オークワ、2013年2月期本決算、減収減益!
オークワ、2013年2月期、本決算、増収増益:4/2
・http://www.okuwa.net/
・http://www.okuwa.net/ir/pdf/2013pdf/25-2-kessantansin4.pdf
P/L関連:
・売上高 2,978.04億円(△0.9)、営業利益 50.96億円(△26.9)、経常利益 55.41億円(△24.4)、当期純利益 14.95億円(△36.5)
・原価 74.67%(昨年74.84%):-0.17、売上総利益 25.33%(昨年25.16%):-0.17
・経費 26.89%(昨年26.18%):+0.71
・マーチャンダイジング力 -1.56%(-1.02%):-0.54
・その他営業収入 3.33%(昨年 3.42%):-0.09
・営業利益 1.77%(昨年 2.40%):-0.63
通期予想:
・売上高 3,029.00億円(1.7)、営業利益 58.00億円(13.8)、経常利益 61.00億円(10.1)、当期純利益26.00億円(73.9)
B/S関連:
・自己資本比率 57.6%(昨年57.1%)、現金及び預金 125.50億円(総資産比 9.02%)
・商品及101.21億円(総資産比7.27%)
・有利子負債 229.21億円(総資産比 16.48%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:89.81億円(昨年84.54億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△50.81億円(昨年△77.32億円)
→有形及び無形固定資産:△48.47億円(昨年△70.43億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△36.37億円(昨年△31.61億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):2.62億円(昨年△24.39億円)
オークワのコメント:
・小売業界におきましては、厳しい雇用情勢や所得の伸び悩みに加え、消費税増税の動きなどにより消費者の生活防衛意識はより高まっており、依然として消費者の節約志向・低価格志向は続き、さらに企業間の価格競争が増す等、非常に厳しい経営環境が続きました。
・このような状況のなかで、当社グループの営業の概況につきましては、次のとおりであります。スーパーマーケット事業を展開するオークワは、『利益改善と業務改革を断行し、統合効果を最大限発揮させ、経営効率を一気に高めよう』をスローガンに掲げ、期初に子会社のパレを合併し業務を進めてまいりました。業務改革につきましては、業務改革室主導により、モデル店舗を中心に全社ベースで業務の見直しを行っております。
・お客様の節約志向にお応えするため、「ストップ・ザ・プライス」として生活応援セールの実施、低価格・良品質商品として開発している「くらしモア」商品や、「オー・エコノミー」及び「オー・クオリティ」のプライベートブランド商品ならびに自社食品工場商品の販売拡大に引き続き取り組みました。
・IT戦略を引き続き進め、セルフレジは73店舗・428台に拡大いたしました。ネットスーパーは期末で18店舗、県下全域への配達サービスは和歌山、奈良、三重、愛知、岐阜の5県まで対応いたしました。さらに、宅配料理の「おーくわ亭」のサービスを開始するなど事業拡大に取り組みました。
・期中の新規出店につきましては、岐阜県下にSSM業態の「安八店」とスーパーセンター業態の「可児坂戸店」、三重県下にスーパーセンター業態の「いなべ店」と合計3店舗を新設し、また、三重県下の紀伊長島店と熊野店は店舗を建替えた一方で、経営効率化のため2店舗を閉鎖いたしました。期初に合併したパレ店舗を含め、期末店舗数は173店舗となりました。
・業態別の販売状況では、豊富な品揃えと低価格を実現したスーパーセンター業態は消費者ニーズにマッチし順調に推移いたしましたが、その他の業態は消費者の節約志向の高まりや小売業の低価格競争が激化した影響を受け、前期を下回りました。これにより、既存店の直営売上高は前期比97.5%となりました。
次期の見通し:
・当社は年度スローガンを『お客様第一主義、商品改廃のスピードアップ、業務改革の断行で、成長発展に全力を尽くそう』といたしました。このスローガンのもと、お客様視点で商品改廃を進めるとともに、業務改革室主導による全社的な業務改革を進め、一層の経営効率向上を図ります。また、当社の特徴である4つの業態を活かし、お客様のニーズにお応えできるよう取り組みを強化するとともに、プライベートブランドの商品開発を推進し、さらに独自のサービスを充実させ、地域に密着した企業として鋭意努力いたす所存でございます。
オークワの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8217.O
PI研コメント:
・オークワが4/2、2013年2月期、本決算を公表しました。結果は減収減益、厳しい決算となりました。売上高は、「スーパーセンター業態は消費者ニーズにマッチし順調に推移いたしましたが、その他の業態は消費者の節約志向の高まりや小売業の低価格競争が激化した影響を受け、前期を下回りました。・・」とのことで、スーパーセンター以外の業態が伸び悩んだことが要因といえます。一方、利益の方は、原価の改善は見られたものの、それを大きく上回る経費の上昇が利益を圧迫したといえます。今後、「業務改革室主導による全社的な業務改革を進め、一層の経営効率向上を図ります。」とのことで、業務改革室が経費を含め業務改善に踏み込んでゆくとのことで、その結果がどのように反映されるか、来期の動向に注目です。また、「当社の特徴である4つの業態を活かし、お客様のニーズにお応えできるよう取り組みを強化する、・・」とのことで、今期、厳しかったスーパーセンター以外の業態の成長戦略をどのように打ち出すかにも注目です。
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