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November 15, 2013

バロー、2014年3月、中間決算、増収減益、積極投資!

バロー、2014年3月、第2四半期決算、増収減益、11/05!
・http://www.valor.co.jp/vghp/
・http://www.valor.co.jp/website_ir/News/tansin_201309.pdf
・http://www.valor.co.jp/website_ir/News/hosoku20131105.pdf

P/L関連:
・営業収益 2,222.31億円(4.1%)、営業利益 65.44億円(△20.8%)、経常利益 70.62億円(△19.1%)、当期純利益 39.87億円(△18.9%)
・原価 75.97%(昨年 75.69%):+0.28、売上総利益 24.03%(昨年 24.31%):-0.28
・経費 24.71%(昨年 23.92%):+0.79
・マーチャンダイジング力 -0.68%(昨年 0.39%):-1.07
・その他営業収入3.74%(昨年 3.62%):+0.12
・営業利益 3.06%(昨年 4.01%):-0.95

B/S関連:
・自己資本比率 35.6%(昨年 35.1%)
・現金及び預金 119.49億円(総資産比5.43%)
・商品及び製品 232.19億円(総資産比 10.56%)
・買掛金 304.45億円(総資産比13.85%)
・有利子負債 708.85億円(総資産比32.25%)

CF関連:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:83.02億円(昨年111.66億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△114.36億円(昨年△94.61億円)
  →有形固定資産の取得による支出 △364.71億円(昨年△272.83億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー: △7.40億円(昨年 28.31億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△38.67億円 (昨年 45.06億円)

バローのコメント:
・小売業界におきましては、業態を超えた出店政策の強化や価格競争の激化等により、厳しい経営環境が続いております。
・このような状況の中、当社グループでは積極出店による事業規模の拡大を図ると共に、より高品質・低価格を目指した独自商品の開発と、従業員教育の充実によるサービスレベルの向上等により、店舗における営業力の強化を進めてまいりました。これによりグループ全体の店舗数は、当第2四半期末現在で585 店舗となりました。
・<スーパーマーケット(SM)事業>
・基幹事業であるSM事業につきましては、引き続き業容拡大と営業力強化の両面に注力いたしました。店舗につきましては、SMバロー5店舗、食鮮館タイヨー1店舗の計6店舗を新規に出店する一方、ユース1店舗、食鮮館タイヨー1店舗の計2店舗の閉鎖を行い、当第2四半期末現在のSM店舗数はグループ合計で242店舗となりました。
・商品政策では、ご好評をいただいている自主企画商品(PB商品)の開発を一層強化し、より高い価値をよりお値打ちな価格でご提供するよう努めました。
・また、7月には静岡県島田市に「静岡物流センター」、8月には岐阜県可児市に「可児チルド物流センター」を開設するとともに、9月には岐阜県大垣市に「大垣畜産プロセスセンター」、岐阜県可児市に「青果プロセスセンター」を新設し、物流機能の強化及び店舗業務の効率化を進めております。
・<ドラッグストア事業>
・同事業につきましては、19店舗の新たな出店と1店舗の閉鎖により、当第2四半期末現在の店舗数は232店舗となりました。低価格戦略を推進する販売促進企画や食品部門の強化などにより、既存店の売上高は前同期比で6.4%増加いたしました。
・スーパーマーケットバロー辰野店開設のお知らせ:11/13
・所在地:長野県上伊那郡辰野町中央606-1
・S M 売場:2,056.0平米
・投資額:1.9 億円
・年間売上目標:10億円

バローの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9956.T

PI研コメント:
・バローが11/5、2014年3月期、中間決算を公表しました。結果は増収減益、やや厳しい決算ですが、キャッシュフローは積極的な投資、成長戦略を強く打ち出しています。最新店舗、バロー辰野店は長野県への新規出店であり、ドミナントエリアも地元岐阜を拠点に北陸、東海、関西、そして、甲信越へと拡大しています。それにともない、物流センターの整備も進みつつあり、「静岡物流センター」、「可児チルド物流センター」、「大垣畜産プロセスセンター」、「青果プロセスセンター」などを開設しており、成長戦略を押し上げています。やや気になるのは、この中間決算では、原価、経費ともに上昇し、ダブルで利益を圧迫しており、特に、経費の上昇が大きいことです。新店、物流センター等への投資が、その要因と思われますが、今後、さらに成長戦略を推し進める上においても、この収益構造を改善し、いかにキャッシュを獲得するかが課題といえます。バロー、後半、そして、来期へ向けて、成長戦略をどう推し進めてゆくのか、今後の動向に注目です。

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