ニトリH、2013年2月、本決算、増収増益、原価上昇!
ニトリホールディングス:2013年2月、本決算、増収増益:3/29
・http://www.nitori.co.jp/index.php
・http://www.nitori.co.jp/ir/news/2013/6phc130000001hbi-att/20130329tanshin.pdf
P/L関連:
・売上高 3,487.89億円(5.4)、営業利益 615.50億円(6.2)、経常利益 621.95億円(5.1)、当期純利益 358.11億円(6.7)
・原価 44.77%(昨年44.43%):+0.34、売上総利益 55.23%(昨年55.57%):-0.34
・経費 37.57%(昨年38.06%):-0.49
・その他営業収入 0.00(昨年 0.00%):0.00
・営業利益 17.66%(昨年 17.51%):+0.15
通期予想:
・売上高 3,760.00億円(7.8)、営業利益 630.00億円(2.4)、経常利益 640.00億円(2.9)、当期純利益 377.00億円(5.3)
B/S関連:
・自己資本比率 73.6%(昨年 65.3%)、現金及び預金 176.12億円(総資産比 6.19%)
・有利子負債 169.12億円(総資産比 5.94%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:419.89億円(昨年 439.08億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△219.37億円(昨年△229.25億円)
→有形及び無形固定資産の取得による支出:△234.57億円(昨年△219.77億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△220.47億円(昨年△160.99億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△15.94億円(昨年44.60億円)
ニトリホールディングスのコメント:
・家具・インテリア業界におきましても、低価格志向が浸透したまま販売競争が激化する等、経営環境はなお予断を許さない状況となっております。
・このような情勢のもと、当社グループといたしましては、商品面での優位性確保に向けた海外からの開発輸入商品の拡大に引き続き注力するとともに、自社企画開発商品の品質向上へ向けて海外生産工場への生産管理の指導・教育を継続的に実施いたしました。
・品ぞろえといたしましては、お客様に毎日の暮らしの中で、気軽にコーディネートを楽しんでいただけるように、トータルコーディネート商品の開発に引き続き取り組みました。
・広告宣伝活動といたしましては、全国ネットのテレビCMやチラシ紙面、新聞への全面広告の掲載による集中訴求を行うとともに、最適な広告手段の実現に向けたメディアミックスによる広告体制づくりを進めることで、お客様の認知度向上と販促活動の効率化を図りました。
・また、物流コストの削減を推進し、中国上海市にあるプロセスセンターをはじめとした海外物流拠点を積極的に活用することで、グループ全体での効率改善を行いました。
・店舗面では、更なるドミナント地域の形成とスクラップアンドビルドの推進により、より来店しやすく、買物しやすい店舗を目指し、関東、九州地区にそれぞれ9店舗、近畿地区に6店舗、東海地区に3店舗、北海道、北陸甲信越、中国地区にそれぞれ2店舗、東北、四国地区にそれぞれ1店舗、計35店舗を新設いたしました。また、関東、九州地区でそれぞれ3店舗、近畿地区で1店舗を閉鎖しております。これらにより国内店舗数は、平成25年2月20日現在で286店舗となり、経営の基盤は一層充実いたしました。
事業等のリスク:
・当社グループの輸入比率は8割を超え高水準で推移しており、このため、為替相場の変動が業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
・2013年度、為替差損:2.42億円
・当社グループは国内47都道府県及び台湾に店舗を展開しております。自然災害により店舗、物流センター等の設備やたな卸資産、人的資源等に被害が発生した場合には、営業活動に支障が生じ、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
ニトリホールディングスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9843.T
PI研コメント:
・ニトリH、2013年2月、本決算、増収増益の好決算です。結果は良好ですが、気になるは、原価が0.34ポイント上昇していることです。ニトリHは、「当社グループの輸入比率は8割を超え高水準で推移しており、このため、為替相場の変動が業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 」とのことですので、円高は原価改善に有利となりますが、円安は逆、不利に働きます。実際、今期、為替差損が2.42億円発生していますので、今後、円安、そして、消費税の値上げと、ニトリHにとっては厳しい環境が続くといえます。ただ、自己資本比率は73.6%と昨年の 65.3%を上回り、超健全ですので、財務基盤は強固です。キャッシュフローを見ても、投資-219.37億円、財務-220.47億円と営業活動によるキャッシュフロー419.89億円を等分しており、絶妙なバランスです。攻めと守り、双方への配慮があり、好決算ですが、抑制の効いたキャッシュの配分といえます。来期、ニトリHにとっては厳しい経営環境が予想される中、堅固な財務基盤をもとに、どのような経営戦略を打ち出すか、注目です。
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