ドクターシーラボ、2013年7月、本決算、減収減益!
ドクターシーラボ、2013年7月、本決算、減収減益、9/10!
・http://www.ci-labo.com/
・http://ir.ci-labo.com/archives/20130910_tanshin045.pdf
・http://ir.ci-labo.com/archives/20130910_ks035.pdf
P/L関連:
・売上高 339.90億円(△13.0%)、営業利益 75.85億円(△15.4%)、経常利益 78.10億円(△13.2%)、当期純・利益 47.89億円(△4.9%)
・原価 16.88%(昨年17.64%):-0.76、売上総利益 83.12%(昨年82.36%):+0.76
・経費 60.79%(昨年 59.41%):+1.38
・営業利益 22.33%(昨年22.95%):-0.62
B/S関連:
・自己資本比率 84.4%(昨年 76.7%)
・現金及び預金 134.81億円(総資産比56.52%)
・商品及び製品18.39億円(総資産比7.71%)
・買掛金 4.39億円(総資産比1.84%)
・有利子負債 0.00億円(総資産比0.00%)
・ポイントサービス引当金1.10億円(総資産比0.46%:売上対比0.32%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:66.97億円(昨年35.42億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△3.00億円(昨年△2.09億円)
→有形固定資産の取得による支出:△1.96億円(昨年△1.49億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△19.59億円(昨年△21.85億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):45.00億円 (昨年11.41億円)
ドクターシーラボのコメント:
・当社グループは基幹商品のリニューアルや新商品の発売、健康食品の強化により商品展開の充実を図り、既存顧客の継続購買の維持と、新規顧客の獲得を目指しました。
・販路別に見ますと、通信販売においては、健康食品の「美禅食」が下期において行ったプロモーションにより、大きく売上を伸ばし、今後の健康食品の伸長に手ごたえを得ることができる結果となりました。しかしながら、広告宣伝の効率が落ちたことに起因し、新規顧客の獲得が前年同期と比較して35万人減少し、このことから新規顧客の購入者数は26.7%減少したことが影響し、通信販売全体の売上は厳しいものとなりました。
・卸売販売は、ドラッグストアやバラエティストアなどでの店頭の競争環境が激化すると同時に、当社の主力商品と競合する商品が相次いで市場投入されたことに起因し、店頭販売での販売棚の確保に苦戦を強いられました。
対面型店舗販売は、新規店舗を百貨店に1店舗、GMSに6店舗開店する一方、出店契約の満了等により直営店3店舗、百貨店2店舗、GMSを3店舗閉鎖いたしました。当該販路の新たな取り組みとして、百貨店の6店舗、GMSの5店舗で店頭の新規デザインを導入し、お手入れルームを併設した機能性を高めた店舗を構築する試みを行い、他社との差別化を図りました。販売面においては、ジェノマーの新商品投入や美顔器の販売など、購入単価の底上げを図りましたが、夏のボーナス商戦でも高単価の商品の販売は伸びず、全体として苦戦を強いられる結果となりました。
・海外事業においては、香港は中国からの観光客が増加していることに起因し、好調に推移いたしました。またここ数年低下傾向であった台湾においても、お手入れサービスなどの既存顧客へのサービスを強化することにより、回復の傾向が見えてまいりました。代理店を通じての展開をしております韓国においては、中国人観光客への販売が好調に推移し、売上高を大きく伸ばしております。シンガポール、米国は事業形態を変更した年度となったため、売上高への貢献は限定的であります。中国においては、投資額を抑えつつ、政治リスクなどを勘案しながら慎重に事業展開を進めている状況です。
ドクターシーラボの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4924.T
PI研のコメント:
・ドクターシーラボ、2013年7月、本決算が9/10、公表されました。結果は減収減益、厳しい決算となりました。「新規顧客の獲得が前年同期と比較して35万人減少し、・・」と、新規顧客の減少が売上げを直撃、減収となりました。小売業は通販を含め、一般的に既存顧客に年間で10%から15%は既存顧客が減少しますので、それを補う新規顧客の増加が図れないと売上高は激減します。小売業では新規出店、通販では増すコミュニケーンの活用による新規顧客獲得、既存顧客からの紹介ですが、そのために、いずれも膨大な投資、そして、販促経費をかける必要があります。ドクターシーラボも「商品展開の充実を図り、既存顧客の継続購買の維持と、新規顧客の獲得を目指し、・・」とのことですが、「当社の主力商品と競合する商品が相次いで市場投入、・・」など、厳しい経営環境が影響したようです。一方、利益の方は原価は改善しましたが、それを上回る経費比率の増加により利益を大きく圧迫、減益となりました。ただ、自己資本比率は84.4%、無借金ですので、今後、この強固な財務基盤をもとに、どのような成長戦略への投資を打ち出すか、注目です。
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