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February 18, 2013

コスモス薬品、2013年5月、中間、成長戦略にシフト!

コスモス薬品:2013年5月期、第2四半期決算、増収増益:1/11
・http://www.cosmospc.co.jp/index.html
・http://www.cosmospc.co.jp/pdf/130111_2Qtanshin.pdf

P/L関連:
・売上高 1,598.72億円(19.7)、営業利益 83.12億円(21.3)、経常利益 89.79億円(21.8)、当期純利益 50.92億円(27.6)

・原価 80.97%(昨年80.59%):+0.38、売上総利益 19.03%(昨年19.41%):-0.38
・経費 13.82%(昨年14.27%):-0.45
・マーチャンダイジング力 5.21%(5.14%):+0.07
・その他営業収入 0.00(昨年 0.00%):0.00
・営業利益 5.21%(昨年 5.14%):+0.07

通期予想:
・売上高 3,160.00億円(13.3)、営業利益 134.00億円(0.5)、経常利益 146.00億円(0.6)、当期純利益 77.80億円(0.6)

B/S関連:
・自己資本比率 37.9%(昨年36.6%)、現金及び預金 170.37億円(総資産比 15.71%)
・有利子負債 19.57億円(総資産比 1.80%)
・買掛金515.86億円(総資産比47.58%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:76.87億円(昨年49.31億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△79.84億円(昨年△47.08億円)
  →有形及び無形固定資産の取得による支出:△77.47億円(昨年△43.93億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△17.66億円(昨年△21.45億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△20.63億円(昨年△19.21億円)

コスモス薬品のコメント:
・当社グループは消費者にとって「安くて、近くて、便利なドラッグストア」を目指して力を注いでまいりました。また、「良い商品を1円でも安く」というコンセプトのもと、小売業としての競争力強化に努めてまいりました。これにより、既存店売上高は堅調に推移いたしました。
・新規出店につきましては、関西地区に4店舗、中国地区に6店舗、四国地区に3店舗、九州地区に12店舗の合計25店舗を開設いたしました。また、3店舗を閉鎖いたしました。これにより、当第2四半期連結累計期間末の店舗数は479店舗となりました。なお、48店舗の棚替・改装を行い、既存店の活性化を図ってまいりました。

コスモス薬品の出店戦略:
・コスモス薬品は日本で初めて小商圏をターゲットとしたメガドラッグストアを多店舗展開するビジネスモデルを構築しました。小売業はいろいろな業種が入り乱れて大変激しい競合状況にありますが、足元の小さな商圏(商圏人口1万人)に限定すると競合は限られてきます。
・小商圏での競合業態は、食品スーパー、小商圏型ディスカウントストア、コンビニエンスストア、500平米型ドラッグストア。 これらの競合に対抗する当社のメガドラッグストアは医薬品・化粧品のみならず日用雑貨、生鮮三品以外の食品等の日常の暮らしに必要な消耗品を満載した、 非常に便利が良い店舗となっています。現代人にとって最も重要なものは時間であり、時間の節約こそが消費者最大のニーズ。 それを満たす新しいビジネスモデルが、『小商圏型メガドラッグストア』なのです。 小売業では、大きな商圏には大きな店舗、小さな商圏には小さな店舗という考えが常識です。しかし、コスモス薬品は、あえて小さな商圏に可能な限りの大型店(売場面積2,000平米または1,000平米)をつくり、その地域にお住まいの方にとって最も便利の良い店舗をつくることを基本コンセプトとしております。
・コスモス薬品が考える小商圏とは、商圏を自ら分割して他社の入り込む余地がない程の小さな商圏を意味します。その小商圏内で圧倒的なシェアを獲得することを目指しています。これからの小売業はこの小商圏でお客様の支持を得てこそ、真の勝者となるのです。
・小商圏(商圏人口1万人)に限定した出店戦略では個々の店舗の売上は見劣りしますが、近隣のお客様に足繁く、そして末永くご利用いただけることで永続的な繁栄が可能と考えます。また、商圏を小さく設定しているので、たくさんの店舗を出店することが可能です。 よって大きな成功を果たしたコンビニエンスストア以上の成長をコスモス薬品の将来に描いています。

コスモス薬品の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3349.T

PI研コメント:
・コスモス薬品、2013年5月期、中間決算、大幅、増収増益の好決算です。いまや世界中の投資家が注目している日本を代表する小売業の1社です。株価を見るとまさに右上がり、加熱しています。昨年12月頃は4000円前後で推移していましたが、いまや10,000円を超えており、明らかに異常値です。特に、この中間決算期は「関西地区に4店舗、・・」と九州から、中国、四国を経て、いよいよ関西商圏に本格参入であり、今後、1万人に1件の約500坪のドラックストアをドミナント展開してゆくと思われ、さらに成長が期待されます。この中間決算、増益の要因は原価ではなく、経費であり、しかも、経費比率は13.82%、オーケーをもしのぐ経費比率であり、小売業の限界に使い数値といえます。通常のドラックストアはもちろん、食品スーパー、ディスカウントストアをも凌駕する数値であり、しかも豊富な品揃え、ドラックストアというより、EDLPのグロサリーストアといってよい、新業態といえます。キャッシュフローを見ると、成長意欲が旺盛であり、通期予想を見るまでもなく、まだまだ成長戦略は堅持されるといえます。今後、いつまで、この驚異的な成長戦略が維持されるか、注目です。
・それにしても、食品スーパーでは考えられない買掛金であり、総資産比47.58%です。自己資本比率が37.9%ですので、一見、出店余力がない財務状況のように見えますが、有利子負債はわずか1.80%、まさに、買掛金が成長の原動力といえ、これがコスモス薬品の高成長を支えている最大の要因といえます。一般に、ドラックストア全般にいえる傾向ですが、コスモス薬品のように、成長路線に乗った場合は、さらに加速度がかかるといえます。その意味では、小売業独自の成長戦略というよりは、メーカー、卸にも支えられた成長戦略であるといえ、ドラックストアの商品構成であるがゆえになりたつ独自の戦略といえます。コスモス薬品自身も、「日用雑貨、生鮮三品以外の食品等の日常の暮らしに必要な消耗品を満載した、 非常に便利が良い店舗となっています。。。」とのことで、見方を変えれば、賞味期限が最大の商品に特化したがゆえに、可能となった成長戦略といえます。P/Lよりも、B/S、そして、CFを重視したストイックな経営形態を確立したといえ、コスモス薬品、どの観点から見ても、新業態といって良い小売業ではないかと思います。

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February 18, 2013 |

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