トヨタ、2013年3月本決算、増収大幅増益、1兆円!
トヨタ、2013年3月期、本決算、増収大幅増益:5/8
・http://toyota.jp/
・http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial_results/
2013/year_end/speech.pdf
・http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial_results/
2013/year_end/yousi.pdf
2013年3月期決算発表 豊田社長あいさつ:
・http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial_results/
2013/year_end/h_renketu.pdf
P/L関連:米国基準
・売上高 22兆641.92 億円(18.7)、営業利益 1兆3,208.88億円(271.4)、経常利益 1兆4,036.49億円(224.3)、当期純利益 9,621.63億円(239.3)
・売上原価並びに販売費及び一般管理費合計94.01%(昨年98.08%)
・営業利益 5.99%(昨年1.92%)
P/L:日本規準:
・商品・製品売上高20兆9,141.50億円(昨年17兆5,119.16億円)
・金融収益1兆1,500.42億円(昨年1兆717.37億円)
・商品・製品原価 86.11%(昨年90.20):-4.09、売上総利益 13.89%(昨年9.80%):+4.09
・商品・製品経費 10.05%(昨年10.50%):-0.45
・金融経費54.81%(昨年55.29%):-0.48
・商品・製造営業利益3.84%(-0.70%):+4.54
・金融営業利益45.19%(昨年44.71%):+0.48
・total営業利益:5.99%(昨年1.92%):+4..07
通期予想:米国基準
・売上高 23兆5,000.00億円(6.5)、営業利益1兆8,000億円(36.3)、税引前当期純利益 1兆8,900億円(34.6)
B/S関連:米国基準
・株牛資本比率 34.2%(昨年34.4%)
・現金及び預金 1兆7,182.97億円(総資産比4.84%)
・たな卸資産1兆7,157.86億円(総資産比4.83%)
・有利子負債 14兆1,317.80億円(総資産比39.82%)
CF関連:
営業活動によるキャッシュ・フロー:2兆4,513.16億円(昨年1兆4,524.35億円)
投資活動によるキャッシュ・フロー:△ 3兆273.12億円(昨年△ 1兆4,426.58億円)
→金融債権の増加:△ 10兆49.28億円(昨年△ 8兆3,332.48億円)
→有価証券及び投資有価証券の購入:△ 3兆4,124.23億円(昨年△ 3兆1,736.34億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:4,772.42億円(昨年△ 3,553.47億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):390.97億円(昨年△ 4,015.09億円)
トヨタのコメント:
・自動車業界においては、市場は米国ならびにアジアなどの新興国を中心に堅調に推移しました。また、世界的に環境性能の高い商品に対する需要が継続しました。
・このような状況のなかで、当連結会計年度における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、887万1千台と、前連結会計年度に比べて151万9千台 (20.7%) の増加となりました。日本での販売台数については、新商品の積極的な投入や全国販売店の努力により、227万9千台と、前連結会計年度に比べて20万8千台 (10.0%) 増加し、軽自動車を除くトヨタ・レクサスブランドの販売シェアは過去最高の48.4%、軽自動車を含む販売シェア (含むダイハツおよび日野ブランド) は44.3%と、前連結会計年度に引き続き高いレベルで推移しました。海外においても、全ての地域で販売台数が増加したことにより659万2千台と、前連結会計年度に比べて131万1千台 24.8%) の増加となりました。
所在地別の状況:
・日本 の売上高は12兆8,210億円と、前連結会計年度に比べて1兆6,536億円 (14.8%) の増収
・北米の売上高は6兆2,844億円と、前連結会計年度に比べて1兆5,325億円 (32.3%) の増収
・欧州の売上高は2兆831億円と、前連結会計年度に比べて891億円 (4.5%) の増収
・アジアの売上高は4兆3,854億円と、前連結会計年度に比べて1兆512億円 (31.5%) の増収
・その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ) の売上高は2兆942億円と、前連結会計年度に比べて3,340億円 (19.0%) の増収
中長期的な会社の経営戦略:
・第一に、魅力ある商品をグローバルでタイムリーかつ効率的に投入するために、仕事の進め方を抜本的に見直す活動である「Toyota New Global Architecture (トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー) 」をさらに推進していきます。トヨタブランドでは、先進国において、圧倒的な競争力をもった次世代のクルマの企画・開発を実現し、新興国においては、多様な使用環境のもとでお客様に信頼される良品廉価なクルマを開発・導入していきます。レクサスブランドでは、日本発のグローバルプレミアムブランドのイメージを確立していきます。また、競争力のあるユニットを迅速に製品化していきます。
・第二に、事業・経営環境の変化に柔軟に対応していきます。次世代を担う環境・エネルギーなどの事業化の推進や、次なる新興国での将来の事業展開に向けた布石を打っていきます。また、これらの取り組みを実行していくため、迅速な意思決定を支える基盤を整備し、固定費の適切なコントロールなどを推進していきます。
・第三に、持続的な成長を目指した不断の取り組みを進めていきます。品質の向上はもとより、全社での画期的な原価低減と収益改善活動の強化を進めるとともに、グローバル競争力強化に向けた人材育成を一層推進していきます。また、大規模災害時の事業継続性を向上するための活動についても、推進・定着をはかっていきます。
トヨタの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7203.T
PI研コメント:
・トヨタが2013年3月期の本決算を5/8、公表しました。注目の決算です。トヨタの決算は米国基準ですので、日本の決算とかなり違います。経常利益がなく、いきなり、営業利益となり、しかも、原価と経費を分けることなく「売上原価並びに販売費及び一般管理費合計」として、キャッシュアウトとして計上されます。したがって、ここではあえて、分けた日本基準も参考に独自に算出しました。また、金融も一緒に計上されるため、これも分けて算出しました。さて、その結果ですが、増収増益、しかも大幅増益の好決算です。特に、経費も改善しましたが、それを大きく上回る原価の改善が異常値であり、商品・製品原価は4.09%となりました。今期の経営環境がそれだけ、劇的に変化したといえ、これだけ大きく変わるのはグローバル企業ならではの特徴といえます。利益改善が異常値ですので、売上高の増加がかすんで見えますが、数値は18.7%増ですので、売上高も大きく改善しています。しかも、日本はもちろ、世界全体で伸びており、トヨタ復活といえる勢いです。また、来期も増収増益予想、好決算が期待されます。ただ、豊田社長は「では、私たちトヨタは、グローバルビジョンに掲げたように、「どんな状況でも確実に利益を上げ、持続的に成長できる企業に生まれ変われたのか?」 「まだ、わからない」というのが、率直な私の答えです。 」とコメントしていますので、慎重で、冷静です。キーワードは「持続的成長」、これが豊田社長の目指す経営方針といえ、今後もこれからも、どんな経営環境の中でも成長を目指してゆくとのことです。
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