ココカラファイン、2013年3月本決算、増収増益!
ココカラファイン、2013年3月期、本決算、増収増益:5/7
・http://www.cocokarafine.co.jp/
・http://www.cocokarafine.co.jp/ir/archive/pdf/results_2013_4q.pdf
P/L関連:
・売上高 3,358.86 億円(4.3)、営業利益 86.01億円(0.3)、経常利益 138.61億円(2.9)、当期純利益 78.99億円(△0.3)
・原価 74.68%(昨年75.31%):-0.63、売上総利益 25.32%(昨年24.69%):+0.63
・経費 22.76%(昨年22.02%):+0.74
・マーチャンダイジング力 2.56%(2.67%):-0.11
・その他営業収入 0.00%(昨年 0.00%):+0.00
・営業利益 2.56%(昨年 2.67%):-0.11
通期予想:
・売上高 3,590.00億円(6.9)、営業利益100.00億円(16.3)、経常利益 140.00億円(1.0)、当期純利益 82.00億円(3.8)
B/S関連:
・自己資本比率 49.1%(昨年47.7%)
・現金及び預金 242.17億円(総資産比16.17%)
・商品407.57億円(総資産比27.21%)
・買掛金513.06億円(総資産比34.26%)
・有利子負債 59.64億円(総資産比 3.98%)
・ポイント引当金13.83億円(売上対比0.41%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:100.12億円(昨年216.45億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△62.22億円(昨年△49.16億円)
→有形及び無形固定資産:△44.36億円(昨年△32.72億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△42.40億円(昨年△45.53億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△4.50億円(昨年121.75億円)
ココカラファインのコメント:
・当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社11社および関連会社2社により構成されており、医薬品、化粧品、日用雑貨等の店頭販売及び薬局の経営を主たる事業としております。なお、当連結会計年度においては、平成24年11月1日付にて株式会社コダマの全株式を取得し、子会社化いたしました。また、平成25年2月20日付にて、インターネット通販事業を運営する株式会社ココカラファインOECを設立いたしました。
・当社が属するドラッグストア業界は、同業各社の積極的な出店や法的規制緩和による競争環境のめまぐるしい変化を受け、異業種を交えた業務・資本提携、M&A等の企業の生き残りをかけた統合・再編の動きが活発化しております。
・当社は「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する」の経営理念のもと、中期経営計画「2016年3月期 売上高 5,000億円、経常利益 200億円」の達成に向けて、事業の質的強化や効率的な事業運営、変化にスピードをもって対応できる体制づくりを目的とし、平成25年4月1日付の販売子会社6社の統合を推進してまいりました。セグメント別の業績は次のとおりであります。
・出退店につきましては、新規に80店舗を出店(株式会社ABCドラッグからの譲受店舗12店舗を含む)、33店舗の退店を行い、また株式会社コダマを子会社としたことにより同社の84店舗を加えた結果、当連結会計年度末の当社グループ店舗数は、下表のとおり1,261店舗となりました。
・医薬品につきましては、風邪薬をはじめとする一般用医薬品(大衆薬)の不振を好調な調剤事業によりカバーし、売上高は92,979百万円(前連結会計年度比5.8%増)となりました。
事業等のリスク:
・医薬品の販売については、政府による規制緩和が進んでおります。特に平成21年6月1日に施行された改正薬事法によれば、リスク程度が低い一般用医薬品については、薬剤師管理下でなくとも、新設の登録販売者資格を有する者であれば、販売が可能となりました。これにより、医薬品販売における異業種からの参入障壁が低くなっております。また、医薬品のネット販売が事実上解禁されたことにより、異業種との競争が激化した場合には、当社グループの事業計画や業績に影響を及ぼす可能性があります。
・調剤業務における売上高は、薬剤収入と調剤技術に係る収入との合計額で成り立っております。これらは、健康保険法に定められた、公定価格である薬価基準及び調剤報酬の点数をもとに算出されます。今後、薬価基準や調剤報酬の改定が行われた場合、また医薬分業率が変動するなど外的環境が著しく変化した場合等には、当社グループの事業計画や業績に影響を及ぼす可能性があります。
商品販売状況:
・医薬品:929.79億円(構成比31.0%、伸び率 105.8%)
→OTC:533.07億円(構成比 17.8%、伸び率 103.5%)
→調剤:396.71億円(構成比 13.2%、伸び率 109.0%)
・化粧品:898.12億円(構成比 29.9%、伸び率 104.8%)
・健康食品:99.40億円(構成比3.3%、伸び率 104.4%)
・衛生品 :373.09億円(構成比 12.4%、伸び率 108.6%)
・日用雑貨 :423.34億円(構成比 14.1%、伸び率 106.4%)
・食品:276.16億円(構成比 9.2%、伸び率 108.3%)
・卸・介護:358.92億円(伸び率 91.6%)
ココカラファインの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3098.T
PI研コメント:
・ココカラファイン、2013年3月期、本決算を5/7公表しました。結果は増収増益、売上高は、「株式会社コダマを子会社としたことにより同社の84店舗を加えた結果、・・」とのことで、M&Aの効果が大きかったといえます。一方、利益の方ですが、厳しい価格競争の中、原価は改善しましたが、経費がそれを上回る経費の上昇により、高では増益ですが、率では減益というやや厳しい結果です。ただ、来期は大幅な増益予想ですので、経費改善も進み、好調な決算となる予想です。ココカラファインはドラックストアの中では調剤に力を入れており、構成比も13.2%、伸び率も部門トップであり、今後、調剤へさらに力を入れ行くとのことです。一方、食品は構成比9.2%ですので、食品強化型が多いドラックストアの中では、まだまだ低い数値といえます。今後、食品の伸び率も108.3%と高いことから。この食品の強化も課題といえます。財務状況ですが、有利子負債は総資産対比わずか3.98%、現金が16.17%ですので、実質無借金、自己資本比率も昨年の47.7%から、49.1%へと改善、買掛金が34.26%ですので、極めて高い数値であり、財務は良好といえます。キャッシュフローも投資6割、財務4割とバランスのよい配分です。今後、この健全な財務基盤をもとに、どのような成長戦略を打ち出すか、ココカラファインの動向に注目です。
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