HC、コメリ、2013年3月中間、増収減益、守り重視!
コメリ:2013年3月期、第2四半期決算、増収減益:10/30
・http://www.komeri.bit.or.jp/ir/finalaccounts/index.html
・http://www.komeri.bit.or.jp/ir/finalaccounts/2013/52th_2_tansin_all.pdf
P/L関連:
・営業収益 1,622.44億円(1.3)、営業利益 126.83億円(-5.5)、経常利益 126.09億円(-4.6)、当期純利益 74.26億円(0.1)
・原価 67.01%(昨年 67.01%):0.00、売上総利益 32.99%(昨年 32.99%):0.00
・経費 28.05%(昨年 27.66%):+0.39
・マーチャンダイジング力 +4.94%(昨年+5.33%):-0.39
・その他営業収入 3.13%(昨年 3.34%):-0.21
・営業利益 8.07%(昨年 8.67%):-0.60
通期予想:
・営業収益 3,225.00億円(3.4)、営業利益 207.00億円(2.3)、経常利益 203.00億円(3.5)、当期純利益 107.00億円(10.5)
B/S関連:
・自己資本比率 47.8%(本決算時 45.3%)、有利子負債 576.30億円(総資産比 22.36%)
・現金及び預金 26.67億円(総資産比 1.03%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:170.07億円(昨年 160.48億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△79.97億円(昨年△92.95億円)
→有形及び無形固定資産の取得による支出△67.80億円(昨年△88.66億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△105.95億円(昨年△86.88億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△15.85億円(昨年△19.34億円)
コメリのコメント:
・当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、天候不順の影響による季節商材の立ち遅れや、前年度に売上を伸ばした生活必需品や防災用品・節電用品等の反動はありましたが、主力カテゴリーの「金物・資材・建材」及び「園芸・農業用品」分野は、堅調に推移いたしました。
・新規出店は、パワー(以下、PW)を1店舗(熊本県宇土市)、ホームセンター(以下、HC)を2店舗(茨城県笠間市、愛媛県西予市)、ハードアンドグリーン(以下、HG)を11店舗、合計で14店舗となりました。また、HGを1店舗(富山県黒部市)閉店した結果、当第2四半期末現在の店舗数は、PW22店舗、HC134店舗、HG929店舗、アテーナ17店舗、合計で1,102店舗となりました。
・金物・資材・建材:金物・資材・建材」分野は、前年度に売上を伸ばしたアンテナパーツや火災報知器等の反動はありましたが、木材やセメント等の建築資材の販売は、堅調に推移いたしました。これにより売上高は、460億97百万円(前年同期比102.9%)となりました。
・園芸・農業用品:「園芸・農業用品」分野は、4月の低温、8・9月の酷暑・残暑による植物の値下げ・ロスの影響はありましたが、肥料・農薬を中心に堅調に推移いたしました。これにより売上高は、444億85百万円(同106.1%)となりました。
・家庭用品:家庭用品」分野は、すだれ等の内装用品は堅調に推移いたしましたが、前年度に売上を伸ばした生活用品や地デジチューナー等の反動が影響いたしました。これにより売上高は、385億24百万円(同96.8%)となりました。
・オフィス・レジャー用品:「オフィス・レジャー用品」分野は、前年度に売上を伸ばした家具・収納用品の反動がありました。また、ペット用品もフードを中心に販売が低迷いたしました。これにより売上高は、222億50百万円(同98.7%)となりました。
・灯油他:「灯油他」分野は、灯油の販売単価は前年並みに推移いたしましたが、販売数量が前年を下回りました。これにより売上高は、29億85百万円(同99.1%)となりました。
コメリの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8218.T
facebook、PI研コメント:
・昨年好調であったHC(ホームセンター)業界の主要企業、コメリの2013年3月期中間決算です。増収減益のやや厳しい決算です。新規出店も14店舗と控えめの出店といえ、キャッシュフローも投資活動によるキャッシュフローへの配分を抑え、財務活動によるキャッシュフローへの配分を厚くし、有利子負債の削減に大きく踏み込んでいます。ここは攻めよりも、守り、財務改善を優先したキャッシュの配分、守り重視といえます。
・減益の要因ですが、原価は維持できましたが、経費が上昇、さらに、その他営業収入が減少となったことが大きいといえます。経費は昨年の東日本大震災の節電、販促費の抑制、価格競争の緩和の反動が大きいといえます。ただ、コメリの通期予想を見ると、増収増益ですので、今後、後半以降、積極的なマーチャンダイジング戦略に転換するのではないかと思われます。コメリの次の四半期、第3四半期決算の結果に注目です。
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