キーコーヒー、2013年3月、第3四半期、利益急回復!
キーコーヒー:2013年3月、第3四半期、増収増益:1/28
・http://www.keycoffee.co.jp/index.html
・http://contents.xj-storage.jp/contents/25940/T/PDF-GENERAL/140120130125070510.pdf
P/L関連:
・売上高 420.13億円(1.7)、営業利益 13.80億円(165.8)、経常利益 15.89億円(128.5)、当期純利益 9.12億円(386.7)
・原価 69.84%(昨年72.08%):-2.24、売上総利益 30.16%(昨年27.92%):+2.24
・経費 26.87%(昨年 26.65%):+0.22
・その他営業収入 0.00(昨年 0.00%):0.00
・営業利益 3.29%(昨年 1.27%):+2.02
通期予想:
・売上高 544.00億円(1.2)、営業利益 8.90億円、経常利益 11.40億円(343.7)、当期純利益 9.90億円
B/S関連:
・自己資本比率 70.4%(昨年 71.6%)、現金及び預金86.35億円(総資産比 18.57)
・有利子負債 4.70億円(総資産比 1.01%)
キーコーヒーのコメント:
・コーヒー業界は、ここ数年高値圏で推移していたコーヒー生豆相場が最高値圏を脱したものの先行きは不透明であり、また、コーヒー以外の製品についても主原料となる穀物類の国際相場が高騰するなど、予断を許さない状況が続いております。
このような市場環境の下、当社グループはコーヒーの持つ魅力を生活者にお届けし続けるという企業使命を果たすため、「品質第一主義」の経営理念に基づき、「収益性の改善」と「市場競争力の強化」を2つの柱として新たな事業領域の開拓、生活者のニーズにお応えする新商品の開発、お客様との絆を深める企画提案型の営業活動を展開し、業績の回復に努めてまいりました。
また、当社は、株式会社銀座ルノアールと経営資源を相互に活用することを目的に、資本・業務提携に向けた協議に入る旨の基本合意書を平成24年11月に締結しました。
(コーヒー関連事業)
・業務用市場では、「トアルコ トラジャ コーヒー」や「氷温熟成珈琲」など差別性の高いプレミアムコーヒーの拡販活動を推進しました。
・家庭用市場では、春夏商品として大正時代の味わいを再現した「横濱1920 CLASSIC」をドリップオンの形態で新発売しました。手軽にカフェ気分が味わえる割りカフェシリーズに「抹茶オレベース」、「バナナオレベース」の新商品を投入、水出しコーヒーシリーズには「氷温熟成珈琲 水出し珈琲」を新たに投入しました。
・ギフト商品では、中元期に「氷温熟成珈琲 アイスコーヒー」や「氷温熟成水出し珈琲&ドリップオン」を詰合わせたギフトなど全42アイテムをラインアップしました。歳暮期には、「“煎りたて、挽きたて”の新次元の香りを贈り物に!」をテーマとし、iTQi(国際味覚審査機構)『優秀味覚賞』を3年連続受賞した「トアルコ トラジャ コーヒー」の詰合わせギフトなど全23アイテムをラインアップしました。
・また、2012年度モンドセレクションにおいてもアロマフラッシュ「鮮やかな香り キリマンジェロブレンド」が2年連続『最高金賞』を受賞し、2012年iTQiにおいては、「真空パック(VP)スペシャルブレンド」が『優秀味覚賞“三ツ星”』を受賞するなど、数々の当社製品が高く評価されました。
(飲食関連事業)
・株式会社イタリアントマトでは、「サマースイーツフェア」「夏のフードフェア」「夏のコールドドリンクフェア」などの販促策を実施しました。また、「国内は充実」「海外は拡大」の方針の下、国内では消費動向を慎重に見据えて堅実な出店を目指して大学キャンパス内などへの出店を行い、海外ではアジア地域での新規出店を進め、中国福建省廈門市に「イタリアン・トマト カフェ アモイ中華城店」、香港では2店目となる「和茶房 鎌倉 夢見屋 香港上環店」などを出店した結果、国内外に13店舗を出店しました。一方、不採算店11店を閉鎖し、店舗数は305店(直営店77店、FC店228店)となりました。
・この結果、当第3四半期連結累計期間における株式会社アマンドを含めた飲食関連事業の売上高は46億83百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益は24百万円(同158.2%増)となりました。
キーコーヒーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2594.T
PI研コメント:
・キーコーヒー、2013年3月期、第3四半期決算、売上高はやや伸び悩みましたが、利益は急回復、増収増益の好決算です。特に原価が大きく改善、経費の上昇をカバーしたのが大きいといえます。コーヒーは「ここ数年高値圏で推移していたコーヒー生豆相場が最高値圏を脱したものの先行きは不透明であり、・・」とのことで、相場変動があり、原価は、それにより大きく左右される商材であり、原価管理が難しいといえます。したがって、いかに付加価値を高めた商品開発がポイントといえ、付加価値競争の典型的な商材とえいます。だからこそ、マック、コンビニ等の100円コーヒーが価格面での支持を得るともいえます。キーコーヒー、それ以外にも付加価値アップ戦略として、飲食への参入が積極的です。アマンドのM&A,ルノアールとの業務提携交渉、すでに300店舗を超えたイタリアントマトなどです。ただ、まだ全売上の約10%ですので、今後、さらに、この事業、積極的な展開に入ってゆくのではと思います。財務状況は自己資本比率 70.4%と健全ですので、次のM&A戦略、その動向に注目です。それにしても日本のコーヒー市場、今後どうなるのでしょうか?
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