平和堂、2014年2月本決算、利益改善、好調!
平和堂、2014年2月本決算、キャッシュ減、攻めシフト、4/3!
・http://www.heiwado.jp/index.htm
・http://www.heiwado.jp/ir/img_ir/2014/0403_a.pdf
・http://www.heiwado.jp/ir/img_ir/2014/0403_b.pdf
CF関連:キャッシュの配分
・営業活動によるキャッシュ・フロー:214.92億円(昨年 190.57億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△134.18億円(62.43%:昨年△143.32億円)
→固定資産の取得による支出 △102.52億円(昨年△137.09 億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△85.86億円(昨年 △64.59億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):5.60億円 (昨年 △12.47億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・自己資本比率 43.0%(昨年 41.2%)
・現金及び預金 182.40億円(総資産比 6.32%)
・商品及び製品 182.97億円(総資産比 6.34%)
・有利子負債 728.24億円(総資産対比 25.26%)
・買掛金 293.18億円(総資産比 10.17%)
→ポイント引当金 69.05億円(売上対比1.81%)
P/L関連:キャッシュの創出
・営業収益 4,045.97億円(3.1%)、営業利益 133.21億円(8.3%)、経常利益 138.06億円(7.4%)、当期純利益 77.99億円(41.1%)
・原価 70.55%(昨年 70.34):+0.21、売上総利益 29.45%(昨年 29.66%):-0.21
・経費 32.56%(昨年 33.10%):-0.54
・マーチャンダイジング力:-3.11%(昨年-3.44%):+0.33
・営業収入:6.63%(昨年6.79%):-0.16
→不動産賃貸収入:3.55%(昨年3.57%):-0.02
→その他の営業収入:3.08%(46.45%:昨年3.21%):-0.13
・営業利益:3.52%(昨年 3.35%):+0.17
平和堂のコメント:
・「株式会社平和堂」は、フレンドマート葛野山ノ内店(京都府京都市 4月)、平和堂グリーンプラザ店(愛知県名古屋市 8月)、フレンドマート枚方養父店(大阪府枚方市 9月)、フレンドマート栗東店(滋賀県栗東市 10月)、フレンドマート高槻美しが丘店(大阪府高槻市 店舗面積1,298㎡ 11月)の5店舗を何れもスーパーマーケットタイプの店舗として開設、地域のお客様の利便性を向上させるとともに、ドミナント形成をより一層強固にしてまいりました。
・既存店におきましては、大型店のアル・プラザ鹿島(石川県鹿島郡)、ビバシティ平和堂(滋賀県彦根市)の2店舗を改装、お客様ニーズに合わせた品揃えやテナント導入を実施し、集客の向上に努めました。
・販売面では、衣料品においては、地産商品や機能性肌着等の拡販や小型店舗の衣料再編集に取り組みました。住居関連品においては、薬品・日用品のEDLP政策の実施や寝具商品を中心とした海外開発商品を拡大し、粗利益率の改善に努めました。食料品においては、“生鮮市”の商品力強化や、グロサリー商品のEDLP商品増、週毎に厳選した重点商品の単品量販に取り組みました。
・販促面では、カード会員様向けチラシ商品増や優待施設の充実、さらにはモバイル会員様向けアプリを使用しての情報発信や販促等、さらなる固定客作りを推進いたしました。しかしながら、秋期の天候不順や大型家電の大幅縮小により、衣料品、住居関連品の売上高は前年を下回る結果となりました。
・中国湖南省で小売事業を展開する「平和堂(中国)有限公司」は、新設の4号店「平和堂中国 AUX(奥克斯)広場店」が寄与し増収となりましたが、出店費用がかさみ減益となりました。
・滋賀県でスーパーマーケットを展開する「株式会社丸善」は、主力店舗の改装期間中の営業規模縮小もあり減収となりましたが、株式会社平和堂との仕入統合や経営管理システムの導入を行い、利益改善をいたしました。
・中長期的な会社の経営戦略:
・「お客様に最高のご満足を提供させていただく」ため、アル・プラザタイプとSM(フレンドマート)タイプを中心とした出店・統廃合と関連施設の充実により、滋賀県を主として、京阪神・北陸・東海地区でリージョナルチェーンとしての基盤をより強固にしてまいります。また、キャッシュ・フロー経営を重視した投資・財務戦略を推進してまいります。
平和堂の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8276.T
PI研コメント:
・平和堂が4/3、2014年2月期の本決算を公表しました。増収増益の好調な決算により、キャッシュも増加、200億円を超えるキャッシュを確保しました。今期は特に、原価は増加しましたが、それを上回る経費の改善が寄与したことが大きかったといえます。その約200億円のキャッシュの配分ですが、約60%を成長戦略、残り約40%を財務改善に充てており、バランスのよい配分といえます。売上高がやや伸び悩んだ要因は5店舗の新規出店が今期はすべてスーパーマーケットタイプであり、平和堂の主力業態アル・プラーザでの新規出店がなかったことが大きいといえます。平和堂自身も、「アル・プラザタイプとSM(フレンドマート)タイプを中心とした出店・統廃合と関連施設の充実により、滋賀県を主として、京阪神・北陸・東海地区でリージョナルチェーンとしての基盤をより強固にしてまいります。」と、コメントしているように、アル・プラーザタイプはドミナント戦略の主力業態ですので、この新規出店が今後の成長戦略の成否を握っているといえます。一方、もうひとつの成長戦略の中国ですが、「新設の4号店「平和堂中国 AUX(奥克斯)広場店」が寄与し増収となりましたが、出店費用がかさみ減益、・・」とのことですが、やや苦戦気味といえます。今後、平和堂、アル・プラーザをいつ、どこに新規出店してゆくのか、その動向に注目です。
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