いなげや、2013年3月本決算、増収減益!
いなげや、2013年3月期、本決算、増収減益:5/7
・http://www.inageya.co.jp/
・http://www.inageya.co.jp/zaimu/zaimuimages/20130507KT4Q.pdf
P/L関連:
・売上高 2,208.56億円(0.8)、営業利益 34.98億円(△11.1)、経常利益 38.46億円(△7.1)、当期純利益 26.21億円(124.5)
・原価 72.38%(昨年72.48%):-0.10、売上総利益 27.62%(昨年27.52%):+0.10
・経費 29.66%(昨年29.43%):+0.23
・マーチャンダイジング力 -2.04%(-1.91%):-0.13
・その他営業収入 3.69%(昨年3.79%):-0.10
・営業利益 1.65%(昨年 1.88%):-0.23
通期予想:
・売上高 2,330.00億円(5.5)、営業利益 30.00億円(△14.3)、経常利益 33.00億円(△14.2)、当期純利益 14.00億円(△46.6)
B/S関連:
・自己資本比率 49.7%(昨年48.1%)
・現金及び預金 165.11億円(総資産比17.57%)
・商品76.36億円(総資産比8.12%)
・買掛金 221.13億円(総資産比233.54%)
・有利子負債 77.80億円(総資産比 8.28%)
・ポイント引当金12.96億円(売上対比0.60%)
・前連結会計年度末日および当連結会計年度末日がそれぞれ金融機関休業日にあたり、末日期限決済分を翌営業日に決済しておりますため、買掛金などの未払債務の末日期限未決済分負債とそれに対応する手許流動性資金の資産が共に両建てで膨らんでおり、・・
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:28.97億円(昨年132.94億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:65.91億円(昨年△62.19億円)
→有形及び無形固定資産:△18.44億円(昨年△45.74億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△42.48億円(昨年△12.03億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):52.40億円(昨年58.71億円)
いなげやのコメント:
・小売業界におきましては、お客様の節約・低価格志向の定着や異業種も含めた競争の激化などにより、依然として厳しい経営環境が続いております。
・店舗を大中小のタイプに分類、基準を明確化し、小型店は「効率化と割安感を提供」、中型・大型店は「豊富な品揃えと惣菜を強化」するなど、それぞれのタイプに適した営業政策をきめ細かく推進して、お客様に支持される店づくりとオペレーションの効率化に努めました。
・さらに、お客様により近づいたサービスを提供するため、宅配サービス『届くいなげや』をスタートさせ、また、当社独自のポイントシステムを持つ「ing・fan(アイエヌジー・ファン)カード」を活用した販売促進も継続的に強化するなど、引き続き固定客拡大にも努めてまいりました。そのほか、コストをゼロベースから見直すなど経費の削減をすすめ、さらに6月に開設した、いなげやグループ研修センター(東京都小金井市)を活用し、グループ全体の人財育成に注力してまいりました。
・平成24年10月に㈱三浦屋の全株式を譲り受け、完全子会社といたしました。同社は、当社が進めるドミナント戦略上の重要なエリアである東京多摩地区を出店地域として、駅前立地と高級志向の品揃えを特徴としており、相互協力によりお互いの強みを最大限活かし、いなげやグループとしての事業価値の最大化を図ると共にお客様への貢献をより一層高めていけるものと考えております。
・設備投資といたしましては、お客様の節約志向に対応した新業態である「ESBI(エスビィ)」の2号店となるエスビィ久米川通り店(東京都東村山市)、ina(い~な)21西武入間ぺぺ店(埼玉県入間市)ならびにブルーミングブルーミーセレオ八王子店(東京都八王子市)の合計3店舗を新設し、当連結会計年度末時点での店舗数は、第3四半期に連結子会社となった㈱三浦屋の9店舗を加え140店舗になりました。また、花小金井駅前店(東京都小平市)のほか17店舗を「ニューSSM」タイプへ改装するなど、既存店の活性化をすすめました。 売上高につきましては、依然としてお客様の節約志向は強く、既存店売上高が前期比 %減と厳しい状況で推移いたしました。
いなげやの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8182.T
PI研コメント:
・いなげやが2013年3月期の本決算を5/7、公表しました。結果は増収減益、増収幅も0.8%であり、厳しい決算となりました。今期は三浦屋の9店舗が加わり、新店も「「ESBI(エスビィ)」の2号店となるエスビィ久米川通り店(東京都東村山市)、ina(い~な)21西武入間ぺぺ店(埼玉県入間市)ならびにブルーミングブルーミーセレオ八王子店(東京都八王子市)」と合計3店舗が加わりましたが、伸び悩んだといえます。一方、利益の方ですが、原価は改善しましたが、それを上回る経費の上昇が響き、差し引き、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力はマイナス幅が広がり、厳しい結果となりました。結果、キャッシュフローも営業段階で大きく減少、投資も抑制し、守りに重視せざるをえなかったといえます。今後、高級スーパー、三浦屋、自社ブランド、ブルーミングブルーミ、その対極となるEDLP業態、ina21、双方の同時出店がなされ、付加価値訴求と価格訴求を商圏によって使い分けてゆくことになると思われます。来期も厳しい経営環境が予想される中、いなげやが、どのような成長戦略を打ち出すのか、その動向に注目です。
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