バロー、2013年3月本決算、増収増益!
バロー、2013年3月期、本決算、増収増益:5/10
・http://www.valor.co.jp/vghp/
・http://www.valor.co.jp/website_ir/News/tansin20130510.pdf
P/L関連:
・売上高 4,312.18億円(5.0)、営業利益 158.52億円(4.0)、経常利益 168.44億円(5.1)、当期純利益 81.84億円(14.5)
・原価 75.66%(昨年75.99%):-0.33、売上総利益 24.34%(昨年24.01%):+0.33
・経費 24.22%(昨年23.91%):+0.31
・マーチャンダイジング力 0.12%(0.10%):+0.02
・その他営業収入 3.70%(昨年3.76%):-0.06
・営業利益 3.82%(昨年 3.86%):-0.04
・ポイント引当金繰入額 :10.46億円(売上対比0.25%)
通期予想:
・売上高 4,600.00億円(6.7)、営業利益 174.00億円(9.8)、経常利益 180.00億円(6.9)、当期純利益 92.00億円(12.4)
B/S関連:
・自己資本比率 35.1%(昨年33.7%)
・現金及び預金 158.73億円(総資産比7.43%)
・商品219.43億円(総資産比10.27%)
・買掛金 289.77億円(総資産比13.56%)
・有利子負債 756.76億円(総資産比 35.42%)
・ポイント引当金3.11億円(売上対比0.07%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:211.39億円(昨年191.90億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△209.61億円(昨年△177.93億円)
→有形及び無形固定資産:△182.65億円(昨年△150.19億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△42.48億円(昨年△12.03億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):29.14億円(昨年△22.83億円)
・投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ31億68百万円増加し209億61百万円となりました。これは主に、新規出店及び改装による有形固定資産の取得182億65百万円及び差入保証金の差入23億26百万円の支出によるものであります。
バローのコメント:
・小売業界におきましては、震災特需の反動や雇用情勢の厳しさによる個人消費の冷え込み、業態を超えた価格競争等により、依然として厳しい経営環境が続きました。
・当社グループでは積極出店による事業規模の拡大を図ると共に、より高品質・低価格を目指した独自商品の開発や多店舗化を支える物流インフラの整備、従業員教育の充実によるサービスレベルの向上等により、店舗における営業力の強化を進めてまいりました。なお、グループ全体の店舗数は、当連結会計年度末では567店舗となっております。
スーパーマーケット(SM)事業:
・基幹事業であるSM事業につきましては、引き続き業容拡大と営業力強化の両面に注力いたしました。店舗につきましては、SMバロー16店舗の出店、子会社ユースが3店舗の出店と1店舗の閉鎖を行ったことに加え、平成24年5月には韓国子会社により韓国内に2店舗を出店し、当期末現在のSM店舗数はグループ合計で238店舗となりました。
・平成24年11月に、バローにおいては岐阜県可児市に加工食品等の常温管理商品を扱う面積約3万6千㎡の「ドライ物流センター」を開設、株式会社ユースにおいては冷凍・冷蔵商品を扱う「ユース福井チルドセンター」を開設し、商品の品質及び供給量の安定化とコストダウンに取り組んでおります。
・SMバローにおいては、店舗の営業力強化に対する支援体制を推進するため、本部の営業部・商品部及び店舗全店にタブレット端末を導入し、画像を介した具体的かつ機動的な指導・助言を行える仕組みを構築いたしました。
次期の見通し:
・当社グループといたしましては、厳しい環境下においても中期的な経営戦略を堅持し、積極的な事業展開によって業容の拡大を図ってゆく方針であります。また、個々の企業の経営内容改善と共に、グループ全体でのシナジーをより一層追求し、強固な企業集団の構築を進めてまいります。
・平成26年3月期の出店につきましては、グループ全体でSM21店舗、HC1店舗、ドラックストア25店舗、スポーツクラブ1店舗の計48店舗を計画しており、既存店の伸長と併せて業容の拡大を図ります。また、PB商品の開発を中心とした荒利益率の引き上げと経費の削減を推進し、利益率の改善にも引き続き取り組んでまいります。
製造小売業への進化:
・他から仕入れた商品に利益を乗せて販売するだけではなく、原料調達・加工製造に関わることでより高い付加価値を産み出してまいります。
バローの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9956.T
PI研コメント:
・バローが、2013年3月期、本決算を5/10、公表しました。結果は増収増益、好調な決算です。特に、原価の改善が大きく、経費の上昇を相殺し、結果、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力が改善しました。バローは、原価改善に力を入れており、「他から仕入れた商品に利益を乗せて販売するだけではなく、原料調達・加工製造に関わることでより高い付加価値を産み出してまいります。」とのことで、製造小売業への進化を目指しています。その成果が、今期決算の原価改善に結びついたものと思います。バロー、原価改善だけでなく、この強みを活かし、今期、積極的な成長戦略を推進しており、営業活動によるキャッシュフローの大半を投資活動によるキャッシュフロー、新規出店関連へ配分しており、守りよりも、攻めの経営が鮮明です。また、来期も、「厳しい環境下においても中期的な経営戦略を堅持し、積極的な事業展開によって業容の拡大を図ってゆく方針であります。」とのことで、引き続き、成長戦略を堅持するとのことです。来期予想も、増収増益、今後、バローがどのような成長戦略を打ち出すか、その動向に注目です。
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