アークス、2014年2月中間、増収減益、財務優先!
アークス、2014年2月、中間決算、増収減益、10/15!
・http://www.arcs-g.co.jp/
・http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/material_dat_20131015153532.pdf
・http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/material_dat_20131017142256.pdf
P/L関連:
・売上高 2,283.07億円(8.7%)、営業利益 63.77億円(△8.3%)、経常利益 70.21億円(△6.1%)、当期純利益 30.56億円(△20.4%)
・原価 76.39%(昨年 76.64%):-0.25、売上総利益 23.61%(昨年 23.36%):+0.25
・経費 20.81%(昨年 20.04%):+0.77
→ポイント引当金繰入額 19.54億円(売上対比0.85%)
・営業利益 2.80%(昨年 3.32%):-0.52
B/S関連:
・自己資本比率 59.8%(昨年 60.6%)
・現金及び預金 284.39億円(総資産比15.79%)
・商品及び製品 125.03億円(総資産比6.94%)
・買掛金 296.11億円(総資産比16.44%)
・有利子負債 139.72億円(総資産比 7.75%)
CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:131.18億円(昨年112.79億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△19.02億円(昨年△12.97億円)
→固定資産の取得による支出億円:△16.22億円(昨年△9.95億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△40.67億円(昨年△47.98億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):71.47億円 (昨年51.83億円)
アークスのコメント:
・当社グループは、今後の経営環境の変化に対応すべく「創発的破壊で成長を加速し 地域密着を基に 最強の連峰経営を築く」を年度方針として掲げ、市場シェアの更なる拡大と企業価値の向上を目指し、平成25年5月に親会社としての当社の組織変更を実施いたしました。
・営業部門では、従来の3グループ制から5グループ制へ組織的な拡充を図り、当社グループのスケールメリットを生かした商品調達と情報収集を行うべく活動を開始いたしました。特に、「商品調達グループ」においては平成24年に設置した東京事務所の人員を増強し、グループ一括での仕入れ活動を開始した他、「資材調達グループ」では当社グループ内で使用する包装資材などの一本化など、スケールメリットを追求する施策を進めてまいりました。
・また、グループのガバナンス強化のため、総務グループ内の「法務担当」をグループとして独立させるとともに「コンプライアンスグループ」と統合して「法務コンプライアンスグループ」とした他、当社グループ内の委員会及びプロジェクトの見直しを進め、当社グループ内の課題解決に向け体制面での整備・拡充を図ってまいりました。
・営業面におきましては、多様化するお客様ニーズと競争環境に対応するため、北海道札幌市内で(株)ラルズが運営する「ビッグハウス」2店舗を「スーパーアークス」へ変更し、幅広い世帯を意識した品揃えや、出来立て・簡便商品の充実を図りました。
・新規出店は、平成25年4月に北海道内で3店舗目となる「カインズホームFC星置店」(運営会社(株)エルディ)を、岩手県に「ジョイス盛岡西バイパス店」(運営会社(株)ジョイス)をそれぞれ開店いたしました。さらに同年7月には青森県に「ユニバース青柳店」(運営会社(株)ユニバース)を開店した他、改装4店舗、閉鎖2店舗を実施した結果、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総店舗数は292店舗となりました。
・また、アークスRARAカードにつきましては、平成25年8月から東北地区へ導入を開始し、平成25年11月上旬の展開完了を目指しております。(株)ユニバース、(株)ジョイスにおいて、クレジット機能、プリベイド機能を搭載したグループ統一カードを導入することによりお客様の利便性が向上する他、今後はグループ各社の販売データの共有、分析、活用などの取り組みを進めてまいります。
アークスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9948.T
PI研のコメント:
・アークスが10/15、2014年2月期の中間決算を公表しました。結果は増収減益、厳しい決算です。原価は改善し、売上総利益は向上しましたが、それを上回る経費の増加があり、減益となったといえます。これを受けて、キャッシュの方も慎重に配分しており、投資を大きく抑制し、財務の改善及び内部留保に厚く配分しています。今期は成長戦略よりも、財務改善を優先した経営判断といえ、ユニバース、ジョイスを加えたグループ全体の安定を重視しているといえます。また、アークスRARAカードについては東北地方への導入を開始し、アークスグループのカード戦略が整いつつあります。今後、「販売データの共有、分析、活用など、・・」に取り組むとのことで、いよいよ、アークスも本格的なiD付POS分析の時代に入るといえます。今後、財務基盤の充実をはかり、組織体制が固まり次第、反転攻勢、成長戦略にシフトすると思われますが、その時期がいつか、アークスの動向に注目です。
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