サンエー、2014年2月、第3四半期、増収増益、好調!
サンエー、2014年2月、第3四半期決算、増収増益、1/6
・http://www.san-a.co.jp/
・http://www.san-a.co.jp/ir/20140106-2.pdf
P/L関連:
・営業収益 1,168.69億円(5.8%)、営業利益 82.28億円(11.5%)、経常利益 84.31億円(11.4%)、当期純利益 50.10億円(19.2%)
・原価 69.35%(昨年 69.45%):-0.10、売上総利益 30.65%(昨年 30.55%):+0.10
・経費 28.96%(昨年 29.17%):-0.21
・マーチャンダイジング力 +1.69%(昨年 +1.38%):+0.31
・その他営業収入 5.76%(昨年 5.68%):+0.08
・営業利益 7.45%(昨年 7.06%):+0.39
B/S関連:
・自己資本比率 68.3%(昨年 74.6%)
・現金及び預金 350.39億円(総資産比 31.39%)
・商品及び製品 100.18億円(総資産比 8.97%)
・買掛金 142.49億円(総資産比 12.76%)
・有利子負債 12.26億円(総資産比 13.09%)
サンエーのコメント:
・当社は経営方針を「あるべき姿」とし、全ての基本はお客様の信頼と支持であることを再確認し、店舗、商品、接客、仕組みについて、常に「あるべき姿」を考え、それに近づく努力をいたしました。また、引き続き企業理念の浸透、七大基本(クリンリネス、鮮度と味、品揃え、価格、陳列技術、サービス、正しい表示)の徹底、既存店の活性化、効率化を図るとともに商品力の強化、効率的な情報システム開発、人材力の強化を行い、お客様満足度の向上に努めてまいりました。
・店舗展開につきましては、4月に八重瀬シティ(沖縄県島尻郡八重瀬町)を新規出店、9月にマチナトシティ(旧マチナトショッピングセンター)(沖縄県浦添市)、10月に西原シティ(沖縄県中頭群西原町)をリニューアルし、西原シティに新規フランチャイズ業態として「無印良品」((株)良品計画FC店舗)を出店いたしました。また、3月にホテルサンワ(沖縄県那覇市)を閉店いたしました。
・販売の状況につきましては、昨年の天候要因(長梅雨・台風)の反動と、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア・ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだことにより、既存店売上高前年同期比は3.1%増となりました。
サンエーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2659.T
PI研コメント:
・サンエーが2014年2月、第3四半期決算を1/6、公表しました。結果は増収増益、特に利益はいずれの段階でも2桁増という好決算です。PBの強化により、原価改善、さらに、それを上回る経費の削減が寄与し、また、その他営業収入も改善と、利益をトリプルで押し上げたことが大きいといえます。特に、今期は既存店が3.1%増となり、これも収益を押し上げており、サンエー、理想的な決算結果といえます。やや気になるのは、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力が1.69%であり、不動産収入、物流収入など、その他営業収入の5.76%に大きく依存した利益構造であることです。典型的なGMSタイプの利益構造であり、SMだけでなく、SSM、NSC、SC、さらには外食、ホテル等の総合小売業を目指しているサンエー独特の収益構造によるといえます。さて、この好調な決算結果を受け、本決算まであとわずか、2月の本決算後には消費増税が控えていますが、今後、どこまで収益を拡大するか、サンエーの動向に注目です。
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