« ポイント販促、nanacoロングランへ、セブン&アイH! | Main | 平和堂、2014年2月本決算、利益改善、好調! »

April 05, 2014

アオキスーパー、2014年2月本決算、成長戦略へシフト!

アオキスーパー、2014年2月本決算、キャッシュ減、攻めシフト、4/4!
・http://www.aokisuper.co.jp/index.html
・http://www.aokisuper.co.jp/ir/documents/2014Q4_001.pdf

CF関連:キャッシュの配分
・営業活動によるキャッシュ・フロー:14.33億円(昨年 23.54億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△16.70億円(116.53%:昨年△9.67億円)
  →固定資産の取得による支出 △15.40億円(昨年△8.78億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△6.49億円(昨年 △4.50億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△8.86億円 (昨年 9.36億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・自己資本比率 61.5%(昨年 60.8%)
・現金及び預金 60.33億円(総資産比 25.32%)
・商品及び製品 12.81億円(総資産比 5.37%)
・有利子負債 0.00億円(総資産対比 0.00%)
・買掛金 51.32億円(総資産比 21.54%)
  →ポイント引当金 1.94億円(売上対比0.21%)

P/L関連:キャッシュの創出
・営業収益 961.98億円(4.2%)、営業利益 10.73億円(△28.2%)、経常利益 11.43億円(△27.4%)、当期純利益 52.5億円(△33.3%)
・原価 85.52%(昨年 84.74):+0.78、売上総利益 14.48%(昨年 15.26%):-0.78
・経費 18.05%(昨年 18.02%):+0.03
  →ポイント引当金繰入額0.21%(昨年0.17%)
・マーチャンダイジング力:-3.57%(昨年-2.76%):-0.81
・営業収入:4.74%(昨年4.46%):+0.28
  →不動産賃貸収入:0.95%(昨年0.97%):-0.02
  →その他の営業収入:3.78%(79.74%:昨年3.49%):+0.29
・営業利益:1.17%(昨年 1.70%):-0.53

アオキスーパーのコメント:
・当流通業界におきましては、業種・業態を超えた値下げ等による店舗間競争がさらに激化しており、厳しい経営環境が続いております。
・このような状況におきまして当社は、新設店として2月にニッケタウン稲沢店・6月に大同店・12月に上名古屋店をオープンし、3月にアズパーク店・4月にトップモール稲沢店・7月に木場店をリニューアルオープンいたしました。
・販売促進企画として、ポイントカードの新規会員募集やお買物券プレゼント、お客様を対象とした食品メーカーとの共同企画によるIHクッキング教室(本社ビル3F)の開催を引き続き実施いたしました。また、競合店対策のため、恒例となりました四半期に一度の大感謝祭・週に一度の日曜朝市及び100円均一等の企画を継続実施いたしました。
・次期の見通し:
・当社は引き続き既存店のリニューアルや店舗の大型化と社内業務の標準化を行います。また、新設店につきましては、愛知県に的を絞った出店により、店舗のドミナント化をより一層強化する方針であります。
また、全店舗導入いたしましたポイントカードシステムを活用した精度の高い顧客分析により、競合他社に負けない売場づくりに努めます。

アオキスーパーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9977.T

PI研コメント:
・アオキスーパーが2014年2月期の本決算を4/4、公表しました。今期は厳しい決算となり、営業活動によるキャッシュフローが激減、営業利益が△28.2%となったことが大きいといえます。特に、原価の上昇が大きく、利益を圧迫しています。アオキスーパーは食品スーパーの中でも極端に原価が高く、薄利多売、ディスカウント戦略を全面に押し出していますので、原価の上昇は利益に直撃します。原価率85.52%、結果、売上総利益14.48%、通常の食品スーパーではありあえない数値であり、これがアオキスーパーの強さの源泉ともいえます。ただ、これだけ高い原価となると、経費比率も極限まで下げる必要があります。実際、アオキスーパーの経費比率は18.05%であり、食品スーパー業界もで屈指の低さです。ただ、これだけ原価が高いと、この低い経費比率でもカバーできず、結果、差し引き、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力は、大きくマイナス、これをその他営業収入4.74%でカバーすることになり、厳しい収益構造といえます。通常、このような厳しいキャッシュの中では、成長戦略へのキャッシュの配分を抑制することになりますが、アオキスーパーはあえて、積極投資、営業活動によるキャッシュフローの116.53%の配分、100%を超えています。強気の成長戦略といえ、このような厳しい中、あえて、攻めに転じたといえます。今後、「既存店のリニューアルや店舗の大型化と社内業務の標準化を行います。また、新設店につきましては、愛知県に的を絞った出店により、店舗のドミナント化をより一層強化する方針、・・」とのことで、攻めは続くといえます。アオキスーパーがこれだけ強気の経営戦略を打ち出せる要因ですが、無借金経営、自己資本比率61.5%の高さにあります。今後、この安定した財務基盤をもとに、どこまで成長戦略を推し進めるのか、アオキスーパーの新店に注目です。


新連載!まぐまぐプレミアム!(有料):ケーススタディ:ダンハンビー(dunnhumby)
  *~WE'RE A CUSTOMER SCIENCE COMPANY~
2013年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、vol1、リリース!
  *食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社のP/L、CF、BSを連環分析!
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ! 、資料集
facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」のグループ創設308人リクエスト

« ポイント販促、nanacoロングランへ、セブン&アイH! | Main | 平和堂、2014年2月本決算、利益改善、好調! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference アオキスーパー、2014年2月本決算、成長戦略へシフト!:

« ポイント販促、nanacoロングランへ、セブン&アイH! | Main | 平和堂、2014年2月本決算、利益改善、好調! »