ヨークベニマル、2014年本決算、震災から3年、復活!
ヨークベニマル、2014年2月本決算、増収増益、4/3!
・http://www.yorkbeni.co.jp/
・http://www.7andi.com/
・http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/kt/pdf/2014_0403kt.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積
・自己資本比率 78.44%(昨年 79.22%)
・現金及び預金 149.84億円(総資産比 8.91%)
・商品及び製品 84.97億円(総資産比 5.05%)
・有利子負債 2.68億円(総資産対比 0.15%)
・買掛金 163.68億円(総資産比 9.74%)
・利益剰余金合計1,004.63億円(総資産比 59.79%)
P/L関連:キャッシュの創出
・営業収益3,808.69億円(4.7%)、営業利益 221.66億円(9.4%)、経常利益 144.67億円(3.3%)、当期純利益 93.06億円(20.4%)
・原価 76.62%(昨年 76.34):+0.28、売上総利益 23.38%(昨年 23.66%):-0.28
・経費 21.60%(昨年 21.96%):-0.36
・マーチャンダイジング力:1.78%(昨年1.70%):+0.08
・営業収入:1.62%(昨年 1.62%):+0.00
→不動産賃貸収入:0.95%(昨年0.96%):-0.01
→その他の営業収入:0.67%(昨年0.65%):+0.02
・営業利益:3.40%(昨年 3.32%):+0.08
ヨークベニマルのコメント:
・国内の食品スーパーは、当連結会計年度末時点で株式会社ヨークベニマルが南東北及び北関東地方を中心に193店舗(前期末比9店舗増)、株式会社ヨークマートが首都圏に 74店舗(同3店舗増)を運営しております。株式会社ヨークベニマルは「生活提案型食品スーパー」を目指し、生鮮食品とデリカテッセンの強化に加え、「セブンプレミアム」を始めとする差別化商品の開発を推進した結果、既存店売上伸び率は前年を上回りました。また、子会社の株式会社ライフフーズにおいて新工場が平成25年3月より稼動し、即食・簡便のニーズが高まる中、様々な生活シーンに応じた惣菜のメニュー提案を強化いたしました。
・あの日のバナナ:3/12
・http://www.yorkbeni.co.jp/press/2014/20140312_sinsai.pdf
・東日本大震災から3年を迎えるにあたり、3月10日の朝刊(福島民報・福島民友)に掲載した内容です。震災当時、従業員一人一人がお客様に対して何ができるかを自ら考え、行動したことに対して、お客様からいただいた感謝のお手紙の一部をモチーフとしております。
・お客さまからの手紙:
・私たちは決して忘れません。たった1本のバナナが貴重だった日々を!
・「震災後、度重なる余震で、人生で最も大きな恐怖を経験しました。近所の方から、「ヨークベニマルさんで無料頒布している」と聞き、急いで駆けつけました。あの時、スタッフの方から「パン・お茶・バナナもどうぞ」と優しく言葉をかけられました。本当に感謝で胸がいっぱいになりました。家族三人でいただいた食料品を車の中で食べました。どんな食べ物も比べものにならないくらい美味しかったです。4歳の娘も「美味しいね」と三人で泣きながら食べました。あの時の味は、一生忘れません。本当にありがとうございました。」
参考:March 19, 2011:3/18現在、東北、食品スーパーマーケット被災速報!
・https://pipi.cocolog-nifty.com/pi/2011/03/318-31d9.html
・2011年3/18現在、休業店舗:
・ヨークベニマル、休業店舗:71店舗
・福島県:29店舗
・大槻店・片平店・富久山店・桑野店・メガステージ田村店・梁川店・笹谷店・瀬上店・野田店・小野町店・小野プラザ・いわき泉店・富岡店・大熊店・夜の森店・小名浜店・エブリア店・上荒川店・湯本南店・浪江店・勿来江栗店・谷川瀬店・大原店・好間店・内郷店・相馬店・相馬黒木店・原町店・原町西店
・宮城県:35店舗
・矢本店・中新田店・小牛田店・石巻蛇田店・古川福浦店・古川店・佐沼店・大街道店・湊鹿妻店・築館店・中浦・店・若柳店・古川南店・涌谷店・市名坂店・大和吉岡店・利府店・塩釜店・泉古内店・多賀城店・南吉成店・泉将・監店・新田東店・真美沢店・福田町店・南中山店・フォレオ東仙台店・大和町店・柴田店・岩沼西店・山田鈎取店・・名取西店・遠見塚店・柳生店・大河原店
・茨城県:7店舗
・那珂湊店・百合が丘店・茨城町店・石岡店・坂東店・羽鳥東店・中郷店
PI研コメント:
・ヨークベニマルが4/3、2014年2月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、好決算です。今期でヨークベニマル、東日本大震災から丸3年目となりますが、完全復活です。この3/10には、コメントにもあるように「あの日のバナナ」と題したお客さまの手紙をモチーフにした広告を出していますが、まさに、この3年、この「バナナ」がヨークベニマルの従業員の心を支えたのではないかと思います。参考に以前のブログ、東日本大震災直後の3/18のブログを見てみると、当時、実に71店舗が休業店舗、その後、福島県では原発の影響もあり、いまでも再開できない店舗がある状況です。それから3年、この決算を見る限り、ヨークべニアは力強く立ち直ったといえます。特に、自己資本比率が78.44%、この数字は食品スーパー業界では屈指の高さであり、世界的にも見ても、限界に近い高い数値です。あの震災を経て、この高い数字ですので、これが地域住民にも、ヨークベニマルは何があってもつぶれない、必ず復活するという絶対的な安心感を与えているといえます。東北地方はアークスをはじめ、M&Aの激しい市場シェア争いに入ったといえますが、ヨークベニマル、この安定した財務を基盤に、どのような成長戦略を打ち出すか、今後の経営戦略に注目です。
新連載!まぐまぐプレミアム!(有料):ケーススタディ:ダンハンビー(dunnhumby)
*~WE'RE A CUSTOMER SCIENCE COMPANY~
2013年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、vol1、リリース!
*食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社のP/L、CF、BSを連環分析!
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