アインファーマシーズ、2013年、第3四半期、増収減益!
アインファーマシーズ:2013年4月、第3四半期、増収減益:2/26
・http://www.ainj.co.jp/
・http://www.ainj.co.jp/ainpharmaciez/ir/stockholder/release/
result2013_3.pdf
P/L関連:
・売上高 1,146.71億円(8.8)、営業利益 68.30億円(△7.3)、経常利益 72.62億円(△4.3)、当期純利益 36.89億円(0.4)
・原価 84.51%(昨年84.11%):+0.40、売上総利益 15.49%(昨年15.89%):-0.40
・経費 9.52%(昨年8.88%):+0.64
・その他営業収入 0.00(昨年 0.00%):0.00
営業利益 5.97%(昨年 7.01%):-1.04
・
通期予想:
・売上高1,575.00億円(10.3)、営業利益 115.10億円(12.3)、経常利益 116.30億円(10.3)、当期純利益 60.10億円(22.7)
B/S関連:
・自己資本比率 38.2%(昨年 39.2%)
・現金及び預金 147.24億円(総資産比 15.27%)
・商品106.94億円(総資産比11.09%:売上高比9.32%)
・買掛金 283.79億円(総資産比29.43%)
・有利子負債 157.02億円(総資産比 16.28%)
アインファーマシーズのコメント:
・当社グループは、調剤薬局の新規出店、M&A及び医療モール開発を推進するとともに、都市型ドラッグストアの出店、既存店のMD改善を継続し、グループの事業規模及び収益拡大に努めてまいりました。
(医薬事業)
・医薬事業は、平成24年4月の公定薬価の引下げの影響と医薬品処方日数の長期化の影響がそれぞれ作用し、調剤薬局既存店の処方箋1枚当たりの単価、技術料比率は、概ね前年並みの水準で推移しております。
当社グループは、隔年の調剤報酬改定をはじめとする事業環境の変化に、売上・出店規模の拡大及び薬局運営の効率化により対応するものとし、今期からは、従来の門前型調剤薬局の出店及びM&Aによる拡大とともに、本格的に医療モール開発事業を開始しております。
・医療モール開発は、当社グループとして施設開発、クリニック誘致及び薬局事業を含め総合的に関与し、地域医療に貢献するものであり、当第3四半期連結累計期間までに13件を開業するとともに、今後に向けても順次開業準備をしております。
・同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計56店舗の出店を実施し、5店舗を閉店した結果、当社グループにおける薬局総数は545店舗となりました。
(物販事業)
・都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」の出店を継続するとともに、既存店における集客力の強化により、収益の確保に努めております。「アインズ&トルペ」は、「ドラッグ&コスメティックショップ」として、ショップコンセプトを明確に顧客提案するとともに、医薬品及びコスメティック関連商品を中心にMDを継続改善し、販売力及び粗利益率の強化を図っております。
・また、ポイントカード会員のモバイルシステムへの移行推進、スマートフォンアプリケーションとの連携等により、販売促進における顧客リピート効果と費用効率を高めております。
・同期間の出店状況は、アインズ&トルペ中野セントラルパークイースト店(東京都中野区)、横浜ポルタ店(横浜市西区)、京都アバンティ店(京都市南区)、丸井錦糸町店(東京都墨田区)、所沢駅店(埼玉県所沢市)の5店を出店し、郊外型1店の閉店により、ドラッグストア店舗総数は60店舗となりました。
アインファーマシーズの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9627.T
PI研コメント:
・ドラックストア業界は大きく2つに分かれ、調剤薬局型とドラックストア型です。アインファーマシーは典型的な調剤薬局型ですが、ここ最近、医療モール事業に力を入れており、地域医療を視野に入れた展開が進んでいます。調剤薬局約550店舗で培ったノウハウが生きる新規成長事業といえます。この第3四半期ですが、原価、経費、双方が上昇し、P/Lは厳しい状況といえます。ただ、通期は増収増益予想ですので、残り、四半期、どのような利益改善策を打ち出すのか、注目です。
・ポイントカードの活用として、「ポイントカード会員のモバイルシステムへの移行推進、スマートフォンアプリケーションとの連携等により、販売促進における顧客リピート効果と費用効率を高めております。」とのことで、スマートフォンとの連携が進んでいるといえます。食品スーパーでは遅れている領域であり、ドラックストアがこの分野、先鞭をつけるのではないかと思います。顧客層も、食品スーパーはどちらかというと高齢者の比率が高いといえますので、今後、ドラックストアがどのようにポイントカードを生かし、スマートフォンと連携をはかり、新たな販促に取り組むか、興味深いところです。
・調剤薬局のPI値の活用、「調剤薬局既存店の処方箋1枚当たりの単価、技術料比率は、概ね前年並みの水準で推移、・・」とのことですので、まさに、金額PI値の応用といえます。これを数量に落とせれば、数量PI値を活用し、単品管理、そして、在庫管理も可能かもしれません。また、処方箋にID番号をふれば、i D-POS分析も可能となりますので、今後、調剤薬局分野も様々なマーチャンダイジング、そして、マーケティングの取り組みが可能ではと思います。
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