アークランドサカモト、2013年2月期、本決算、増収減益!
アークランサカモト:2013年2月期、本決算、増収減益:3/29
・http://www.arcland.co.jp/
・http://www.arcland.co.jp/memory/upfile/1364536882.pdf
P/L関連:䉍ᒰᦼ⚐
・売上高 970.84億円(1.8)、営業利益 82.23億円(△2.2)、経常利益 89.35億円(△0.3)、当期純利益 45.68億円(6.7)
・原価 64.94%(昨年65.79%):-0.85、売上総利益 35.06%(昨年34.21%):+0.85
・経費 26.58%(昨年25.38%):+1.20
・マーチャンダイジング力 8.48%(8.83%):-0.35
・その他営業収入 0.00(昨年 0.00%):+0.00
・営業利益 8.48%(昨年 8.83%):-0.35
通期予想:
・売上高 1,000.00億円(3.0)、営業利益 85.50億円(4.0)、経常利益 92.50億円(3.5)、当期純利益 47.50億円(4.0)
B/S関連:
・自己資本比率 66.5%(昨年61.9%)、現金及び預金 20.53億円(総資産比 3.16%)
・商品及び製品111.17億円(総資産比17.12%)
・有利子負債 59.40億円(総資産比 9.15%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:43.36億円(昨年21.96億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△37.03億円(昨年△28.48億円)
→有形及び無形固定資産:△33.33億円(昨年△24.99億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△12.57億円(昨年6.54億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△6.24億円(昨年0.03億円)
アークランドサカモトのコメント:
・ホームセンター業界におきましては、個人が消費を手控えるなかで、同業種・異業種企業との競合がさらに一層激しくなるなど厳しい経営環境が継続することとなりました。
・このような環境下、当社グループでは、主力のホームセンター部門においては変化対応型店舗戦略を推し進め、「住」関連の専門性を追求すると共に、既存店の改装、売場・陳列の見直しを行い、他店との一層の差別化に力を注ぎました。
・ホームセンター部門の売上高は、664億42百万円(前期比1.2%減)となりました。一昨年10月オープンのホームセンタームサシ貝塚店、11月オープンのホームセンタームサシ高岡駅南店及び昨年10月オープンのホームセンタームサシ長野南店、11月オープンのホームセンタームサシ丸岡店が寄与したものの、前期の東日本大震災の復旧復興需要等の反動によりホームセンター既存店売上高が前期比5.9%減と低調に推移したためであります。
中長期的な会社の経営戦略:
・これまでは新潟、富山、石川、山形各県、関西地区、仙台市等に店舗展開をしてまいりました。平成22年以降は、「まちづくり三法」の影響もあり、10,000㎡クラスの店舗を中心に、長野県、福井県にもエリアを拡大し、これまで蓄積してきた巨大店舗経営ノウハウに加え、専門性を深耕させることにより収益基盤を拡大、利益成長を達成したいと考えております。
当社グループの重要課題:
1.ホームセンター店舗の差別化、比較優位化
2.10年後に収益の核となる事業の育成 であると認識しております。
・第1の課題である「ホームセンター店舗の差別化、比較優位化」においては、2つの店舗が並存しているときに一般消費者は必ず、当社の「ホームセンタームサシ」に来店していただける店舗価値を付加するということであります。そのためには、住関連商品なら無いものはないという品揃え、さらに技術サービスや商品情報提供のための専門的店舗人員の配置等費用はかかっても、店舗価値の向上に注力してまいります。加えて、プロ需要の取組みにも一層、努めてまいります。モノの流通経路の変遷もあって、「ホームセンタームサシ」においてプロが購買する商品は増えております。プロの需要を喚起することによって新しい市場を開拓していくことは、われわれの使命であるとも考えております。
・第2の課題である「10年後に収益の核となる事業の育成」は、アークオアシスデザイン事業の育成であります。高年齢化社会の進行、個人の価値観の多様化などを踏まえ、「文化の創造・継続」に取り組むのがアークオアシス事業であります。油絵、日本画、書道、写経、水墨画、陶芸、彫刻、フラワーアレンジメント、トールペイント、織物、アクセサリー、ステンドガラス、絵手紙等に関する商品の販売と50のカルチャー教室を併設した店舗展開で消費者の有意義な時間づくりに貢献していく所存であります。
アークランドサカモトの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9842.T
PI研コメント:
・いよいよ、2013年度の食品スーパー業界の本決算の公表がはじまりました。アークランドサカモトはホームセンターですが、スーパーセンターも本格展開しており、食品スーパーとは直に競合する部分も多々あります。さて、その結果ですが、残念ながら、「前期の東日本大震災の復旧復興需要等の反動によりホームセンター既存店売上高が前期比5.9%減と低調に推移」とのことで、増収減益とやや厳しい結果といえます。原価は改善しましたが、経費が大きく上昇、これが利益を圧迫したといえます。ただ、営業利益率は8%台であり、食品スーパー比べ、高い収益率です。住関連の利益貢献が大きいといえます。今後、「10,000㎡クラスの店舗を中心に、長野県、福井県にもエリアを拡大し、これまで蓄積してきた巨大店舗経営ノウハウに加え、専門性を深耕させることにより収益基盤を拡大、利益成長を達成、・・」とのことで、新たな出店地域への参入と、より専門性を重視とのことです。来期は待望の1000億円が目標であり、どのように達成をはかるのか、その動向に注目です。
New!まぐまぐプレミアム!(有料):客数の科学、連載スタート!
*客数=ID客数×頻度(ID客数PI値)、客数はフラクタル!
2012年度版、食品スーパー財務3表連環分析、vol1、リリース!
*食品スーパーの過去3年間のMD力、出店余力、出店意欲がわかる!
*ドラックストア、財務3表連環分析を追加しました!
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ! 、資料集
facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」のグループ創設210人、リクエスト!
facebookに連載小説!「おむつとビールは誰にある? 」をスタート、85人!
プライベートセミナー(i D-POS分析)in武術道場、スタート!
« 食品スーパー、売上速報、2013年2月度、閏年の影響? | Main | CPI(消費者物価指数)、2013年2月、依然、マイナス! »
« 食品スーパー、売上速報、2013年2月度、閏年の影響? | Main | CPI(消費者物価指数)、2013年2月、依然、マイナス! »
Comments