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April 11, 2013

カスミ、2013年2月期、本決算、増収減益!

カスミ、2013年2月期、本決算、増収減益:4/8
・http://www.kasumi.co.jp/index.html
・http://www.kasumi.co.jp/invest/pdf/kesantanshin/25-2kesantanshin.pdf
・http://www.kasumi.co.jp/invest/pdf/kesantanshin/25-2kesan_sankoushiryou.pdf

P/L関連:
・売上高 2,283.81 億円(3.0)、営業利益 65.54億円(△19.7)、経常利益 66.72億円(△20.2)、当期純利益 32.89億円(125.7)
・原価 73.95%(昨年73.79%):+0.16、売上総利益 26.05%(昨年26.21%):-0.16
・経費 26.68%(昨年25.86%):+0.82
・マーチャンダイジング力 -0.63%(+0.35%):-0.98
・その他営業収入 3.60%(昨年 3.47%):+0.13
・営業利益 2.97%(昨年 3.82%):+0.85

通期予想:
・売上高 2,368.00億円(3.7)、営業利益 68.00億円(3.7)、経常利益 74.00億円(10.9)、当期純利益40.00億円(21.6)

B/S関連:
・自己資本比率 54.6%(昨年53.4%)、現金及び預金 109.84億円(総資産比 13.54%)
・商品及45.75億円(総資産比5.64%)
・有利子負債 26.50億円(総資産比 3.26%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:79.95億円(昨年72.38億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△61.69億円(昨年△55.36億円)
  →有形及び無形固定資産:△55.79億円(昨年△53.48億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△12.27億円(昨年△36.57億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):5.98億円(昨年△19.55億円)

カスミのコメント:
・スーパーマーケット業界におきましては、生活者の節約志向・低価格志向の高まりや、異業態も含めた競争の激化など厳しい経営環境が続いています。
・このような状況の中、当社グループは、お客様に共感していただける店舗づくりを目指し、良質な商品とサービスをロープライスで提供できる仕組みの確立に取り組みました。
・営業面では、お客様に「ほんもの」の満足をご提供できるよう、小売業の基本であるQSC(品質・サービス・清潔感)の向上、個店毎のマーケットに応じた売場作り、値ごろ感を重視した販促企画の強化に取り組みました。また、スマートフォンなどの携帯端末で当社のチラシを閲覧できるアプリケーションの提供など新たな販促にも取り組みました。
・さらに、ソーシャルメディアの活用を推進する専任部署を設置し、平成24年5月に公式Facebook(フェイスブック)ページを開設しました。9月に開店したフードスクエア越谷ツインシティ店では、Facebookを活用し、お客様モニターの声を店舗運営に反映させる仕組みづくりに取り組みました。また、Facebookを活用したお客様参加型のイベント「鍋料理コンテスト」を行うなど、お客様との新たなコミュニケーションづくりを進めました。
・新たな取り組みでは、毎日のお買い物にご不便を感じている方々に対する小売りサービスの可能性を検証するため、つくば市において移動スーパーの実証実験を行いました。また、ネットスーパーにつきましては、当連結会計年度末現在6店舗にてサービスを行っております。
・出店につきましては、フードスクエア越谷大袋店(埼玉県越谷市)、フードスクエア流山おおたかの森店(千葉県流山市)、フードスクエア春日部武里店(埼玉県春日部市)、おもちゃのまち店(栃木県下都賀郡壬生町)、フードスクエア越谷ツインシティ店(埼玉県越谷市)、フードスクエアふじみ野店(埼玉県ふじみ野市)の6店舗を開店しました。既存店の活性化では、フードスクエア牛久店の改装を行いました。また、経営効率の観点からFOOD OFFストッカー茂原東部台店を閉鎖し、総店舗数は当連結会計年度末現在146店舗となりました。

【ソーシャルシフト事例】
・明日から、君たちの上司は経営哲学だ 〜 カスミ・インサイド・ストーリー
・http://media.looops.net/saito/2013/04/01/kasumi_inside_story/
・2012年3月、ソーシャルシフトの専属組織となる「ソーシャルメディア・コミュニケーション研究会(略称ソーコミ)」が組織化され、小浜会長、藤田社長の両トップが自ら推進役となった。社内キーマンへの現状インタビュー、クチコミや社員満足度調査、ソーシャルメディアの啓蒙活動、Facebookファンページ(カスミFanページ)立上げ、新店舗出店時のFacebookコミュニティ活用と、部門を超えて、矢継ぎ早に施策が実施された。
・http://www.facebook.com/kasumi.fanpage

カスミの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8196.T

PI研コメント:
・カスミ、2013年2月期、本決算が4/8、公表されました。結果は新店、改装効果により、増収とはなりましたが、利益は東日本大震災の反動もあり、原価、経費ともに上昇、ダブルで利益を圧迫し、厳しい結果となりました。ただ、来期はその反動もあり、増収増益予想であり、業績の回復が見込まれています。カスミは、「2012年3月、ソーシャルシフトの専属組織となる「ソーシャルメディア・コミュニケーション研究会(略称ソーコミ)」が組織化され、小浜会長、藤田社長の両トップが自ら推進役となった。」とのことで、ソーシャルシフト真っ最中です。すでに、モデル店舗10店舗が選定され、通常のチェーンストア管理とは切り離し、ソーシャルシフトの実証実験を展開しています。今後、その波及効果がどのように全社に浸透してゆくのか、その動向に注目です。ソーシャルシフトは顧客との接点、コミュニケーションがポイントですので、原価、経費の改善よりも、先に、顧客の増加、ID客数とID客数PI値(頻度)のアップが期待される政策ですので、カスミの客数がどう変化するか、気になるところです。


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