CPI(消費者物価指数)、2013年7月、上昇基調!
CPI(消費者物価指数):2013年7月度 :8/30公表
(1) 総合指数は2010年(平成22年)を100として100.0、前月比は0.2%の上昇、前年同月比は0.7%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は100.1前月比は0.1%の上昇、前年同月比は0.7%の上昇
(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.3、前月と同水準、前年同月比は0.1%の下落
総合0.7
・食料0.1 (外食を含む)、住居-0.4 、光熱・水道6.4 、 家具・家事用品-1.9 、 被服及び履物0.8、保健医療-0.6、・交通・通信2.6、教育0.5、教養娯楽-0.9 、 諸雑費1.0
・プラス主要項目:電気代10.1%(寄与度0.35)、自動車等関係費4.6%(寄与度0.38)
・マイナス主要項目:教養娯楽サービス-1.0%(寄与度-0.06)
食料 0.1 (外食を含む)のみ詳細:
穀類:-0.1 :米類、依然高値!
・米類 3.5 、パン-2.4 、 めん類-1.5 、他の穀類 -3.3
→うるち米3.7、国産米A2.1、国産米B5.0、もち米-0.5
→ 食パン-0.9、あんパン-2.9、カレーパン-3.0
→ ゆでうどん-2.5、干しうどん-0.4、スパゲッティ0.0、即席めん0.0、生中華めん-3.6、*ゆで沖縄そば0.1
→ 小麦粉-1.2、もち-4.1
魚介類 :0.5:
・生鮮魚介-0.4 、塩干魚介 1.4 、魚肉練製品 -2.4 、他の魚介加工品6.1
→ まぐろ-3.5、あじ-2.7、いわし9.8、かつお-8.5、かれい-3.7、さけ1.9、さば-0.1、さんま-2.1、たい0.3、ぶり-2.9、いか12.8、たこ-14.4、えび3.9、あさり3.4、ほたて貝3.2
→ 塩さけ-0.5、たらこ3.1、しらす干し-3.9、干しあじ1.2、煮干し2.4、ししゃも-0.4
→ 揚げかまぼこ-2.2、ちくわ-4.2、かまぼこ-1.5
→ かつお節11.9、魚介漬物0.5、魚介つくだ煮0.4、魚介缶詰15.0、塩辛0.7
肉類:0.4:
生鮮肉0.4、加工肉0.1
→牛肉A2.3、牛肉B0.4、豚肉A0.0、豚肉B0.5、鶏肉-1.6、レバー0.4
→ ハム-0.9、ソーセージ1.4、ベーコン-1.2、*ポーク缶詰1.1
乳卵類 :-1.2 :
・牛乳・乳製品 -1.5 、卵 -0.1
→牛乳-1.1、牛乳(配達)0.2、牛乳(店頭売り)-1.1、乳製品-2.0、粉ミルク4.9、ヨーグルト-2.7、バター1.3、チーズ-2.8、チーズ (輸入品)-2.0
→ 鶏卵-0.1
野菜・海藻:2.5:相場高騰!
・生鮮野菜 4.7 、乾物・加工品類-1.2
→ キャベツ41.9、ほうれんそう26.0、はくさい5.7、ねぎ11.7、レタス29.7、ブロッコリー9.2、もやし-2.6、アスパラガス-0.8、さつまいも-14.2、じゃがいも2.5、さといも-0.9、だいこん16.4、にんじん-13.5、ごぼう-9.8、たまねぎ-25.0、れんこん-13.0、ながいも0.4、しょうが-4.8、えだまめ6.3、さやいんげん8.0、かぼちゃ2.2、きゅうり9.8、なす-1.7、トマト6.1、ピーマン16.6、生しいたけ2.8、えのきだけ0.4、しめじ-1.8、*にがうり-21.5、*とうが-10.8
→あずき-0.4、干ししいたけ-1.3、のり-0.4、わかめ-2.2、こんぶ2.6、ひじき-1.3
→豆腐-1.6、油揚げ-2.4、納豆-2.2
→こんにゃく-1.8、梅干し1.0、だいこん漬-1.3、はくさい漬-1.5、キムチ
-1.6、こんぶつくだ煮-0.6、スイートコーン缶詰-6.0
果物:1.9:
・生鮮果物2.1 、果物加工品-1.7
→ りんごB-19.7、グレープフルーツ1.1、オレンジ7.2、レモン4.8、ぶどうA2.2、ぶどうB0.0、もも5.9、すいか5.1、メロン5.8、バナナ3.7、キウイフルーツ1.6、さくらんぼ-6.7
・果物缶詰-1.7
油脂・調味料: 0.0:
・油脂 0.7 、調味料 0.0
→ 食用油1.6 マーガリン-2.6
→ 食塩-0.4、しょう油-1.4、みそ-0.8、砂糖0.0、酢-3.2、ソース-0.8、ケチャップ-2.4、マヨネーズ3.0、ドレッシング0.6、ジャム0.0、カレールウ -4.0、即席スープ4.4、風味調味料1.3、ふりかけ1.5、液体調味料-1.7、中華合わせ調味料-0.2、パスタソース3.1
菓子類 :0.0:
→ ようかん1.2、まんじゅう0.5、だいふく餅-0.3、カステラ1.1、ケーキ -1.0、ゼリー-0.1、プリン-3.7、シュークリーム0.1、せんべい-0.4、ビスケット-3.3、ポテトチップス0.2、あめ-0.9、チョコレート5.2、アイスクリーム-0.8、落花生1.4、チューインガム-0.4
調理食品 :-1.4:
・主食的調理食品-1.5 、他の調理食品-1.4
→すし(弁当)-1.8、弁当-1.9、おにぎり-0.8、調理パン-0.1、冷凍調理ピラフ-1.0、調理パスタ-1.1
→ うなぎかば焼き-1.3、サラダ-1.8、コロッケ-1.6、豚カツ-1.5、からあげ -0.8、ぎょうざ-3.1、やきとり0.6、冷凍調理コロッケ-0.4、冷凍調理ハンバーグ-1.7、調理カレー-0.8、混ぜごはんのもと-1.9、煮豆-0.2、焼き魚-2.3、きんぴら-1.8
飲料 :-1.8:
・茶類-1.9、コーヒー・ココア-1.9、他の飲料 -1.8
→緑茶-1.0、紅茶-2.7、茶飲料-2.7
→インスタントコーヒー-3.2、コーヒー豆-4.1、コーヒー飲料0.1
→果実ジュース-2.6、果汁入り飲料-1.6、野菜ジュース-0.2、炭酸飲料-2.2、乳酸菌飲料A-2.2、乳酸菌飲料B0.0、ミネラルウォーター-6.2、スポーツドリンク-1.1
酒類 :-1.0:
→清酒-1.6、焼ちゅう-0.6、ビール-0.7、発泡酒-0.3、ウイスキー-2.0、ワイン-1.8、ワイン(輸入品)-1.6、チューハイ-2.1、ビール風アルコール飲料 -1.7
参考:外食 0.4:
・一般外食 0.4 、学校給食 0.3
→ うどん0.1、中華そば0.1、*沖縄そば0.0、スパゲッティ(外食)-0.1、すしA-0.1、すしB-0.3、親子どんぶり0.2、天どん0.1、カレーライス0.1、牛どん-10.0、フライ0.4、フライドチキン1.1、ぎょうざ(外食)-0.1、ハンバーグ0.2、焼肉-0.3、お子様ランチ-0.3、ハンバーガー14.7、サンドイッチ0.0、ピザパイ-0.2、ドーナツ0.2、コーヒー0.0、ビール(外食)0.1
→ 学校給食(小学校低)0.4、学校給食(小学校高)0.4、学校給食(中学校)0.3
PI研のコメント:
・CPI(消費者物価指数)、2013年7月度が総務省統計局から公開されました。結果は0.7%の上昇となり、ここ数ケ月、伸び率はわずかですが、上昇基調になりつつあるといえます。日銀も本腰を入れて、マネーサプライを増加させており、現在マネタリーベースで約140兆円、国債保有残高は約90兆円ですが、これが消費税の引き上げが予想される来春にはマネタリーベースで約200兆円を超え、国債保有残高は150兆円近くになると予想されます。したがって、このCPIはさらに上昇する可能性を秘めており、今後、上昇幅がさらに高まる可能性が高いと思われます。食品スーパー、デフレからインフレへの戦略転換が必須といえ、いつ、どのタイミングで切り替えるか、その決断が問われるといえます。さて、今月、7月度の食品のCPIですが、0.1%と微増、生鮮食品が上昇気味で推移しており、特に、相場の影響を強く受ける生鮮野菜4.7%、生鮮果物2.1%が全体を牽引しています。一方、グロサリー関連は依然として厳しい状況にあり、飲料-1.8、酒類-1.0がマイナスとなっています。また、調理食品、すなわち、惣菜 も-1.4とマイナスであり、生鮮食品と対照的なCPIといえます。今後、日銀だけでなく、政府の動きも目が離せないといえ、どのような政策が打ちだれるか、そして、その影響がどうCPIに反映されるか注目です。
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