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October 04, 2012

オークワ、2013年2月期、中間決算、減収減益!

オークワ:2013年2月期、第2四半期決算:10/1
・http://www.okuwa.net/
・http://www.okuwa.net/ir/pdf/2013pdf/25-2-kessantansin2.pdf

P/L関連
・営業収益 1,479.11億円(-0.2)、営業利益 22.06億円(-26.7)、経常利益 24.77億円(-23.8)、当期純利益10.37億円(22.7)
・原価 74.80%(昨年:74.97%):-0.17、結果、売上総利益 25.20%(昨年:25.03%):+0.17
・経費 27.02%(昨年:26.37%):+0.65
・マーチャンダイジング力 -1.82%(昨年:-1.34%):-0.48
・その他営業収入 3.37%(昨年:3.45%):-0.08
・営業利益 1.55%(昨年:2.11%):-0.56

・通期予想:
・営業収益 3,030.00億円(0.8)、営業利益 77.00億円(10.5)、経常利益 81.00億円(10.5)、当期純利益 35.50億円(50.7)

B/S関連
・自己資本比率 55.8%(本決算時:57.1%)、有利子負債 184.79億円(総資産比12.91%)
・現金及び預金 151.52億円(総資産比 10.58%)

オークワのコメント
・当社は「利益改善と業務改革を断行し、統合効果を最大限発揮させ、経営効率を一気に高めよう」を本年度スローガンに掲げ、業務を進めてまいりました。業務改革については、モデル店舗を31店舗まで拡大し、業務の見直しを行っております。
・(株)オークワは、7月にSSM業態の「安八店」(岐阜県安八郡安八町)とスーパーセンター業態の「いなべ店」(三重県いなべ市)の2店舗を新設いたしました。一方、既存店舗のうち「長島店」(三重県北牟婁郡紀伊町)は店舗建替えのため5月より一時休業しており、常滑店(愛知県常滑市)は8月に閉店しております。
・当第2四半期連結累計期間の業態別の販売状況は、豊富な品揃えと低価格を実現したスーパーセンター業態は好調に推移したものの、その他の業態は前年の震災特需反動などもあり低調な推移となり、全業態ベースの既存店売上高は前年同期比97.9%となりました。

~愛知県春日井市に平成25年10月稼働予定~(仮称)オークワ東海食品センターの計画概要について
・http://www.okuwa.net/kouhou/toukai-foodcenter.htm
・当社は、平成19年11月に愛知県愛西市に愛知県1号店(オークワ愛西プラザ店)をオープン後、愛知県、岐阜県において新規出店を加速し、平成24年2月期には愛知県、岐阜県において10店舗、売上高161億円の規模となりました。平成24年2月21日には、子会社であった株式会社パレ(本社:愛知県名古屋市)を合併し、現在、愛知県、岐阜県、静岡県の東海圏において28店舗の店舗網を展開し、平成25年2月期における東海圏の売上高は約450億円を計画しております。また、平成23年2月には、フードセンター富田屋(本社:岐阜県大垣市)と業務提携を締結し、現在はPB商品の供給、システムノウハウの供与等を行っております。
・中長期計画として、東海圏における売上高1,000億円の達成を視野に入れ、物流機能の向上と物流コスト削減、店舗ローコスト運営の支援を実現するために、東海圏での物流計画の再構築を行った結果、新たな物流拠点として「(仮称)オークワ東海食品センター」を愛知県春日井市に、平成25年10月稼働を目標に新設することとなりました。
・「(仮称)オークワ東海食品センター」は、常温(ドライ)在庫型センター機能の「物流センター棟」、低温(チルド)通過型センター機能と畜産・水産PC機能、農産品加工センター機能の「食品センター棟」の2棟に立体駐車場1棟、排水処理施設1棟の合計4棟の規模となります。最大取扱い規模としては、常温在庫型(ドライ)センター機能は150店舗、低温通過型(チルド)センター機能は100店舗をカバー、総取扱高は900億円までが可能となる、当社最大規模の物流インフラ整備が完了することとなります。

代表取締役の異動(平成24年9月10日付)
・新職:代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)兼営業本部長
・現職:専務取締役営業本部長 神吉 康成(かんきやすなり)
・新職:退任
・現職:代表取締役社長兼COO 福西 拓也

オークワの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8217.O

msn、産経ニュース:
・http://sankei.jp.msn.com/region/news/121002/wky12100202070000-n1.htm
・オークワ営業収益、微減 2-8月期連結 和歌山
・同社によると、営業収益は昨年の震災特需の反動やデフレの影響などで低調だったが、ショッピングモールや高級食品を扱う「メッサ」などが好調だったという。今年2月には子会社だった中部圏が地盤のスーパー「パレ」を吸収合併。今後は愛知県や岐阜県などで店舗を広げていきたいとしている。

NSJ日本証券新聞:
・http://www.nsjournal.jp/news/news_detail.php?id=313049
・大和証券では発表を受けて、ネガティブな決算であり、通期業績の下振れリスクも残ると指摘。レーティング「3:中立」、1,100円目標を継続しているが、株価は当面弱含みでの推移を予想している。

facebook、PI研コメント
・食品スーパー、2013年2月期の中間決算の公表がはじまりました。今期は、オークワ自身もコメントしているように「前年の震災特需反動」の影響がどのような結果となるかが注目された中間決算です。そのオークワの中間決算結果ですが、減収減益、厳しい決算となりました。原価の改善は見られたものの、経費がそれ以上に上昇しており、マーチャンダイジング力のマイナス幅が広がっています。既存店も97.9%とのことで、結果、相対的に固定費の上昇も響いたものと思われます。ただし、通期予想は増収増益ですので、後半、どこまで改善できるか、次の四半期の結果が気になるところです。
・オークワ、突然の社長交代です。今期は、厳しい中間決算ですが、一方で、成長戦略の要、第2ドミナント地区、中部地区での大物流センターの創設を公表しており、これが実現すると、オークワは、近畿、中部、2地区でのダブルドミナント体制ができあがります。今後、中部地区、大激戦の様相です。これだけの規模の物流センターはオークワの新規出店だけでは当然まかなえず、今後、積極的なM&Aが展開されるものと予想されます。中部地区での食品スーパー同士の大型M&Aがいつ起こっても不思議ではないといえ、今後、中部地区の食品スーパー業界の動向に注目です。

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