コメリ、2014年3月、第3四半期、増収減益、円安影響!
コメリ、2014年3月、第3四半期決算、増収減益、1/29
・http://www.komeri.bit.or.jp/index.html
・http://www.komeri.bit.or.jp/ir/finalaccounts/2014/53th_3_kessanall.pdf
P/L関連:
・営業収益 2,543.11億円(1.7%)、営業利益 174.29億円(△6.2%)、経常利益 168.49億円(△7.9%)、当期純利益 99.63億円(△7.6%)
・原価 68.13%(昨年67.97%):+0.16、売上総利益 31.87%(昨年 32.03%):-0.16
・経費 27.98%(昨年27.44%):+0.54
・マーチャンダイジング力+3.89%(昨年+4.59%):+0.70
・その他営業収入3.19%(昨年3.06%):+0.13
・営業利益 7.08%(昨年7.65%):-0.57
B/S関連:
・自己資本比率 47.3%(昨年 46.1%)
・現金及び預金 53.75億円(総資産比 1.90%)
・商品及び製品 954.41億円(総資産比 33.77%)
・買掛金 55,791億円(総資産比 19.74%)
・有利子負債 612.10億円(総資産比 21.66%)
・ポイント引当金4.34億円(売上高対比0.17%)
コメリのコメント:
・小売業界におきましては、円安による輸入商品価格の上昇やエネルギーコストの高騰等により、収益面で厳しい環境となりました。更に、消費者物価が上昇基調を強めていることや、平成26年4月からの消費税率引き上げに伴う家計費負担増加の懸念もあり、個人消費の本格的回復には、依然として不透明感の残る状況となりました。
・このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間は、全国的な春の立ち上がりの遅れ、東北・北陸地方の梅雨明けの遅れと12月の少雪の影響等、季節の変わり目の天候不順により、季節商材の販売が低調に推移いたしました。一方、当社の主力カテゴリーである「金物・資材・建材」分野は、建築市場の活性化を背景に販売が堅調に推移し、売上全体を牽引いたしました。
・収益面につきましては、円安の影響による輸入仕入価格の上昇や園芸用品等の荒利率の高い季節商材の低迷により、商品荒利率が伸び悩みました。また、電気・ガス等の光熱費の高騰も収益面に厳しい影響を与えまし・た。
・新規出店につきましては、パワー(以下、PW)を2店舗(新潟県新潟市、福岡県大牟田市)、ホームセンター(以下、HC)を4店舗(石川県金沢市、茨城県桜川市、島根県江津市、長崎県佐世保市)、ハードアンドグリーン(以下、HG)を7県下に9店舗、合計で15店舗を実施いたしました。また、HC水口店(滋賀県甲賀市)の移転増床を行い、PWへ業態転換いたしました。これにより、当第3四半期末の店舗数は、PW28店舗、HC143店舗、HG954店舗、アテーナ16店舗、合計で1,141店舗となりました。
コメリの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8218.T
PI研コメント:
・コメリが1/27、2014年3月期、第3四半期決算を公表しました。結果は増収減益、増収幅もわずかであり、厳しい決算でした。特に、利益は原価、経費どもに上昇、ダブルで利益を圧迫したことが大きかったといえます。コメリ自身も、「収益面につきましては、円安の影響による輸入仕入価格の上昇や園芸用品等の荒利率の高い季節商材の低迷により、商品荒利率が伸び悩みました。また、電気・ガス等の光熱費の高騰も収益面に厳しい影響を与えました。 」とコメントしており、厳しい経営環境であったことが伺えます。それにしても、この厳しい経営環境の中でもマーチャンダイジング力+3.89%、営業利益 7.08%は高い収益力であり、コメリの収益力の高さが表れているといえます。本決算まで残りわずかですが、コメリがどこまで収益を改善するか、その動向に注目です。
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