CPI(消費者物価指数)、2014年3月、消費増税前月?
CPI(消費者物価指数):2014年3月度 :4/25公表
(1) 総合指数は2010年(平成22年)を100として101.0、前月比は0.3%の上昇、前年同月比は1.6%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は100.8、前月比は0.3%の上昇、前年同月比は1.3%の上昇
(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.6、前月比は0.3%の上昇、前年同月比は0.7%の上昇
総合1.6
・食料2.4 (外食を含む)、住居-0.3 、光熱・水道6.3、 家具・家事用品1.6、 被服及び履物0.4、保健医療-0.4 、交通・通信1.2、教育0.8、教養娯楽1.4、 諸雑費2.9
・上昇主要項目:( )は寄与度
・生鮮魚介 11.7%(0.15)、電気代 10.0%(0.35)、自動車等関係費 1.7%(0.14)、他の諸雑費 6.6%(0.14)、教養娯楽サービス 1.8%(0.11)
食料2.4(外食を含む)のみ詳細:
・穀類:-1.8:
・米類-6.8 、パン1.7、 めん類0.8、他の穀類 -0.2
→ うるち米-7.2、国産米A-7.3、国産米B-7.1、もち米0.0
→ 食パン1.3、あんパン2.6、カレーパン1.2
→ ゆでうどん-0.2、干しうどん0.8、スパゲッティ-2.3、即席めん0.8、生中華めん2.7、*ゆで沖縄そば -0.8
→ 小麦粉6.2、もち-2.8
魚介類 :9.1:
・生鮮魚介11.7、塩干魚介5.9、魚肉練製品-0.6 、他の魚介加工品9.6
→ まぐろ4.9、あじ2.7、いわし23.3、かつお3.3、かれい3.4、さけ28.6、さば13.7、さんま23.6、たい -1.8、ぶり20.9、いか5.5、たこ-0.2、えび20.7、あさり6.1、かき(貝)4.5、ほたて貝15.9
→ 塩さけ21.2、たらこ1.5、しらす干し-0.1、干しあじ5.3、煮干し1.9、ししゃも2.1、いくら1.7
→ 揚げかまぼこ-0.8、ちくわ-0.5、かまぼこ-0.4
→ かつお節13.8、魚介漬物7.0、魚介つくだ煮-1.1、魚介缶詰17.8、塩辛3.0
肉類:5.0:
・生鮮肉5.2、加工肉3.9
→ 牛肉A7.6、牛肉B10.6、豚肉A2.5、豚肉B3.2、鶏肉5.3、レバー2.3
→ ハム-0.2、ソーセージ7.5、ベーコン3.0、*ポーク缶詰5.4
乳卵類 :4.0:
・牛乳・乳製品2.3 、卵10.2
→ 牛乳3.2、牛乳(配達)1.2、牛乳(店頭売り)3.3
→ 粉ミルク0.0、ヨーグルト-0.3、バター0.7、チーズ7.9、チーズ (輸入品)1.4
→ 鶏卵10.2
野菜・海藻:5.4:
・生鮮野菜8.8、乾物・加工品類-0.2
→ キャベツ6.7、ほうれんそう19.4、はくさい-0.3、ねぎ20.9、レタス3.2、ブロッコリー10.7、もやし-0.8、アスパラガス0.8、さつまいも8.2、じゃがいも8.4、さといも57.4、だいこん-3.3、にんじん8.6、ごぼう14.7、たまねぎ31.7、れんこん15.0、ながいも5.4、しょうが5.3、さやいんげん3.7、かぼちゃ8.5、きゅうり23.0、なす11.4、トマト-3.2、ピーマン8.2、生しいたけ2.7、えのきだけ1.1、しめじ-1.0、*にがうり23.3、*とうが21.0
→ あずき-1.3、干ししいたけ-1.0、のり-0.5、わかめ-2.8、こんぶ0.9、ひじき2.9
→ 豆腐1.1、油揚げ0.3、納豆-0.7
→ こんにゃく-0.3、梅干し-0.6、だいこん漬-0.7、はくさい漬0.0、キムチ-1.6、こんぶつくだ煮1.4、スイートコーン缶詰0.2
果物:5.9:
・生鮮果物6.2 、果物加工品0.0
→ りんごB13.9、みかん4.1、グレープフルーツ22.3、オレンジ16.6、レモン13.1、いよかん-2.6、いちご 4.3、バナナ2.5、キウイフルーツ0.4
→ 果物缶詰0.0
油脂・調味料:2.5:
・油脂1.9、調味料2.6
→ 食用油0.0、マーガリン9.6
→ 食塩-1.0、しょう油0.2、みそ-0.4、砂糖-1.1、酢-0.1、ソース-2.0、ケチャップ-1.5、マヨネーズ14.5、ドレッシング11.8、ジャム7.6、カレールウ5.2、即席スープ-0.7、風味調味料7.4、ふりかけ-0.5、液体調味料-0.6、中華合わせ調味料1.2、パスタソース8.7
菓子類 :-0.1:
→ ようかん-0.3、まんじゅう2.3、だいふく餅2.7、カステラ-0.9、ケーキ-1.3、ゼリー0.4、プリン2.2、シュークリーム0.8、せんべい0.4、ビスケット-1.6、ポテトチップス-5.0、あめ-0.7、チョコレート0.1、アイスクリーム0.4、落花生1.5、チューインガム0.3
調理食品:1.7:
・主食的調理食品1.0 、他の調理食品2.1
→ すし(弁当)3.4、弁当0.0、おにぎり0.3、調理パン-2.3、冷凍調理ピラフ4.4、調理パスタ-4.1
→ うなぎかば焼き8.5、サラダ0.8、コロッケ0.5、豚カツ0.8、からあげ1.0、ぎょうざ0.8、やきとり0.0、冷凍調理コロッケ1.2、冷凍調理ハンバーグ1.4、調理カレー1.4、混ぜごはんのもと2.5、煮豆-0.5、焼き魚 5.4、きんぴら1.5
飲料:-0.1:
・茶類-0.9、コーヒー・ココア3.3、他の飲料 -0.9
→ 緑茶-0.6、紅茶2.5、茶飲料-1.9
→ インスタントコーヒー-0.3、コーヒー豆-0.1、コーヒー飲料7.2
→ 果実ジュース-0.3、果汁入り飲料-0.7、野菜ジュース0.1、炭酸飲料-0.8、乳酸菌飲料A-0.6、乳酸菌飲料B0.0、ミネラルウォーター-5.8、スポーツドリンク-0.4
酒類 :-0.6:
→ 清酒1.1、焼ちゅう-0.8、ビール-0.7、発泡酒-1.0、ウイスキー-1.6、ワイン2.3、ワイン(輸入品)0.5、チューハイ-2.8、ビール風アルコール飲料-2.2
参考:外食 0.9:
・一般外食 0.9 、学校給食 0.4
→ うどん0.3、中華そば0.5、*沖縄そば0.0、スパゲッティ(外食)0.5、すしA2.1、すしB0.0、親子どんぶり0.5、天どん0.3、カレーライス0.4、牛どん-9.7、フライ0.2、フライドチキン1.1、ぎょうざ(外食)0.1、ハンバーグ0.5、焼肉0.3、お子様ランチ-0.7、ハンバーガー16.3、サンドイッチ0.2、ピザパイ0.0、ドーナツ3.9、コーヒー0.1、ビール(外食)0.2
→ 学校給食(小学校低)0.4、学校給食(小学校高)0.4、学校給食(中学校)0.3
PI研のコメント:
・CPI(消費者物価指数)、2014年3月度、消費増税直前の数値です。結果は全体が1.6%、食料(外食を含む)は2.4%となりました。政府、日銀が目標としている2.0%には全体はまだ届かないものの、食料はクリアー、2.4%増となりました。食料以外では光熱・水道6.3%、諸雑費2.9%のみが2.0%を超えたのみであり、それ以外はまだデフレ気味の数値といえます。 特に、住居-0.3、保健医療-0.4はマイナスであり、全体はまだ厳しい状況にあるといえます。その中で食料ですが、魚介類9.1%、肉類5.0%、乳卵類4.0%、野菜・海藻5.4%、果物5.9%、油脂・調味料2.5%が2.0%を超えた部門です。特に生鮮食品が全体的に高いといえます。こう見ると、CPI、2.0%を超えるには、全体の底上げが必須といえ、依然として厳しい状況にあるといえます。来月、4月は消費増税後はじめての月となりますが、全体をどこまで押し上げるか、その結果に注目です。
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