1TJ1000/
・イオン、精肉の7割集中加工へ 生鮮品センター増強
・店舗費用を圧縮、バローも新拠点


記事抜粋
・スーパー大手が生鮮品の加工センターを増強する。イオンは2015年度をめどに精肉をセンターで加工する割合を現状の5割から7割に引き上げる。中部が地盤のバローは10億円超を投じ、岐阜県内に精肉の加工センターを新設する。店舗の作業負担を軽減することで運営コストを圧縮。高齢化や消費増税などで一段と厳しさを増す経営環境に備える。
・バローは14年度中の稼働を目指し、精肉の加工・パック詰めを手掛けるセンターを岐阜県多治見市に新設する。店舗に分散している精肉の加工を集約し、店舗での作業負担を軽減する。
・マルエツは川崎市と埼玉県三郷市にある加工センターの稼働率を引き上げる。精肉と鮮魚を合わせた1日当たりの出荷量を現在の20万パックから15年度には25万~26万パックに増やす。
・東急ストアは川崎市内にある青果、鮮魚の加工センターからの出荷量を13年度に12年度の2倍に拡大。店舗の運営コストを圧縮する方針だ。

これままでの主なイオンの物流センター
・センコー:http://www.senko.co.jp/ja/
延床面積 79,800 ㎡、センコー最大の物流センターが稼働 、2011、7/21
・野田第 1PDセンターが竣工
・野田第 1PDセンターは地上 3 階建て、延床面積 79,835 ㎡(自動倉庫除く)で、当社最大の物流センターです。そのうち約 60%(延床面積 44,400 ㎡)については、イオン様の物流業務を担う「イオン北関東RDC」として運営いたします。 イオン北関東RDCは「北海道RDC」(2005 年稼働)、「東北RDC」(2001 年稼働の「仙台RDC」を移転、拡大し、2006 年に稼働)に続き、弊社では 3 件目のセンター受託となります。
新センターにはイオン様専用の自動倉庫を配置するとともに、自動仕分け機、6 台の荷物用エレベーターや 6 台の垂直搬送機など、作業効率を高める各種荷役機器を導入しています。 また、屋外スロープで直接 2 階にアクセスすることが可能で、1 階と 2 階に合わせて約 160 台分のトラックバースを設けています。 さらに、太陽光パネルを設置するとともに、省電力対応の照明機器を導入しています。

7万㎡の「イオン東北RDC」を竣工
イオングループ・東北エリアの物流受託を拡大 、2006、8/4

・当社は、昨年 10 月より、宮城県大和町において、流通大手のイオングループ向け物流センター『イオン東北RDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)』の建設を進めてまいりましたが、本年 8 月 4 日に竣工し、8 月 28 日より運営を開始いたしますのでお知らせします。
・イオングループ・東北エリアの物流については、これまで、イオン株式会社様の統合物流ネットワーク計画の出発点となった「イオン仙台RDC」において、2001 年 6 月より、当社がセンター運営を行ってまいりましたが、グループ企業のセンター利用や新規出店による取扱物量の増加に伴い、機能拡充が必要になった為、設備能力を増強した物流センター「イオン東北RDC」を新たに建設し、当社が引き続き、センター運営を行うこととなりました。

イオングループ向け・北海道物流 センターを竣工、2005、6/22
・当社は、昨年9月より、北海道北広島市において、流通大手のイオングループ向け物流センター『イオン北海道RDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)』の建設を進めてまいりましたが、本年6月22日に竣工し、7月5日より運営を開始いたします。
・当社は、イオングループ・統合物流ネットワーク計画の出発点となった「イオン仙台RDC」の運営を、2001年6月よりてがけており、本件が2件目のセンター運営となります。
・イオン北海道RDCは、延床面積約5万㎡と大規模であり、自動倉庫から出庫されるパレットに積み付けられた商品を、自動的に搬送ラインへ取り卸すことのできるデパレタイザーを3基設置するなど、センター内の物流業務の自動化、省力化を重視したシステム設計を行っております。

facebook、PI研コメント
・イオン、生鮮も物流センター強化です。これまで、参考事例に上げたように、イオンは全国に加工食品の物流センターを構築してきましたが、ここへ来て、生鮮食品の物流センターの強化に入りました。日経新聞が報じているように、この動きは、食品スーパーにも広がっており、今後、食品スーパーの最も経費がかかる部門、生鮮食品も本格的な物流センターによる業務の効率化の時代に入るといえます。それだけ、食品スーパーの事業規模が拡大しつつあるといえ、結果、M&Aがさらに加速するものと思われます。

New!2012年度版、食品スーパー財務3表連環分析、vol1、リリース!
  *食品スーパーのMD力、出店余力、出店意欲がわかる!
  *ドラックストア、財務3表連環分析を追加しました!
週間!食品スーパーマーケット最新情報まぐまぐ! まぐまぐプレミアム!資料集
facebookに連載小説!「おむつとビールは誰にある? 」をスタート、80人
  *これを読めばID-POS分析は完璧、
     *8/29、第3章:マグロとアボガドは誰にある、リリース!
facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」のグループ創設180人リクエスト
菓子パン無料診断!(全国RDS-POSデータと徹底比較、課題が浮き彫りに!)

« イオン、朝7時開店、その効果は? | Main | カルビー、北米へ本格参入! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference イオン、生鮮の物流センターへシフト!:

« イオン、朝7時開店、その効果は? | Main | カルビー、北米へ本格参入! »