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November 25, 2012

食品スーパーのROA=純資産比率×ROEの実情

食品スーパー、ROA=純資産比率×ROEの状況を見る!
・2012年度本決算をもとにPI研が独自調査
・ROA:当期純利益/総資産、純資産比率:純資産/総資産、ROE:当期純利益/純資産で算出
・食品スーパーの総資産貢献度(企業全体)、純資産貢献度(株主)の現状

ROA(return on assets):
・食品スーパーの総資産が利益を生み出すためにどれだけ有効活用されたかを見る指標
・ROA=(当期純利益/売上高)×(売上高/総資産:総資産回転率)にも分解できる。

ROE(return on equity):
・食品スーパーの株主資本が利益を生み出すためにどれだけ有効活用されたかを見る指標

食品スーパー、ROA、ベスト10:単純平均2.8%(マイナスをカット)
・オーケー 東京都:8.6% 、アークス 北海道:8.5% 大黒天物産 岡山県 :8.1% 、サンエー 沖縄県 :6.8%、丸久 山口県:5.7% 、ベルク 埼玉県 :5.5%、 ヤオコー 埼玉県: 5.4%、マックスバリュ九州 福岡県: 3.9% 、バロー 岐阜県: 3.6%、ヤマザワ 山形県:3.6%
・セブン&アイH 東京都: 3.3% 、イオン 千葉県: 1.6%

食品スーパー、純資産比率、ベスト10:単純平均41.3%
・ヨークベニマル 福島県 :77.7%、サンエー 沖縄県:74.7%、東武ストア 東京都:66.2%、マックスバリュ東海 静岡県:65.5%、アークランドサカモト 新潟県:64.1%、アオキスーパー 愛知県:61.4%、アークス 北海道:59.5%、ヤマザワ 山形県:59.0%、大黒天物産 岡山県:57.7%、オークワ 和歌山県:57.1%
・セブン&アイH 東京都 :47.8%、イオン 千葉県:31.7%

食品スーパー、ROE、ベスト10:単純平均6.3%(マイナスをカット)
・オーケー 東京都 :18.1%、丸久 山口県 :14.4%、アークス 北海道:14.3%、大黒天物産 岡山県 :14.0%、マックスバリュ九州 福岡県:12.2%、ヤオコー 埼玉県:12.0%、スーパーバリュー 埼玉県:11.8%、バロー 岐阜県:10.5% 、ハローズ 広島県:10.3%、ベルク 埼玉県 :9.9%
・セブン&アイH 東京都 :7.0%、イオン 千葉県 :5.2%

ROA=(当期純利益/売上高)×(売上高/総資産:総資産回転率)
・当期純利益/売上高、ベスト10:単純平均1.3%(マイナスをカット)
・サンエー 沖縄県:4.5%、アークス 北海道:3.8%、オーケー 東京都:3.5%、ベルク 埼玉県 :2.8%、丸久 山口県:2.6%、大黒天物産 岡山県:2.5%、ヤオコー 埼玉県:2.4%、イズミ 広島県:2.2%、バロー 岐阜県:1.8%、ハローズ 広島県:1.7%
・セブン&アイH 東京都 :3.2%、イオン 千葉県:1.4%

売上高/総資産:総資産回転率、ベスト10:単純平均2.4
・マックスバリュ九州 福岡県:4.7、マックスバリュ東北 秋田県:3.7、トライアルカンパニー 福岡県:3.7、アオキスーパー 愛知県:3.6、マックスバリュ北海道 北海道 :3.4、大黒天物産 岡山県:3.3、マルミヤストア 大分県:3.2、エコス 東京都:3.1、マックスバリュ西日本 兵庫県:3.1、マックスバリュ中部 三重県:3.0
・セブン&アイH 東京都:1.0、イオン 千葉県 :1.1

facebook、PI研コメント:
・ROAとROEには密接な関係があり、双方は純資産比率(自己資本比率)で関係づけられます。数式は、ROA=純資産比率×ROEですので、ROAとROEは反比例関係にあります。したがって、双方を引き上げることは難しく、純資産比率を媒介にして、いかにバランスをとるかが経営課題となります。ROEは株主へ対しての利益貢献度ですので、これを重視した場合は、ROE=ROA×(1/純資産比率)となり、いわゆる財務レバレッジが働き、純資産比率が小さいほどROEは高まるということになります。したがって、借入など、他からの資金を無理に入れてROEを増やすなどになり、経営の安定性を欠くことになりかねません。そう考えると、食品スーパーの経営の安定、継続性をはかるには、ROEを無理に高めるよりは、純資産比率を高めながら、ROEも同時に高めるバランス型か、ROEよりも、純資産比率重視型か、どちらかが良いように思います。それにしても、ヨークベニマル、純資産比率77.7%、すごい数字です。
・ROA=(当期純利益/売上高)×(売上高/総資産:総資産回転率)、こちらの方が、ROAの解説としては一般的かと思います。意訳すると、収益性×効率性となるかと思いますが、これも双方のバランスで決まります。どちらかを高めるというよりも、双方のバランスをはかることが経営課題といえますが、食品スーパーは土地、建物、敷金・保証金等多額の資産なくして経営は成り立ちませんので、効率性の追求はなかなか難しのが実態かと思います。ただ、これらの資産を低く抑える店舗開発を確立でれば、効率性の追求も可能です。実際、総資産回転率の高い食品スーパーを見ると、トライアルカンパニー、大黒天物産が上位に来ています。さらに、マックスバリュグループがベスト10に5社、半分を占めており、これがマックスバリュの特徴のひとつといえます。いかに、効率性を追求し、すばやく店舗数を増やすか、それを意図して、食品スーパー業態を開発したと思われます。


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