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January 06, 2013

ユニクロの決算を見る、今期1兆円か!

ユニクロ:2012年8月期、本決算、増収増益:10/11
・http://www.uniqlo.com/jp/
・http://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/tanshin201208_4q.pdf
・http://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/20121011_results.pdf

P/L関連:
・売上高 9,286.69億円(13.2)、営業利益 1,264.50億円(8.7)、経常利益 1,252.12億円(16.9)、当期純利益 716.54億円(31.8)

・原価 48.80%(昨年 48.09%):+0.71、売上総利益 51.20%(昨年 51.91%):-0.71
・経費 37.58%(昨年 37.71%):-0.13
・マーチャンダイジング力 +13.62%(昨年+14.20%):-0.58
・その他営業収入 0.00%(昨年 0.00%):+0.00
・営業利益 13.62%(昨年 14.20%):-0.58

通期予想:
・売上高 1兆560.00億円(13.7%)、営業利益 1,435.00億円(13.5%)、経常利益 1,425.
00億円(13.8%)、当期純利益 845.00億円(17.9%)

B/S関連:
・自己資本比率 65.0%(昨年 59.0%)、現金及び預金 1,322.38億円(総資産比 22.22%)
・有利子負債 150.44億円(総資産比 2.52%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:1,276.43億円(昨年571.58億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△353.13億円(昨年△266.43億円)
  →有形及び無形固定資産の取得による支出:△239.80億円(昨年△189.02億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△290.56億円(昨年△261.56億円)
  →配当金の支払額:△218.92億円(昨年△213.70億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):633.41億円(昨年12.15億円)

ユニクロのコメント:
・海外ユニクロ事業の当連結会計年度の業績は、売上高1,531億円(同63.4%増)、営業利益109億円(同22.9%増)、グローバルブランド事業の売上高は1,530億円(同23.3%増)、営業利益は145億円(同65.4%増)となっております。一方、主力の国内ユニクロ事業の売上高は6,200億円(同3.3%増)、営業利益は1,023億円(同3.6%減)と若干の減益の結果となりました。上期は既存店売上高がプラスに転じ、営業利益も前年同期比で増益になりましたが、下期は春物販売の不振、天候不順による夏物販売本格化の遅れにより既存店売上高が減収となり、夏物処分も拡大したことで、減益となりました。
・当社グループは、中期ビジョンとして「世界No.1 アパレル製造小売グループとなる」ことを目標に、「グローバル化、グループ化、再ベンチャー化」を進めております。特に海外におけるユニクロ事業の拡大に力を注いでおり、中国・香港、韓国、シンガポール、台湾、マレーシア、タイ、フィリピンといったアジア地区における店舗数の拡大や、世界主要都市におけるグローバル旗艦店の出店により、事業基盤の強化を図っております。また、セオリー事業、ジーユー事業などにおいても、積極的に出店を進め、事業の拡大をめざしております。
・内部留保金ならびにフリー・キャッシュフローにつきましては、グループ事業の拡充に向けたM&A投資や、グループ企業の事業基盤強化のための投融資に有効活用し、継続的かつ安定的な成長に努めてまいります。
国内ユニクロ事業:
・国内ユニクロ事業の当連結会計年度における売上高は6,200億円(前期比3.3%増)、営業利益は1,023億円(同3.6%減)と増収減益の結果となりました。同年度末の店舗数は845店舗(フランチャイズ店21店舗含む)と、前年度末比2店舗の純増にとどまりましたが、大型店の出店と小型店・標準店の閉店といったスクラップ&ビルドによる店舗の大型化を進めた結果、1店舗当たりの売上高が増加し、3.3%の増収を達成することができました。既存店売上高は前年比0.5%減となっております。
・国内ユニクロ事業の出店につきましては、2012年3月に、世界最大級のグローバル旗艦店「ユニクロ 銀座店」をオープンし、成功を収めた他、東京、大阪、福岡などの都心部への大型店の出店を行っております。直営店24店舗を出店、22店舗を閉店した結果、当連結会計年度末の店舗数は845店舗、うち大型店は147店舗となっております。
・ユニクロの商品開発面では、お客様のニーズに応えるべく、素材メーカーとの開発体制をさらに強化しており、秋冬シーズンには、ヒートテック、ウルトラライトダウン、暖パンなどを、また春夏シーズンにはサラファイン、シルキードライ、ブラトップ、イージーエクササイズインナーといった機能性が高い商品の開発により、需要の拡大につなげております。当連結会計年度におけるヒートテックの販売数量は1億点(海外ユニクロでの販売数量を含む)となっております。
海外ユニクロ事業:
・海外ユニクロ事業の当連結会計年度の売上高は1,531億円(前期比63.4%増)、営業利益109億円(同22.9%増)と、大幅な増収増益を達成いたしました。特にアジア地区では積極的な出店により業績を拡大いたしました。海外ユニクロ事業全体の当連結会計年度末の店舗数は292店舗、前年同年度末比111店舗増となっております。
・特に中国・香港、韓国、台湾で大量出店を行い、これらのエリアでの出店数は合計100店舗となりました。また、その他のアジア地区でも出店を進め、2011年9月にはタイ1号店、2012年6月にはフィリピンに1号店をオープンし、いずれのエリアでも大成功を収めることができております。アジア地区においては、2011年秋にはソウル、台北にグローバル旗艦店をオープンし、ユニクロのアジア地区での事業基盤をさらに強固なものといたしました。
・米国では、2011年10月に、グローバル旗艦店「ニューヨーク 5番街店」と、メガストア「ニューヨーク 34丁目店」をオープンいたしました。これらの店舗の出店により、米国市場のみならず、世界中でユニクロブランドの知名度を高めることができました。しかし、NYの3店舗の売上が伸びず、また、ブランドビルディングの為、ニューヨークの旗艦店中心に先行投資を行った結果、当連結会計年度における米国ユニクロは、赤字を計上する結果となっております。
・欧州では、英国、フランス、ロシアの経営統合を図るなどの事業改革を進めておりますが、当連結会計年度における英国事業は赤字、フランスは若干の減益となっております。ロシアについては収益性が改善し、黒字を達成しております。
ユニクロ事業のグローバル戦略 :
・世界中でユニクロブランドが「高品質、リーズナブルな価格、ファッション性があるベーシックウエア」としてお客様から認知、支持され、世界ナンバーワンのSPA(アパレル製造小売業)となることを目指しております。
・ユニクロ事業のグローバル戦略の最優先課題は、今後の成長機会が最も大きいアジア市場で圧倒的なNo.1ブランドになることです。欧米市場ではパリ、ロンドン、ニューヨークのグローバル旗艦店で積極的な情報発信を行い、ユニクロブランドのブランドポジションを高めていきます。また、欧米市場での本格的なチェーン展開をする際には、事業プラットフォームを有する企業のM&Aも視野に入れております。
・ユニクロの高品質な商品をさらに進化させるために、商品開発をさらに強化していきます。日本の高い繊維テクノロジーを活かし、ヒートテックに次ぐ画期的な高機能・高付加価値商品の開発を進めていきます。また、ウィメンズの商品の企画力を高めていく計画です。

ユニクロの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9983.T

facebook、PI研コメント:
・ユニクロ、株価急騰です。海外事業が好調であり、円高から円安にシフト、今後、ユニクロのコメントにもあるように、「ユニクロ事業のグローバル戦略の最優先課題は、今後の成長機会が最も大きいアジア市場で圧倒的なNo.1ブランドになることです。」とのことであり、アジア市場が絶好調であることが、その要因といえます。ただ、まだ、売上構成比では売上高は1,531億円(前期比63.4%増)と成長性は高いものの、全体の売上高 9,286.69億円(13.2)の16.48%であり、成長途上といえます。今後、この海外市場、特にアジア市場がユニクロの成長戦略の要といえ、どのようなハイスピードで成長してゆくのか注目です。
・それにしても、原価率48.80%、食品スーパーの惣菜部門の寿司等、高収益商品に近い数字であり、これがSPA(アパレル製造小売業)の強さの源泉といえます。食品スーパーも5,000億円を超え、1兆円の時代になると、SPF(食品製造小売業)、Speciality store retailer of Private label Foodへと変化し、海外戦略が経営戦略の中心課題になってゆくのではと思います。その意味で、ユニクロの経営戦略、食品スーパーにとっても学ぶべきものが多く、興味深い先行事例といえます。


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