関西スーパー、2013年3月本決算、減収減益!
関西スーパーマーケット、2013年3月期、本決算、減収減益:4/25
・http://www.kansaisuper.co.jp/
・http://www.kansaisuper.co.jp/upimages/irinfo/irinfo_324.pdf
P/L関連:
・売上高 1,183.36億円(△0.5)、営業利益 16.53億円(△20.3)、経常利益 19.45億円(△20.4)、当期純利益 9.52億円(△14.3)
・原価 76.58%(昨年76.54%):+0.04、売上総利益 23.42%(昨年23.46%):-0.04
・経費 23.82%(昨年23.47%):+0.35
・マーチャンダイジング力 -0.40%(-0.01%):-0.39
・その他営業収入 1.83%(昨年 1.79%):+0.04
・営業利益 1.43%(昨年 1.78%):-0.35
通期予想:
・売上高 1,216.80億円(2.8)、営業利益16.30億円(△1.4)、経常利益 21.50億円(10.5)、当期純利益 13.10億円(37.5)
B/S関連:
・自己資本比率 49.4%(昨年46.5%)
・現金及び預金 85.69億円(総資産比15.85%)
・商品26.14億円(総資産比4.83%)
・買掛金101.33億円(総資産比18.74%)
・有利子負債 85.38億円(総資産比 15.79%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:16.17億円(昨年61.43億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△24.03億円(昨年36.66億円)
→有形及び無形固定資産:△36.05億円(昨年△5.12億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△22.94億円(昨年△17.11億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△30.81億円(昨年47.97億円)
関西スーパーマーケットのコメント:
・当社グループは、長期ビジョン「2020年、店舗数100店舗・年商2,000億円」の達成に向け、3つのスローガンを掲げ、「関西スーパーがあるからここに住みたい」「関西スーパーがあって本当に良かった」と思っていただける、その地域に“なくてはならないスーパーマーケット(地域一番店)”の実現を目指してまいりました。
・スローガンの1つ目は、「強い関西スーパーマーケットの実現」であります。従業員一人ひとりが店舗競争力強化を目指し、競争に打ち勝つ社内体制の強化に注力いたしました。
・2つ目は、「地域になくてはならない店の実現」であります。食を通じてお客様の健全で健康な生活に貢献するため、鮮度、品質、味の良い、安全安心な価値ある商品をより安く提供する「普段の商い」に徹することに注力いたしました。また、「木金市」(木曜日および金曜日のチラシ販促)のパワーアップを図るため、98円均一以下の低価格商品の品揃え強化を行いました。
・3つ目は、「ローコストオペレーションの実現」であります。鮮魚の漁港直送市や青果の近郷農家直送市等の価値ある商品を安定供給する体制の強化を確立するとともに、営業時間外集中補充体制や自動発注システム等の店内作業の効率化を推進いたしました。
・店舗の新設については、平成24年5月に牧野店(大阪府枚方市)、平成25年3月にベルファ都島店(大阪市都島区)を開店いたしました。既存店強化策としては、平成24年10月に内代店(大阪市都島区)、平成25年2月に大社店(兵庫県西宮市)の売場改装を行い店舗の活性化を図り、顧客ニーズに的確にお応えするため、あらたに56店舗を午前9時開店へ営業時間の変更を行いました。
・また、株式会社スーパーナショナル(本社、大阪市大正区)との間で、平成25年3月25日に包括的業務提携の契約を締結いたしました。今後、商品の調達と共同開発、物流センターの共同使用、教育・訓練の相互活用、店舗開発物件情報の共有化を行います。
関西スーパーマーケットの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9919.O
PI研コメント:
・関西スーパーマーケット、2013年3月期、本決算が4/25、公表されました。結果は減収減益、特に利益は2桁減の厳しい状況です。その要因ですが、原価、経費双方が上昇、特に経費が大きく上昇したことにより、ダブルで利益を圧迫したといえます。結果、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力はマイナス、その幅が広がりました。今期は昨年の東日本大震災の反動が大きかったといえ、それが経費上昇を招いたといえまます。結果、キャッシュフローも営業活動によるキャッシュフローが大きく減少、厳しい決算となりました。ただ、このような中、関西スーパーマーケットはあえて、攻め、投資活動によるキャッシュフローに思いきったキャッシュを配分し、昨年とは一転、成長戦略にシフトです。長期ビジョン、「2020年、店舗数100店舗・年商2,000億円」を目指しての動きといえます。今期はスーパーナショナルとの業務提携も締結、今後へ向けての体制も整えつつあるといえます。関西スーパーマーケットの今後の新店開発を含めた成長戦略に注目です。
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