電通、2013年3月本決算、増収増益、Big Data シフト!
電通、2013年3月期、本決算、増収増益:5/14
・http://www.dentsu.co.jp/
・http://www.dentsu.co.jp/ir/data/pdf/tanshin20134QJ.pdf
P/L関連:
・売上高 1兆9,412.23億円(2.5)、営業利益 584.66億円(12.5)、経常利益 590.27億円(△6.1)、当期純利益 363.36億円(22.9)
・原価 82.17%(昨年82.41%):-0.24、売上総利益 17.83%(昨年17.59
%):+0.24
・経費 14.80%(昨年14.83%):-0.03
・営業利益 3.03%(昨年 2.76%):+0.27
通期予想:
・売上高 2兆2,834.00億円(17.6)、営業利益 585.00億円(0.1)、経常利益 587.00億円(△0.6)、当期純利益 191.00億円(△47.4)
B/S関連:
・自己資本比率 26.5%(昨年44.6%)
・現金及び預金 2,083.56億円(総資産比9.44%)
・たな卸資産135.61億円(総資産比0.61%)
・買掛金 7,853.77億円(総資産比35.60%)
・有利子負債 2,158.49億円(総資産比9.78%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:832.95億円(昨年263.97億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△512.36億円(昨年459.41億円)
→投資有価証券の取得による支出:△275.77億円(昨年△74.97億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△53.49億円(昨年△273.31億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):306.16億円(昨年431.40億円)
電通のコメント:
・広告市場においては、年度初めは、震災の影響により厳しい状況となった前年同期からの反動増もあり、テレビスポットを中心に堅調に推移しましたが、世界的な景気の先行きに対する不透明感の高まりなどを背景に、夏頃から広告需要にも減速感が見え始め、その後はやや弱含みに推移しました。
・なお、平成24年(暦年)の「日本の広告費」(当社調べ)は5兆8,913億円(前年比3.2%増)と、5年ぶりに前年実績を上回りました。媒体別では、「マス四媒体広告費」(同2.9%増)、「プロモーションメディア広告費」(同1.4%増)とも前年を上回りました。また、「衛星メディア関連広告費」(同13.7%増)は3年連続で2ケタの伸びを示し、「インターネット広告費」(同7.7%増)も引き続き増加しました。ただ、マス四媒体広告費の前年同期比増減率を四半期別にみると、年前半は高い伸びでしたが、年後半はマイナスに転じました。
・こうした環境下、当社グループは「第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)」、「TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2012」、「2013 WORLD BASEBALL CLASSIC」などを足がかりに多面的にビジネスを展開するとともに、当社グループの総力を結集して統合的なコミュニケーション・デザインによるソリューションを提供するなど、積極的な営業活動を展開いたしました。
電通と富士通、ビッグデータを活用したマーケティング領域の事業で協業:5/16
・http://www.dentsu.co.jp/news/release/2013/pdf/2013061-0516.pdf
・クラウドサービスの活用により、企業のマーケティング活動を革新
・株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直、以下 電通)と富士通株式会社(本社:東京都港区、社長:山本 正已、以下 富士通)は、ビッグデータを活用したマーケティング領域の事業で協業していくことについて合意いたしました。
・第1弾として、富士通が収集するセンサーデータをマーケティング活動に利活用するサービスの提供を開始します。具体的には、株式会社ビデオリサーチの協力のもと、同社の調査パネルがスマートフォンで手軽に肌状態をチェックできる富士通のクラウドサービス「肌メモリ」※3 を定期的に活用することで、パネル自身の肌データをクラウド上に収集します。同時に、パネルの日々の生活行動や利用している美容系・健康系食品に関するアンケートを収集し、肌データとの組み合わせによるマーケティングデータを提供いたします。
肌メモリ:
・スマートフォンのカメラで撮影した肌画像から、シミ・毛穴・色の状態を測定する機能をクラウドで提供し、手軽に肌状態をチェックできるサービスです。当社は、平成25年3月、Aegis Group plcの買収(以下「本件買収」)手続きを完了するとともに同社を改称し、新たにDentsu Aegis Network Ltd.(以下「DAN」)を発足させました。DANの当社連結損益計算書への反映は、平成26年3月期第1四半期決算から行います。
電通の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4324.T
PI研コメント:
・電通が2013年3月期本決算を5/14公表しました。結果は増収増益、売上高はやや伸び悩みましたが、好調な決算です。特に、原価が改善したことが大きいといえます。ただ、今期は財務構造が大きく変わっています。その要因は「当期末は、DANの新規連結等により、前期末と比べ、資産合計で1兆36億74百万円、負債合計で9,519億26百万円の増加となりました。」とのことでDANを買収したことによります。落ち着くまでに数年かかるのではと思います。さて、電通も、ビッグデータへシフトです。5/16、富士通との業務提携を公表しました。今後、様々なビッグデータを活用したサービスが商品化されるものと思います。いよいよ、ビックデータ、広告と本格連動の時代となったといえます。
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