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November 04, 2012

ヤマナカ、2012年3月期、中間、経費削減、黒字転換!

ヤマナカ:2013年3月期、第2四半期決算、減収、黒字転換:10/31
・http://www.super-yamanaka.co.jp/index.html
・http://www.super-yamanaka.co.jp/ir/pdf/56-2.pdf

P/L関連:
・営業収益 503.36億円(△1.4)、営業利益 3.82億円、経常利益 5.40億円、当期純利益 4.30億円

・原価 75.07%(昨年 74.56%):+0.51、売上総利益 24.93%(昨年 25.44%):-0.51
・経費 29.47%(昨年 31.07%):-1.60
・マーチャンダイジング力 -4.54%(昨年-5.63%):-1.09
・その他営業収入 5.34%(昨年 5.29%):+0.05
・営業利益 0.80%(昨年 -0.34%):+1.14

通期予想:
・営業収益 1,007.00億円(△1.6)、営業利益 9.50億円(210.4)、経常利益 11.50億円(80.1)、当期純利益 7.00億円

B/S関連:
・自己資本比率 32.0%(本決算時 29.2%)、有利子負債 154.87億円(総資産比37.66%)
・現金及び預金 36.86億円(総資産比 8.96%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:3.44億円(昨年 6.62億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:0.35億円(昨年1.01億円)
   →有形及び無形固定資産の取得による支出△3.21億円(昨年△1.74億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△17.82億円(昨年△17.53億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△14.02億円(昨年△9.89億円)

ヤマナカのコメント:
・小売業界におきましては、厳しい雇用・所得環境や将来の消費税増税に対する生活防衛意識の高まりにより、お客様の低価格・節約志向が一層強まるとともに、当社グループの営業基盤である東海地区では、競合他社からの出店攻勢や価格競争の激化など、販売競争が更に厳しさを増しております。
・こうしたなか当社グループは、『収益体質の強化』を基本方針に掲げ、経営刷新策に基づく経費構造改革を着実に実行するとともに、営業面においては“『おいしさ』と『安さ』の磨き上げ”を営業方針として商品力・販売力の強化に取り組んでまいりました。
・利益面においては、希望退職者募集の実施やその他あらゆる経費の見直しなど、経費構造改革の実施により、営業利益は3億82百万円(前年同期は1億65百万円の営業損失)、経常利益は5億40百万円(前年同期比―)、四半期純利益は4億30百万円(前年同期は9億37百万円の四半期純損失)となり、前年同期に比べ大幅に利益が改善いたしました。
・スーパーマーケット事業を中核とする小売事業及び小売周辺事業では、生鮮を含めたPB(プライベートブランド)商品の開発やEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品の拡大など商品力を強化するとともに、店舗では、作業編成表や適正発注システムを活用した店内作業の効率化を図るなど「営業力強化のための基盤づくり」を重点テーマとして取り組んでまいりました。
・また、販売面においては、従来のチラシ主体の集客方法からポイントカード「グラッチェカード」を活用した販売促進策への転換を図るとともに、日本最大のレシピ投稿・検索サイト「クックパッド」と連携したレシピ提案など、メニュー提案型売場への新たな取組にも着手いたしました。
・店舗政策においては、平成24年5月に鳥居松店(愛知県春日井市)を新設するとともに、9月に小幡店(名古屋市守山区)を閉店いたしました。

ヤマナカ プライベートブランド『うれしいヤマナカ』・『おいしいヤマナカ』誕生~ おいしいあしたへ ~:8/20/2012
・http://www.super-yamanaka.co.jp/news/20120820pb3.pdf
・創業90周年という節目の年に、営業方針のテーマに掲げております『おいしさと安さの磨き上げ』の実現の為、独自開発した商品をプライベートブランドとして販売する事により、お客様にお値打ちに商品を提供致します。 今期56期から3年後の58期にわたり『プライベートブランド商品』を拡売し、58期には売上高構成比20%を目指していきます。新プライベートブランド名は、『うれしいヤマナカ』・『おいしいヤマナカ』として販売いたします。

facebook、PI研コメント:
・ヤマナカ、2013年3月期、第2四半期決算、減収、増益、黒字転換です。原価は上昇し、粗利は減少しましたが、それを大きく上回る経費改善により、黒字の確保です。ヤマナカ自身もコメントしているように、「希望退職者募集の実施やその他あらゆる経費の見直しなど、経費構造改革の実施により、・・」とのことですので、経費削減を極限まで突き詰めた結果といえます。ただ、キャッシュフローを見ると、それでも営業活動によるキャッシュフローでは足りず、内部留保を取り崩して有利子負債の返済にキャッシュを配分せざるをえず、依然として厳しい財務状況が続いています。当面、有利子負債返済へキャッシュを最優先で配分する緊迫した状況が続くと思われ、今後、経費削減だけでなく、原価の改善も急務といえます。
・その原価の改善ですが、ヤマナカ創業90周年を節目に本格的な生鮮を含めたPB、プライベートブランドを、この8月に発売しました。今後順次拡大してゆくとのことで、8~10月初回発売 約40アイテム、初年度 約80アイテムを発売予定、3年後 約800アイテムを発売予定とのことで、ヤマナカのコメントにもあるように、3年後、「売上高構成比20%を目指していきます。」とのことだそうです。現在、原価75.07%ですので、相乗積をとると、75.07%×80%+65.00%(仮に約10%改善)×20%=60.05%+13.00%=73.05%となり、75.07%-73.05%=2.02%、原価を2ポイント下げることが可能となります。PB、10%の構成比だと、原価約1ポイントの改善ですので、効果が倍違います。これが小売業がPBの構成比を10%、そして20%を目指す理由といえます。効果が表れるまで、3年、これがPB戦略の時間と効果の関係といえます。
・ヤマナカ、iD-POS分析にも積極的です。「ポイントカード「グラッチェカード」を活用した販売促進策への転換を図るとともに、日本最大のレシピ投稿・検索サイト「クックパッド」と連携したレシピ提案など、メニュー提案型売場への新たな取組にも着手いたしました。」とのことで、iD-POS分析のメニュー提案への 活用といえます。メニュー=商品の組み合わせですので、iD-POS分析の観点からは、リコメンド分析が背景にあるといえ、いかに相性の良い商材を組み合わせ、同時購買を促すかにあります。メニュー=同時購買がポイントですが、iD-POS分析の本質は期間購買にあります。期間購買≧同時購買ですので、これに期間購買が加わると、さらに売場が活性化し、メニュー+アルファの多くの商材、特に生鮮とグロサリーの様々な併売が可能となり、これに単品ポイントがつくとさらに効果が増します。ヤマナカ、どこまでiD-POS分析を売場に落とし込んでゆくのか、今後の展開に注目です。

ヤマナカの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8190.N

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  *これを読めばID-POS分析は完璧、
     *8/29、第3章:マグロとアボガドは誰にある、リリース!
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