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December 01, 2012

ダイイチ、2012年9月本決算、既存店堅調!

ダイイチ:2012年9月期本決算、増収増益:11/6
・http://www.daiichi-d.co.jp/index.html
・http://www.daiichi-d.co.jp/IR/ir/pdf/pdf-24year/shihanki58_4.pdf

P/L関連:
・売上高 316.24億円(5.8)、営業利益 7.77億円(8.4)、経常利益 7.21億円(10.2)、当期純利益 3.84億円(13.3)

・原価 76.80%(昨年 76.78%):-0.02、売上総利益 23.20%(昨年 23.22%):+0.02
・経費 22.31%(昨年 22.44%):-0.13
・マーチャンダイジング力 +0.89%(昨年+0.78%):+0.11
・その他営業収入 1.57%(昨年1.62%):-0.05
・営業利益 2.46%(昨年 2.40%):+0.06

通期予想:
・売上高 299.74億円(2.3)、経常利益 5.73億円(3.3)、当期純利益 2.56億円(4.5)

B/S関連:
・自己資本比率 37.8%(昨年 35.4%)、有利子負債 47.92億円(総資産比 38.73%)
・現金及び預金 6.59億円(総資産比 5.32%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:9.79億円(昨年11.19億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△3.36億円(昨年△5.00億円)
   →有形及び無形固定資産の取得による支出△2.52億円(昨年△3.72億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△8.11億円(昨年△4.64億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△167億円(昨年1.53億円)

ダイイチのコメント:
・当社グループ(当社及び連結子会社)を取り巻くスーパーマーケット業界は、自宅で食事を済ませる内食志向の高まりなどの追い風があったものの、コンビニエンスストアやドラッグストアなど、業種の垣根を越えた低価格競争の激化に加え、雇用の継続や年金問題などの将来不安により、消費者の節約志向と低価格志向が依然強く、引き続き厳しい経営環境にありました。
・当期の重点実施事項である、店舗オペーレーションの改善による販売力強化、商品開発による商品力強化、競合店対策と販売促進企画の強化、新店の早期安定と既存店のリニューアル推進、従業員教育の充実によるサービスレベルの向上など、スピードを上げて着実に進めてまいりました。
・店舗展開につきましては、昨年12月札幌市西区2店目、札幌ブロック3店目となる「発寒中央駅前店(売場面積1,762㎡、駐車台数237台)」を開店し、西区においてお客様の買い物環境の充実と満足度の向上に努めております。既存店強化策としては、平成24年8月に「八軒店」(札幌市西区)の売場増床を行い店舗の活性化を図りました。当年度末現在の店舗数は、スーパーマーケットは帯広ブロック9店舗(子会社1店舗を含む。)、旭川ブロック8店舗、札幌ブロック3店舗の計20店舗、その他青果専門店は2店舗の合計22店舗であります。
環境問題への取り組みとして、前年度に引き続き、既存店舗5店の照明をLEDに切り換え、使用電力量と二酸化炭素の削減に挑戦いたしました。
・システム投資につきましては、発注精度の向上による売上機会ロス、値引き・廃棄ロスの削減を目的に、EOB(Electric Order Book(電子発注台帳))システムを導入、また販売実績を迅速かつ様々な角度から分析し、販売戦略の更なる強化のため、商品分析システムを更新いたしました。
・地域別の売上高につきましては、帯広ブロックは145億83百万円(前年同期比0.5%増)、旭川ブロックは110億25百万円(同2.6%増)、札幌ブロックは60億5百万円(同29.8%増)となりました。また、既存店売上高につきましては、前年同期比1.3%増と堅調に推移いたしました。

ダイイチの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7643.Q

facebook、PI研コメント:
・北海道のダイイチ、2012年9月期、本決算、増収増益の好決算です。既存店も「前年同期比1.3%増と堅調に推移、・・」とのことです。この時期、増収増益はもちろんですが、既存店がプラスになるケースはなかなかなく、この厳しい経営環境の中、好決算といえます。ただ、株価の反応は鈍く、ここ最近、低調な動きとなっており、投資家は、この好決算を買いとは見ていないようです。
・ダイイチの増益の要因ですが、原価、経費ともに改善しており、特に、この時期ではあまり見られない経費が大きく改善していることによるといえます。結果、マーチャンダイジング力は+0.11ポイント改善しました。今期、ダイイチは、「発注精度の向上による売上機会ロス、値引き・廃棄ロスの削減を目的に、EOB(Electric Order Book(電子発注台帳))システムを導入、また販売実績を迅速かつ様々な角度から分析し、販売戦略の更なる強化のため、商品分析システムを更新、・・」とのことですので、今後、原価の改善も期待できそうです。ダイイチの今後の動向に注目です。


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