キューピー、7/1から値上げ!
キューピー、値上げを検討!
・家庭用マヨネーズ等の価格を改定します、2013年7月1日(月)出荷分より
・http://www.kewpie.co.jp/company/corp/newsrelease/2013/info_02.html
・キユーピーは、2013年7月1日出荷分から家庭用マヨネーズ等の価格を約2~9%引き上げる価格改定を行います。
・弊社は2009年5月に、食用油価格の低下にともないマヨネーズの価格を約2~7%引き下げる価格改定を実施しました。しかしながら、その後食用油価格は再度上昇しており、2013年1~3月は2009年5月に比べて約1.4倍もの価格になり、今後さらに上昇する見込みです。また、食用油以外の原資材価格も上昇しており、生産拠点の再編や製造工程の合理化等によるコスト吸収努力を重ねて参りましたが、現状の価格での販売は大変難しい環境となりました。つきましては甚だ不本意ではございますが、食用油価格上昇分の一部を反映させ、家庭用マヨネーズ等の価格を引き上げる価格改定をさせていただくことになりました。
・なお、キユーピーライト、キユーピー ディフェおよびドレッシング各商品については価格を据え置きいたします。
・キユーピー マヨネーズ 500g 382円(旧357円)
・キユーピーハーフ 400g 342円(旧329円)
2013年11月期、第1四半期決算:4/1
・http://www.kewpie.co.jp/index.html
・http://www.kewpie.co.jp/company/ir/pdf/kessan_tanshin/2013_0401.pdf
P/L関連:増収減益、原価大幅増!
・売上高 1,249.26億円(4.2)、営業利益 39.02億円(△21.5)、経常利益 43.07億円(△17.6)、当期純利益 22.79億円(△32.5)
・原価 77.06%(昨年75.68%):+1.38、売上総利益 22.94%(昨年24.32%):-1.38
・経費 19.80%(昨年20.17%):-0.37
・営業利益 3.14%(昨年 4.15%):-1.01
通期予想:
・売上高 5,200.00億円(3.0)、営業利益 235.00億円(0.6)、経常利益 239.00億円(△2.3)、当期純利益 125.00億円(1.7)
B/S関連:
・自己資本比率 57.8%(昨年55.8%)
・現金及び預金 249.44億円(総資産比8.29%)
・商品及び製品126.52億円(総資産比4.20%)
・買掛金 407.75億円(総資産比13.55%)
・有利子負債 219.60億円(総資産比 7.29%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:△12.47億円(昨年43.26億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△82.68億円(昨年△23.28億円)
→有形及び無形固定資産:△74.98億円(昨年△31.80億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:8.16億円(昨年93.18億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△84.42億円(昨年113.47億円)
キューピーのコメント:
・食品業界においては、簡便な商品へのニーズが一段と高まる中、中食に加え冷凍食品の需要が増加いたしました。
・食品物流業界においては、物流業者間の競争が一段と激化したことによる受託料金の伸び悩みに加え、軽油価格が上昇するなど、厳しい状況となりました。
売上高:
・サラダ・惣菜事業やファインケミカル事業、共通事業における食品機械の販売などが好調に推移したことにより、1,249億26百万円と前年同期に比べ49億95百万円(4.2%)の増収となりました。
・調味料330.85億円(0.9%、 タマゴ 218.46億円(3.6%)、サラダ・惣菜227.37億円(8.7%)、加工食品137.84億円(△1.2%)、ファインケミカル 22.67億円(35.4%)、物流システム 284.33億円(1.3%:構成比22.75%)、共通 27.70億円(93.6%)
利益面:
・鶏卵相場の上昇や天候不順による野菜の生育不良、軽油価格の上昇などの影響を受けるとともに、パッケージサラダの広告宣伝強化などによる費用の増加で、営業利益は39億2百万円と前年同期に比べ10億66百万円(△21.5%)の減益となりました。
連結業績予想に関する定性的情報:
・国内においては、マヨネーズの万能調味料化や卓上化を進めるとともに、最適な生産体制の構築による効率化や増産への対応を進め、基幹領域を深耕してまいります。また、スーパーマーケットのチルド売場やネット販売、宅配ルートなど、新たな販路への展開に挑戦してまいります。
・また、海外においては、中国や東南アジアの生産および営業の拠点を活用し、エリア特性に応じた展開によるアジアのマヨネーズ市場の拡大や、グループ資源の活用による世界的な外食チェーンとの取組みなど、アジアでの本格展開を進めてまいります。
キューピーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2809.T
PI研コメント:
・キューピー、7月から家庭用マヨネーズ等の価格を約2~9%を値上げするとのことです。「現状の価格での販売は大変難しい環境、・・」とのことです。実際、この第1四半期決算では、原価が大きく上昇しており、経費の削減では、利益が確保できない状況にあるといえます。食品業界、小麦、油等、輸入関連企業は、円安による厳しい局面に入ったといえます。それにしても、キューピーの営業構造、物流システム が284.33億円(1.3%:構成比22.75%)であり、これだけ物流システム関連の構成比が高いとは驚きです。ただし、営業利益は2.55億円(△60.9%)ですので、この第1四半期は厳しい状況です。今後、「新たな販路への展開に挑戦」とのことで、「スーパーマーケットのチルド売場やネット販売、宅配ルート」とのことで、今期、食品スーパーのチルド売場へどのような提案がなされるか、注目です。
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